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モロッコへ行こう(ディーゼルシロッコではない)「グランドツアー」1-5感想

「グランドツアー」5話公開! 今回、テントはロッテルダムの港へ。

 

今回は特にわたしのお気に入りジェームズ・メイが輝いており、見どころの多い回だった。

そしていつもに増して字幕がマイルドな回だった。とはいえ「三人の英国人が週末にオランダに来て、娼婦にゲロをかけないのは初めて」なんて字幕を出すのがいいかどうかは議論の余地があるかもしれない。

以下、本編のネタバレ感想。

 

 

今回はジェームズの見どころをあげてみる。

ジェームズ・メイ、グミを食べる

あのグミ(?)は何なの? グミなの? チョコなの? 途中で牛乳かけてなかった?

(あの牛乳をかけているときのジェームズの J`・o・)? な顔が最高なのでもう一度見直してほしい)

ジェームズの駄菓子好きは知っていたが、あのグミが何なのかわからない。「オランダ グミ」で調べてもリコリスしか出てこない。

このときのチョコも気になっている。ジェームズは興奮するとナースを呼びがち(TGでも言っていたものである)。

 

ジェームズ・メイ、ドラッグレースを仕掛ける

ジェームズ史上稀に見ることではないかと思うのだが、彼がジェレミードラッグレースを挑み、勝利した。ジェームズファンは一様に驚愕したのではないだろうか。今日という記念すべき日を心に刻んでおこう。12月16日はジェームズ・メイのドラッグレース記念日。

 

ジェームズ・メイとティーポットカバー

J`・ω・) <君(ジェレミー)がデパートのキッチン用品売り場に行って…

J`・ω・) <ティーポットカバーをかぶらなかったとき…(が死に時である)

「バカなことをやらなくなったら死に時」という話のたとえが素晴らしかった。なんというか、いかにもジェームズらしい。そしてジェレミーらしい。ああ、ジェレミーならかぶるんだろうな、あれを。そしてティーポットカバーをかぶろうとしないわたしたちは、つまらない大人になってしまったんだ…(感傷的になっている)

 

 ↑ティーポットカバーの例。ティーポットにかぶせて、ポットに残ったお茶を冷まさないようにする。

 

ジェームズ・メイ、ボードゲームに興じる

あの「バトルシップ」ゲームは、ジェームズが以前はまっていたアプリゲームっぽい。というか今やっと、このゲームのルールを理解した。

バトルシップ感想俳句なので haiku ではなく sunku らしい。

 

ジェームズ・メイのふしぎなおどり

トップギア」中期にしばしば披露していた勝利のダンスを久しぶりに見ることができた。ジェームズファン大歓喜

J`・ω・) <DADA DA DADA DADA DA DADA♪

「あんなにハッピーなジェームズを見るのは初めて」という海外勢の感想も納得である。やはり自分の得意分野でリチャードを負かしたのが嬉しかったのだろうか。

あのダンスのとき一瞬映る、ターコイズブルーの靴がまた笑える。ジェームズ最近その色好きね…。

 

ジェームズ・メイ、拘束具を畳む

ジェレミーにとってオランダという国はアダルトグッズ天国なのだろうか。ジェレミーは若い頃、アムステルダムアダルトグッズ店を取材したことがある。「グランドツアー」がロッテルダムに行くと聞いて「あのときのネタをまたやるかも」と笑っていたのだが、まさか本当にやるなんて。

ジェレミーとリチャードがグッズのトークで盛り上がっている横で、どうやって使うのかもよくわからない拘束具(?)を丁寧に畳んでいるジェームズが笑える。

そういえば今回はV8空気ポンプやベトナムSPで誂えたジャケットが登場した。どこまでならBBCに訴えられないか法律家に相談したそうだが、毎回じわじわと攻めてくるのが面白い。いいぞもっとやれ。

 

ジェームズ・メイ、牛にごあいさつ

J`・ω・) <Hello.

これまで「トップギア」「まんらぼ」などの番組で、犬、猫、年頃の女の子、うさぎなどに繰り出してきたこのあいさつを、モロッコの地で牛に披露した。

結果はいつも通り、牛にも逃げられてしまった。かわいそうなジェームズ。

でもロバには触らせてもらえたらしい。よかったね。

(番組中では嫌がられていたが…)

 

しかしあの計量のくだり、どこまでが台本だったのだろうか。

牛ポルノといい、マツダロードスターがスタックするのといい、計算してやるのはなかなか難しいような。

 

ジェームズ・メイ、ゲームオブスローンズの舞台を走る

このシーンを楽しみにしていたわけだが、意外とあっさりだった。しかしさすがドラマ用のロケ地、ここでの撮影はアングルも凝っていて、素人のわたしにとっても見応えがあった。54'21のところからの数秒なんて、カメラの動きにびっくりした。

カリーシのことを思い出して運転に集中できないジェレミー、ジョラー・モーモント化してるなと思ったが、よく考えたらあんなシーンを俺たちのジョラーさんに見られたらジョラーさんが剣持って殺しに来るぞ!

 

オランダという国

「グランドツアー」のおかげで毎回、世界各国の政治経済について(どうでもいいことを)学べるのだが、オランダという国について学んだことといえば、

・国民の平均身長が世界一

・謎のお菓子がある

・娼婦がいる

アダルトグッズ店がある

・カワウソが絶滅寸前

・リスのために橋を作ったが、2年間でのべ5匹しか使用実績がない

・パトカーがポルシェ

・警察にマウンテンバイク部隊がいる

以上

である。もっといいところも紹介して!(しかし南アフリカよりはマシか)

 

ジェレミーの名言

カンバセーションストリートでアルファの話をしようとしては遮られてきたジェレミーだが、そのアルファについて印象に残るセリフを口にしていた。

「(アルファを)言葉にすると批評になってしまうが、目にすると恋に落ちる

モータージャーナリストの仕事とは、という感じだが、それでもこの言葉の意味はわかる。批評とは、どんなに言葉を尽くしたって対象そのものを超えることは不可能であるという、ある種の安心感があってこそ成り立つものだ。

ジェレミーのアルファに対する信頼感がよく伝わってくる言葉だった。

でもジェレミー、あのアルファをマジで買う人がいたらどうするの?

 

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