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「グランドツアー」台本担当リチャード・ポーターによる1-2舞台裏解説

前回までのあらすじ】

ジェレミー死亡。ジェームズ死亡。リチャード死亡。えにうぇい!

 

前回の予告通り、本日は「グランドツアー」スクリプトエディターの、すにふ氏ことリチャード・ポーターさんの2話解説をまとめていこう。訳は適当なのであまり真に受けないでね!

ポーターさんについて知らない方は、まず初回の解説からどうぞ。

以下は最初から最後まで1-2のネタバレなので、本編を見てから続きをどうぞ!

 

 

始まるよー!

「あと5分でグランドツアー2話のライブツイートが始まるよ。ツイッターを閉じるなら今のうち」

その放送できない誤字(?)定着したのか。

「それじゃいってみよう! グランドツアー、エピソード2…」

 

「これが最初のスタジオ収録だったんだ。番組冒頭で本日のメニューを流してる。これ、この後の収録ではなくなるんだよ」

テントでの最初の収録は7月、ヨハネスブルクでのことだった。その次のカリフォルニアでの収録が9月だから、その2か月でさらなる改善を重ねたのだろう。

トップギア」時代には冒頭で本日のメニューを流していたものだったが、あれもなくなるということか。

「※このような特に興味をひきそうにない詳細に関してご質問があれば承ります」

リプライ欄で「いいぞもっとやれ」と言われている。

 

「番組の最初のシーンを "Have I Got News For You" (BBC1でやっているニュースバラエティ番組)風に作ろうっていうアイデアがあったんだ。その後忘れてたんだけどね」

「でも今日会議をして、そのことを思い出したんだよね。また別の番組でそのネタをやるかも」

いい加減やな!

「僕らはただ集まってるだけじゃない、恐るべき組織なんだ」

 

アストンマーティン ヴァルカンレビュー

「あのマイク、ジャネット・ジャクソンからもらったんだ。たぶんね。あれマドンナからだけ? 忘れちゃった」

お前は何を言っているんだ。

しかし確かにヴァルカンのエンジン音はすごかった。近所で乗り回している人がいたら騒音で苦情が出そう。

 

(メカニックさんたちに調整してもらった後)

「あのヴァルカンは『スペア』っぽいのに気づくかな。アストンは用心深いね」

ジェレミー、ヴァルカンを壊したのか!

 

「ジェレミーは本当に技術的なことに向いてないと思う? そうだね、先週ジェレミーが僕のところに来て、僕のマックが使えないって言ったんだ。マックは『わかりにくい』から、だって」

「ジェレミーは、きちんとしたライターはPCを使うものだって思ってるんだよ。それについてはこのオフィスで長い議論になった。すっごく長い議論にね」

ジェームズもマック派だからすにふ側につくと見た。

 

「本当に Your Name Here のスポンサーになりたいって連絡してきた人がいて、僕たちは今週喜んでたよ」

 

カンバセーション・ストリート

「残念ながらテントのまわりにはゾウはいなかった。でもサルならいたよ」

「見て。サルだよ」

Invisible elephahnt と visible elephant の話が本当に好きだ。何度も見てしまう。

 

「ジェームズってオフィスがボルボのガレージに近いことを気に入ってると思うんだよね」

調べてみたら確かに番組製作オフィスとボルボのオフィス、徒歩2分である。

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ミリタリーチャレンジ

「ウィルマン氏(アンディP)と僕は左利きなんだ。ジェレミーはいつも僕らのことを『左利き運転(left hand = 不器用の意味がある)』ってバカにするんだよ。でも彼は左撃ちだって判明したね。ふむむ」

「僕はジェレミーが左撃ちだって知らなかった。オフィスに銃を持ってくることはないからね。大抵の場合は」

あの左利き発言には驚かされたが、長年のスタッフにも驚きだったようだ。

そしてジェレミーたちが降り立った建物にかかっていたあの看板だが。

「Shock & Awe っていうのは地元の弁護士の会社名だよ」

そんなわけあるか!

 

「待って、みんなオタクだからあれはルノーじゃない、ダチアダスターだって言うよね。あれはヨルダンではルノーダスターとして売られてるんだ。僕はキメ顔でそういった」

「今気づいたんだけど 'to be continued' の『…』が逆についてるやん」

見直して爆笑した。「…to be continued」になってる!

 

テントに戻る

「このトークは少し脱線したんだ。とあるプログレバンドに同名の人がいたせいで、ジェレミーが混乱したもので」

メルセデスC9のレプリカを作ったヨハン・アッカーマンさんのこと。オランダのバンド「フォーカス」のギタリスト、ヤン・アッカーマンのことだろうか。ちなみに Johan はドイツ語読みで「ヨーハン」、オランダ語読みで「ヤン」、英語だと John「ジョン」になる。

 

プログレ一覧のトップに居続けるには戦い続けなくてはならない」

GT公式「ウィキペディアの全ページにそれを載せるべき。やっといて」

ジェレミーたちがプログレ大好きなのは有名な話だが、スタッフ一同お好きなようで。

どんだけプログレの話ひっぱるんだよ! 全然わからんぞ!

 

 「僕たち、ホテルでジェームズがスピン会場から戻ってくるのを待ってたんだ。彼は焼けたゴムの臭いがしたよ」

J#`・ω・) <だろうね

「ホテルのバーで、ドラッグレース会場のスタートラインみたいな臭いの男と一緒にビールを飲むのってかなりヤバい」

 

ミリタリーチャレンジに戻る

「ジェレミーは息が切れた演技をしてるのかな? 先週ナッシュヴィルで散歩してたとき、ジェレミーは20メートルも行かないうちに『歩くの嫌い』って言い出したよ」

トップギア時代も「走らないのがポリシー」的なことを言っていたし。

「これって実はクイーンじゃない気がしてきた」

知ってた。

 

「この回のためにX線的なものを書いてたとき、アメリカ人ならひっかかるかもしれないって思ってた。ごめんね」

「このアイデアについて話し合ったとき、このシリーズでいちばん狂った話だと思ったよ。今ではお気に入りの一つだけどね」

 

「以上、グランドツアーエピソード2でした。スクリプトエディターのおしゃべりでお送りしました」

「エピソード3は来週の金曜に公開されるけど、そのときはスコットランドで収録してるんだよね。でもどこかでライブツイートできるかも」

これは "And on that bombshell" のかわりにしめの挨拶に使うセリフの改変かな。

公式からもお褒めの言葉が。もうつづりはそれでいいよ。

このシーン、ジェームズがクラシック音楽を聞きに行きましたみたいな拍手してるのが好きだ。

 

というわけで、今回のポーターさんの解説も終わり。ひょっとしてこのまま12話分解説するつもりだろうか? 裏話を聞けるのは楽しいのでどんどんやってほしい。

 

おまけ

2話撮影当時のツイートをあさっていたらこんなのが出てきた。

 

(`゚Д゚) <ジェームズのアイデア。歯を飛ばして敵を怖がらせる

確かに怖いけどさ!!

 

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