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映画

白い「ノート」をどう読むか? "The Note" 感想

ここ数日、一部のエイダン・ギレンファンの間で「ザ・ノート」というショートフィルムが話題である。 2013年に公開されたアイルランド映画で、全部で20分余りの短い作品だ。 セリフは少なく、美しい音楽と映像と、ギレンさんの繊細な表情の変化で彩られてお…

極上のカーポルノ&ミュージックビデオ「ベイビードライバー」感想

「ベイビードライバー」を見てきた。 先日「スパイダーマンホームカミング」の前座?として流れたプロモ映像に度肝を抜かれ、わくわくしながら見に行ったところ、思った以上にフェチ心をガンガン突かれる映画だった。 なるべくネタバレせずに感想を書いてみ…

デッカード・ショウとその家族「ワイルドスピード」キャラ語り

「ワイルドスピード アイスブレイク」のデッカード・ショウがすっかり気に入って、今さらながら過去作を見たりしている。初登場の頃のホブスってまだ今ほど人間やめてないなあ! 本日は、アメリカで出たブルーレイについて&ショウファミリーについて語って…

聖剣無双で自らの性癖と向き合う「キング・アーサー」感想

巷で噂の「聖剣無双」に、我が愛しのリトルフィンガー(の中の人、エイダン・ギレン)が出演していると知って、ダッシュで見に行ってきた。 このブログでもかつて何度か書いた気がするが、およそ「感想」と呼ばれるものはすべて、対象を通して自己を語るもの…

ハイスピード子守アクションを堪能「ワイルドスピード アイスブレイク」感想

突然だが、わたしの住む町には4DXの映画を見られる施設がない(というかそもそも映画館が遠い)。4DXは楽しいらしいと話には聞いていたものの、これまで試す機会がなかった。 が、ついにゴールデンウィークに初体験してきた。ワイルドスピードの最新作で。 …

曲線と非対称性「塔の上のラプンツェル」アートブック感想

先日買ったディズニー版「塔の上のラプンツェル」のアートブック(The Art of 塔の上のラプンツェル)が素晴らしかったので、それについて書き残しておきたい。 結論から言うと、映画ファンはもちろん、絵やデザインを学んでいる人、携わっている人みんなに…

人が世界に触れるとき「鑑定士と顔のない依頼人」感想

ジャンル名を言うことがネタバレになる作品がある。どういう傾向の作品なのか知らない方が楽しめる作品はたくさんある。 この映画はそんな作品だった。 レンタルで映画を見る場合、置いてある棚の並びから作品の傾向がわかってしまう。 最近「おすすめ映画」…

バンクシーと新垣隆「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」感想2

【前回までのあらすじ】 新垣隆新作交響曲発表ときいて、バンクシー監督の映画を引っ張り出してきた。 前回の記事を書いてから、「芸術」と「芸術家」とその「受容者」についてもう少しいろいろ考えてみた。 この映画を見ることでわたしの中の三者の関係のイ…

バンクシーと新垣隆「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」感想

話は2014年2月にさかのぼる。 その日わたしは、ニコニコ生放送で新垣隆さんの記者会見を見ていた。 いわゆる「ゴーストライター問題」発覚の日である。 わたしにとって交響曲第一番「HIROSHIMA」はとても思い出深い曲だ。 わたしはあの曲が大好きだったし、…

A面からB面へ、「ガラハド」は歌い続ける「キングスマン」感想

わたしは「この作品を見よう」と決めたら、トレイラーの類を一切遮断するタイプの人間だ。 映画もドラマもゲームも同じである。 時として「それがどんなジャンルの作品か」という話題自体がネタバレになってしまう作品がある。「どんなキャラクターが登場す…