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ドイツの科学力は世界一ィィィ「プロジェクトブルーブック」1-4感想

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のんびりペースで感想を書いていたら日本での放送にだいぶ遅れをとってしまった。

今日は前半の山場、4話の感想!

アメリカにおける宇宙開発の大ボスも出てきたし、予告通り宇宙人(???)も出てきたし、盛り上がって参りました!!

今回もここすきポイントを語るかたちで書いてみよう。

予告はこちら。

 

30秒でわかる4話まとめはこちら。

 

 

 

 

ペーパークリップ作戦

ここすきの前に、今回のタイトル「ペーパークリップ作戦 Operation Paperclip」は、今回の宇宙船?目撃事件とは直接関係がない。

これは第二次大戦直後、ドイツ人科学者をアメリカに亡命させるための作戦名。アメリカとしては優秀な人材をソ連にとられないようにしないといけなかったから、相当切羽詰まった作戦だったはず。

ヴェルナー・フォン・ブラウン博士はナチスV2ロケット開発に携わり、アメリカ亡命後はNASAの立ち上げの中核となり、アポロ計画を成功に導いた。アメリカ、ソ連の宇宙開発は両方ともドイツ人が中心にいたというのは有名な話だが、とりあえずアメリカ側の中心人物はがっつりナチス出身のお方。ナチスと戦ったクイン大尉にとっては面白くない話。

フォン・ブラウン博士はディズニーともたくさん仕事をしているみたいで、そのへんももうちょっと詳しく見てみたいところ(4話の中でもテレビ番組に直接出て語っているシーンがあったね!)。

 

手錠をかけられがちなエイダン・ギレン

ここすきポイントその1である。

ギレンさんの出演作を見ていると、結構な頻度で手錠をかけられている。「キング・アーサー」、「刑事トム・ソーン」、「ブリッツ」あたりの代表作ではばっちり逮捕されている。まあそれ以上に死にがちなんだけどね。博士は死なない(というか死ぬ時期が確定している)から安心!!

まさか素行のよさそうなハイネック博士まで手錠をかけられるとは予想しておらず、初見時は「またかよ!!」とつっこんでしまった。

しかし今回博士は殴られただけなのに、どうして大尉とまとめて手錠されてしまったのか。大尉がそうするように仕向けたのか、それとも本気で大尉を守ろうとして博士も手が出ちゃった?

あの「パリーン」のあとどうなったのか詳しく見せてくださいヒストリーさん。いやあの一発でノックアウトされちゃって、気づいたら手錠かけられてました……な博士もありえる。博士が倒れるのを見て、一瞬素で心配する大尉もいたはずだ。

www.instagram.com↑撮影中のおふたりの様子。

 

ブーヒェンヴァルト

やっぱりアメリカでも有名なのか……。

あれを大学生くらいの年齢で経験したクイン大尉、なるほど子供の前では詳しく語りたくないだろう。そして自分の教え子くらいの年齢の頃、大尉が何をしていたのかを知った博士が放っておけないのもわかる。

 

博士を巻き込む大尉

今回初めて、大尉が自分の作戦に博士を巻き込むことをよしとした。しかも仕事ではない形で。

これは大尉が博士のことを「単なる仕事上のパートナー」以上のものだと認めた第一歩だと思う。きっとずっとひとりだったのであろう大尉が他人(しかも民間人)を巻き込んでもいいと思えたのはものすごい変化だったはず。

きっとあの酒場を博士が探し当てた時点で心が決まったのだろう。この人なら巻き込んでもいいと。

そして次回は博士の方から大尉に一歩、歩み寄る。こんなふうにバディの関係が深まる様子をひとつずつ丁寧に描いてくれるシナリオ、ありがたい。ドラマならではだ。

↑UFO目撃者役の方の舞台裏写真。

 

↑便利そうなGIF画像。

 

免許とりたてでカーアクションにチャレンジ

確かこのシーンの撮影についてだったと思うのだが、ロケが始まって間もない頃、大尉が車を運転するシーンを撮ろうとして、マラーキーさんが「免許持ってない」と言いだす事態が発生。慌てて免許をとったらしい。ルーク・エヴァンスも「ワイルドスピード」の撮影に入ってから慌てて免許をとったらしいが、オーディション申込要項の中に「要普通免許」的な文言はないのか。ないんだろう。

ともかくこのシーンは免許とりたてか、もしくは無免許で(公道でないなら大丈夫なはずだ)頑張ったということだろう。免許とっていきなり乗るのがクラシックカーってかっこいいな!

あとエイダン・ギレン×クラシックカーって本当に似合うな! 「シャンハイナイト」ではさらに輪をかけてクラシックな車を運転していたけど、あれもかわいかった。もっといろんな車が見たいな~! 軍用車の荷台に積まれるエイダン・ギレンも大変よかったですね。

 

お茶目な顔の博士

1話の「僕も宇宙人かもね」な博士もかわいかったが、今回の酒場で大尉を探し当てたあとの博士の顔も何なの? 前後の知的な表情とのギャップで視聴者の心臓が止まるだろ! 健康によくない! いやもっとやれ!

 

ハイネック博士 vs フォン・ブラウン博士

やっぱりこの直接対決シーンは見ごたえがある。博士かっこいい……。

フォン・ブラウン博士の方もすごくかっこよくて、ハイネック博士といいライバル関係になりそうなので、S2以降もぜひ登場してほしい。NASAやらアポロ計画やらの話はもう少し先の時代だが、それまでもずっとアメリカの宇宙開発の中心人物だったのだから、出す機会はあるはずだ!

史実のフォン・ブラウンも顔がかっこよくてテレビ慣れした感じの人だったようだから、かっこいい役者さんを使ってかっこよく撮るのは正解だと思う。史実を調べるといろいろな背景を持った複雑な人物のようだし、もっとスポットが当たってほしいところだ。

それはそれとして、この技術はいったい何なの????

ドイツの科学力は世界一ィィィというやつなのか。

乗ってた人はどうなっちゃったの!?

いろいろと解決しないまま次週に続く!

 

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