「ワイルドスピード アイスブレイク」のデッカード・ショウがすっかり気に入って、今さらながら過去作を見たりしている。初登場の頃のホブスってまだ今ほど人間やめてないなあ!
本日は、アメリカで出たブルーレイについて&ショウファミリーについて語ってみる。
アイスブレイクのネタバレあり。訳は適当なのであまり真に受けないでね。
続きを読む
巷で噂の「聖剣無双」に、我が愛しのリトルフィンガー(の中の人、エイダン・ギレン)が出演していると知って、ダッシュで見に行ってきた。
このブログでもかつて何度か書いた気がするが、およそ「感想」と呼ばれるものはすべて、対象を通して自己を語るものである。作品は自分を映す鏡であり、それを見て何を感じるかは、それまでの自分の人生、触れてきた作品、読んできたもの、それらによって得られた知識と教養によって左右される。感想を書く行為はすべて自己紹介だ。
という前提に立つと、この映画の感想を書くことはひどくリスキーだ。
「キング・アーサー」、これは性的嗜好の缶詰というか煮凝りというか茶碗蒸しというか(そんな上品なものじゃないな)、とにかくそういうモノなので、反応してしまった部分はそのまま自分の嗜好の吐露となってしまう。
まあいいか。今さらだよね。
以下、ネタバレを含む感想。
続きを読む
「刻のジレンマ」クリア!
そして一連の ZERO ESCAPE シリーズを全部クリア! とても楽しませてもらった。
「9時間9人9の扉」「善人シボウデス」のダブルパックをきっかけにシリーズをプレイし始め、「刻のジレンマ」まで約1か月でクリアしてしまった。
ネタバレ感想の前にシリーズの出来を比較しておくと、
ゲームとしての洗練度:刻ジレ>善デス>999
クリア時の興奮度:999>善デス>刻ジレ
謎解きの楽しさ(わたしの趣味に基づく):刻ジレ>善デス>999
シナリオの面白さ:善デス>999>刻ジレ
不満点:999>刻ジレ>善デス
グロ度:刻ジレ>>>>>>>>>>>>>>>>>善デス≒999
という感じ。
総じてプレイして楽しかったし、いろいろとここでしか味わえない体験をすることができた。システム的な粗や根本的なゲームデザインにおける粗もあるものの、プレイしてよかったと思える。
これからやる人向けに一言書くならば、
シリーズは最初からプレイすべし。999を買ったら刻ジレまでやりたくなるものと心せよ。ただし刻ジレのみグロ度が段違いに高い(絞殺死体のアップ、動脈からの出血描写、溶けた死体描写など)ので、グロ苦手な人は注意が必要だ。
この点についてはもう少し配慮が必要だったのではないかと思う。999、善デスも流血描写はあったが、あれくらいまでが許容範囲というプレイヤーには刻ジレはきつかったのではなかろうか。シリーズの統一感という意味でも、グロ度は揃えた方が親切な気がする。
以下はネタバレ感想。クリア後の閲覧を推奨。
続きを読む
「ファーゴ」S2がハラハラドキドキでとても面白かった。
もちろんこれは「ファーゴ」なので、単なるハラハラドキドキだけではなく、狂いに狂った世界観、徐々に狂っていく人々、徹底的にかみあわない歯車、そしてその狂った世界の中でほんのり救われる気持ちになる優しい家族が登場する。
このドラマを見る動機は「怖いもの見たさ」である。人間の狂気を煮詰めたものを浴びるように飲むのに近いものがある。怖いが、見たい。そんな悪趣味な人の希望を丁寧に丁寧に叶えてくれるのが「ファーゴ」シリーズだ。
S2はS1の過去話である。1979年が舞台だとか。ロナルド・レーガンのような実在の人物がちょいちょい出てくる。
で、S1でやたらとアピールされていたルーの過去の事件がメイン。S1でダイナーを経営する老ルーはすごく渋かっこよかったが、S2の若ルーがこれまたかっこいい。なおかつルーの義理の父親ハンクが、S1の老ルーを思わせる渋かっこよさで、たまらない魅力を醸し出している。S1のルーが好きだった人は、二重の意味で絶対に見るべき。そしてS2を見終えると、S1を見直したくなる。素晴らしい構成だ。
以下はネタバレあり感想。このドラマもネタバレしない状態で見た方が面白いと思われるが、ネタバレだけ見てもいったい何を言っているかわからない気もする。それくらい「ファーゴ」は狂ったドラマだし、その狂いっぷりを楽しむ作品だ。
続きを読む
突然だが、わたしの住む町には4DXの映画を見られる施設がない(というかそもそも映画館が遠い)。4DXは楽しいらしいと話には聞いていたものの、これまで試す機会がなかった。
が、ついにゴールデンウィークに初体験してきた。ワイルドスピードの最新作で。
なにこれ楽しい。
あまりに楽しかったので感想を書き残したい。
なお「ワイルドスピード アイスブレイク Fast and Furious 8」のネタバレが含まれるが、このシリーズはネタバレされたからといって面白味が激減する類いの話ではない。こんなことを言うとファンに殴られそうだが、緻密に張り巡らされた伏線とかはレンチで叩きのめす勢いで、ストーリーとか特に把握してなくても圧倒的物量で楽しまされてしまう映画だ。
このブログで過去に扱ってきた作品と正反対をいく方向性かに思えたが、「トップギア」「グランドツアー」関連記事を大量に書いている時点で、わたしも本来こっち側の人間であることは自明の理である。
とはいえ新鮮な気持ちで映画を見に行きたい人には向かない記事なので、そういう方は映画を見たあとでまたおこしください。
続きを読む