なぜ面白いのか

見たもの触れたものを保存しておく場所。映画、ドラマ、ゲーム、書籍の感想や考察。

バディもの好き大歓喜「ヴェノム」感想

映画「ヴェノム」を見に行ってきた!

前評判ですでに、どうやらダークヒーローものというよりはバディものとして楽しめそうだという腹づもりでいたわけだが、思った以上にがっつりバディものだった!

ひとまず初見でのネタバレ感想メモ。一度見たきりなので覚え違いもあるかもしれないが、熱いうちでないと書けない感想もあるってことで!

 

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アベラマ・ゴールドと行くバーミンガムの森「ピーキーブラインダーズ」S4感想

さあいよいよ! 「ピーキーブラインダーズ」を見始めた当初の目的、アベラマ・ゴールドが登場するシリーズ4に到達!

ジプシーの暗殺者で金にうるさい危険人物だということは知っていたものの、蓋を開けてみたらとんでもない萌えキャラで10回くらい心臓が止まりそうになった。視聴中にこんなにも休憩を要したのは「シャンハイナイト」以来だぜ……。

そんなわけで以下はやや正気を失ったネタバレ感想。

S1感想はこちらからどうぞ

 

 

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ロシアより弾をこめて「ピーキーブラインダーズ」S3感想

ここのところの長距離移動で、ピーキーS3を一気見した。

S3はすごくスリリングで面白かった。

全体の感想を一言で表すならば、おそろしあ……である。

キリアン・マーフィーは相変わらず美しく、あの瞳の蒼を撮るのにBBCの撮影陣が総力をあげていることが窺える。

最初の頃はなんだこの話し方……と思っていたバーミンガム訛りも、今ではめちゃくちゃセクシーに聞こえるようになったので、慣れ&画面のかっこよさって大事だなと思っていたりする。

昔からイギリスの文学・映像作品においてバーミンガム訛りは馬鹿にされがちなポジションという印象があったのだが、ひょっとして現地でもこのドラマの影響でバーミンガム訛り=セクシーというイメージになったりしてない? 真似したくなるかっこよさがあると思うんだ。

エイダン・ギレン登場前にもうどっぷりこの世界に首まで浸かっている状態なわけだが、S3ネタバレ感想いってみよう。

 

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トミーと最後に結ばれるのは…?「ピーキーブラインダーズ」S2感想

ピーキーブラインダーズ」、S2は「目標」を序盤に見せておいてそれを最後まで引っ張るという構成で、1よりも全体が構造的な話だった。最後に待つであろう何かしらの悲劇のために全体がうまく作られているという印象。そして相変わらず喜劇と悲劇のバランスが良い。新キャラも軒並みいい感じで好印象。

というわけで、以下はネタバレ感想。例によって視聴中のメモを振り返りながら書いてみたい。

S1感想はこちらからどうぞ

 

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エイダン・ギレンはなぜハイネック役を引き受けたか「プロジェクトブルーブック」インタビュー翻訳

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https://twitter.com/HistoryBlueBook/status/1048270545828139008

新ドラマ「プロジェクトブルーブック」のプレミアが2019年1月8日に決まったらしい!

Project Blue Book starring Game of Thrones' Aidan Gillen premiere date revealed | EW.com

日本でどこが配信するかはまだ不明だが、いずれにせよ円盤は半年以内には出るだろう。楽しみでならない。

 

www.youtube.com

新トレーラーも素敵。マイケル・クイン大尉の「この人やるじゃん、でも素直に従ってくれそうにないな」という顔がたまらない。

このドラマについて、主演のエイダン・ギレンはすでに各地のコミコンでさまざまなインタビューを受けている。今日はその中から2018年7月18日に公開された、最初のトレイラーを紹介するエンターテイメントウィークリーさんの記事を訳してみる。

例によって正確さは宇宙に放り投げて、ばっさばっさと文を切りながら訳していくので元記事もご参照ください。

ew.com

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競い合う蒼の美「ピーキーブラインダーズ」S1感想

前から見たい見たいと思っていた(おもにエイダン・ギレン的理由で)ピーキーブラインダーズをとうとう見始めた。

BBCの映像美がすごい方向に特化して襲ってくるすごいドラマだった。

ギレンさんが出てくるのはS4からなのでまだ先だが、せっかく感想をメモしておいたのでS1分を振り返りながらまとめてみたい。

ネタバレ全開につき注意。

 

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【追記】「汚い大人」の成し遂げた悪「レイジングループ」キャラ語り

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各所で良作と名高い「レイジングループ」、とうとうわたしもプレイしてみた。

確かに評判通り、システムとシナリオががっちりかみ合った面白いゲームだった。

主人公(画像下の人)に大変好感が持てる上に、彼がサクサク話を進めてくれるのでプレイヤーもストレスがない。京極堂か桑原崇っぽいな~とか戯言使いのいーちゃんをソフトにした感じだな~とか思ったが、要するに90年代から連なる日本のサブカル文化の文脈上のあのへんにある伝統芸能のひとつに位置するものとみていいと思う。そういうのにがっつり浸かってきた自分が、それでもがっつり楽しめたのだから確かに良作。

もしあのあたりが未履修な人がプレイすると、きっとかなり刺激的だろうと思われる。迷ってないですぐやろう!

以下はネタバレを含むキャラ語り。キャラが多いので主人公+ヒロイン勢のみで!

 

 

 

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