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走行給油もロマンである「グランドツアー」2-7感想

突然だがわたしは毎週金曜日、高速バスと電車を乗り継いだ先で仕事をしている。朝が早いため、グランドツアーの最新話が公開される時間にはもう現場である。そのため基本的に帰路のバスの中で視聴することになる。

つまり、毎週毎週、わたしはグランドツアーを見て噴きだすのを堪えなければならないという過酷な環境に置かれているのである。

で、今週の話。燃料補給企画を見てバスの中で噴いた。あれを耐えるのは、歴戦の我といえども無理だった。

WARNING!

グランドツアーを公共交通機関の中で見るのは危険だよ!(今さら)

以下はネタバレ感想。

 

 

 

オープニング

だいありーあ(下痢)は三人にとって色を表す単語。

"I don't like jump." は、ドイツ語にはジャ行 [] の音がない("j" はヤ行 [j] の音になる)ので、ドイツ人が英語の "j" を頑張って発音しようとすると "ch" っぽい音になってしまいがち……というネタだと思われる。

彼が "jump" を発音すると "chump" っぽくなるが、実際のところ彼は "chump" である。しかもグランドツアーにおいて "chump" といえば、三人とミスター・ウィルマンの作った W. Chump という番組制作会社(グランドツアーの最後に毎回クレジットが入る)。"I don't like 'Chump'." に聞こえたのがツボに入った……ということかな?

 

ランボルギーニ・ウラカン

以前ランボルギーニ・ウラカンをレビューしたのはトップギア時代(24-2)。とうとう今回、その「ハードコアモデル」 ペルフォルマンテのレビューである。

 

「ペルフォルマンテ Performante」は英訳すると "performing" である(google調べ)。リチャードのあやしいイタリア語が楽しい。

(゚∀゚) <えあろだいなみか・らんぼるぎーに・あてぃーヴぁ

略してALAである。

 

ところで途中で偶然にも登場したフェラーリ458スペチアーレだが、おそらくジェームズの私物である。番組に登場するのでは初めてではないだろうか。トップギアが打ち切りになり無職になったばかりの中年男性がフェラーリ458スペチアーレを買うことを、本人もずいぶんネタにしていたものである。日の目を見てよかったね!(日の目を見た途端にランボに負けてしまう458)

ジェームズがイタリア車に乗ると "AVANTI(前へ)!!" って叫ぶのが好きなんだ!

 

カンバセーションストリート

何なんだよあのアイキャッチは! リチャードは何を吐いたんだ!

(`゚Д゚) <君の口から出るものじゃ今のがいちばんマシだ

(゚∀゚) <HAHAHA... OUCH!

あー、酔っ払ってジェームズの膝の上に吐いたエピソードとかあったね。

 

J`・ω・) <あっりねーら・ふすあーりあ

イタリア語風の発音を頑張るジェームズ萌え。

 

ハンドブレーキターンで女性を口説く話もトップギアのニュースコーナーでやっていた。まだあの話を引っ張るのかよ!

J`・ω・) <「ドリフトスティック」より「ラブハンドル」がいい

直球すぎるからやめろ。なお「ラブハンドル」は英語のスラングらしい。意味はこちら。

ラブハンドルとは (ラブハンドルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

あとジェレミー、鳥ダンスがかわいすぎるから公式さんgifください。

 

狩りをしたことのある人があんなにいることに驚いた。イギリスではまだまだ娯楽としてあの文化は残っているようだ。

(`゚Д゚) <狩りって銃を持った飲み会だろ?

危険すぎるwwww

(゚∀゚) <エルダーフラワージュースを持ってきたら撃たれる

(゚∀゚) <郊外では狩りよりも青空セックスの方が盛んだよ

飛ばすリチャードと、ギリギリのラインを攻めていく字幕。がんばれ。

J`・ω・) <性的性質が未熟な人は歓迎

(゚∀゚) <大好きだよ

君らはもう少し成熟しろ。

 

給油チャレンジ

空中給油については聞いたことがあったが(ロマンである!)、走行給油ときたか……。この方向性のチャレンジはトップギア時代にもなかった気がする、と期待が高まった。

しかしこのふざけたデザインのマシンは……(何なんだよあの指は!)。

そしてアームは窓を突き破り、タンクの蓋はもげる。それでもなんとかオイルポンプを接続し、給油開始!(しかしとんでもなく長いコースだなあそこ)

(゚∀゚) <給油できてる! やった!

とリチャードが言うシーン、窓の向こうでジェームズが拍手して喜んでいてとてもかわいいのでもう一度見直してほしい。そしてその背後で無意味に壊れている窓が何とも言えずシュールである。

そこからの怒涛の展開に、わたしは噴いた。

J`・ω・) <oh, shit...

(゚∀゚)<oh, no...

\ドーン!/

テンポいいな、君たち。

 

曲芸師による給油も絵的にすごい。うまくいくかに思えたが、あっさりちゅどーん。冒頭でジェレミーが言っていた「リチャードが中国人を殺すシーン」とはこれのことか。

 

そして三番目の方法は……それは「停まらずに給油する」と言っていいのか? いや、確かに動きながら給油していることにはなるが……。あとコーヒーメーカーが大変なことになってるぞ。

前後両方から乗り降りできるようになっている点は素晴らしいと一瞬思ったが、確かに走行中にあそこから降りるのは難しい。

J`・ω・) <ハモンドは事故るタイプじゃない

番組史上、これ以上の白々しい台詞はあっただろうか? だがリチャード、ここは見事無事クリア。大歓声に包まれながら、

(゚∀゚) <世界を救った(どや顔)

である。

(゚∀゚) <必要な犠牲だった(棒)

である。

 

セレブリティフェイスオフ

ゲストが二人ともジェレミーよりでかい……だと……。格闘技界からのゲストはトップギア時代にもなかったはず。これは珍しい事態だ。

ビル・のコレクションリストがすごい。字幕ではかなり端折られていたが、実際にはもっと読み上げられていた。フォードサンダーバードとかキャデラックエスカレードとかもあがっていたはず。

今回のお二人も素晴らしい走りだった。ワイルドスピードつながりで、ロック様もゲストに来てくれないかなあ。

 

ランチア vs アウディ

イタリア式問題解決法はもっと評価されるべき……かもしれない。特に日本みたいな国では。

サン・リモを振り返るワルターの言葉がかっこよすぎる。

"Nobody can beat me."

きっと彼にとっても一生に何度も出会えるわけではない、会心の走りだったのだろう。言い切ったあとの控えめなどや顔がまたかっこいい。

全体的に主張の強めなBGMがかっこいいパートだった。ジェレミーランチアを運転するときの曲が素敵! そしてこのパート、地味にジェレミーが世界を回り、ラリー会場を実際に紹介している。景色の移り変わりが目まぐるしい!

ジェレミーランチア好きは、トップギア時代にも語られていた。トップギア14-3のランチア特集、今もう一度見直すのもいいかもしれない。

 

ところで、せっかくなのでわたしが2016年に二条城を訪れた際に撮影したランチアラリー037の写真を見てくれ。

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さらについでなので、このとき撮影したランチア・ハイエナの写真も見てくれ。

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いったいどういう経緯でこんな企画が通ったのかまったく不明だが、偶然にもわたしが二条城を訪れたタイミングでクラシックカーの展示会が行われていたのだった。そんなこと全然知らなかったからめちゃくちゃ驚いたし、むしろ二条城本体を見ていたときよりもテンションが上がって大騒ぎしながら写真を撮りまくったものである。

当時のイベント紹介記事はこちら。

response.jp

 

ssayu.hatenablog.com