赤組さん中心のキャラ語り、第2弾。
青獅子→黒鷲の順でプレイしたので青ルートのネタバレにも注意。
風花雪月最初の記事はこちら。
アッシュとペトラはどちらのルートがより幸せか
アッシュとペトラの結婚については前回の記事で語ったとおりなのだが、今日は一日中、このふたりは赤ルートと青ルートのどちらがより幸せなのかで考えこんでしまった。
青ルートのアッシュくんは、自分をひとりの学友として付き合ってくれたディミトリのために戦い、カトリーヌと対話を繰り返し、過去のわだかまりを捨てて結婚までした。ロナート卿の領地は彼が治め、立派に統治したという。とても幸せなエンディングだと思った。
でも赤ルートのアッシュくんは教会のことを信じられず、エーデルガルトにつく。
カトリーヌとの対話がなく、ディミトリにお菓子を買ってきてもらっていない（あの世界では支援が上がっていないので、諸々の支援イベントは起こっていないものとする）アッシュくんである、という前提ではあるが、やはり彼の中には教会へのわだかまりがあるのだ。
憎しみの連鎖を断って王国と教会のために戦い、貧しい人々が幸せに生きられるような領地運営をしたであろう青ルートのアッシュくんは確かにかっこよかったし、しみじみ天使だと思った。
でも教会を倒すために弓をとったアッシュくんを見てしまうとな……。あと「神に逆らったら全員死刑、勝つためには関係ない民の家も燃やしてOK」な教会のやり方を見てしまうとな……。教会を倒して養父と義兄の仇をとるアッシュくんにも納得感がある。
自分たちの手で殺した人々の遺族がたくさんいるであろう地元を統治するのと、ブリギットの騎士団長として女王のそばで暮らすのと、どっちが幸せかというと……難しい……。ロナート卿の領地を継いだアッシュくんはきっとよい統治者になって、いずれは地元民とのわだかまりもなくなるのだろうし、物語的には十分きれいな終わり方だと思うのだが……。
あれ、スタート画面から支援会話を再生すると、青ルートでのふたりの会話も再生できる！？（たぶん台詞に変化はないけど）
一方ペトラはというと、赤ルートだとエーデルガルトとともに教会をうち倒し、ブリギットに帰って帝国と対等な関係を築くことになる。彼女が戦うのは、戦後のブリギットの地位向上のためでもあった。
青ルートでは彼女をスカウトしなかったため、どうなるのか詳細は不明だが、彼女は青組のみんなと一緒に打倒帝国に燃えるのだろう。それもまたわかるのだ。
エーデルガルトとの信頼関係がない状態の彼女は、ただの人質としてあの場にいる。ブリギットは帝国に隷属した状態。これをどうにかするために帝国を倒し、ディミトリの治める王国と対等な関係を結ぶというシナリオ……になるのかな？
青ルートでふたりが結ばれた場合もアッシュくんがブリギットに行くのだと思われる（ペトラは女王さまなので、たぶんアッシュくんの領地に来るのではない気がする）。とすれば、父の仇を討つことができた（直接ではないとしても）彼女はすっきりした気持ちでブリギットに帰れるのではなかろうか。
というわけでなんかこう……アッシュくんは赤ルート、ペトラは青ルートの方が幸せな可能性に思い至ってしまって悶々としているのだった。
とりあえずもう一回青ルートやってペトラを引き抜こう……。今は金組さんルートを始めたところで、とりあえずこっちでもペトラを引き抜いた。アッシュくんは今回は見送り！
ベルナデッタとラファエル
これはなかなかアリな組み合わせ。
ベルちゃんは料理が得意だもんね！
最終的に彼女の引きこもりを克服させるとは、ラファエルの力、おそるべし。これがパワーカップルというやつか。「いきなりは無理でも一人ずつと話して慣らせばいい、オデが最初の一人になってやるから」はいい言葉。
ベルちゃんといえば青ルートで見たフェリクスとの支援もすごくかわいらしくて好きだったのだが、フェリクスはシルヴァンとペアエンドを迎えてしまったからな……。
しかしベルちゃん、父親の失脚に心からほっとしていて、本当に父親が嫌いだったんだな。ヴァーリ家の闇よ……。彼女が最終的に国政にまでうって出るようになれたなら、紆余曲折はあったものの父親の望んだ結末になったということかなあ。でももうその頃にはいないんだろうな、父親は。生きてたら商人の息子との結婚とか許しそうにない……と思ったけど、この体格のラファエルくん（ウォーマスター）が「お嬢さんをオデにください」と言ってきたら何も言えないかもしれない。
カスパルとドロテア
最終的にそうなったか～！ という組み合わせ。
平和な世の中になって、まだどちらも結婚していなかったら一緒になりましょうという話だったが、そうなったのか。
ドロテアにとっては肩肘張らず、背伸びもせず、嫌な気持ちにさせられることもなく付き合えるカスパルのような友達がそばにいてくれたことは、学生時代も戦争中も救いになっていたように思う。
実はドロテアはフェルディナントとの支援イベントが結構好きだったので、このまま結ばれてもいいかと思っていたのだが、彼女がカスパルの方を選んだなら仕方ないな。
カスパルはベレト先生との支援がいちばん印象に残っている。子供が危なかった「かもしれない」段階で不審者を死なせてしまった件、あれは難しい問題だよなあ。倫理の問題にしてもいいくらい。
5年間も考え続けて、結局軍を出る決意までするカスパルの真摯さと、そんな彼のことも上手に使ってこそだと受け止めるベレト先生の懐の深さよ。
あと、カスパルとベルちゃんが結婚しても、似たような展開でひきこもりを克服しそうな雰囲気だった。ふたりでいろんな景色を見てほしいな。
リンハルトとアネット
まさかの結末。
「君のためだけになら頑張ってもいい」というリンくんに、「自分で起きられない人とは結婚しない」と返したアネット。結婚してるやん！！ ふたりとも教師か。名物教師になっていそうだな！ アネットはハンネマン先生との支援でも教師への道を示唆されていたし、ギルベルトとの親子エンドでも教師になっていた。向いてるんだろうなあ。
リンくんはエーデルガルトに紋章学の研究職を創設してもらったようだが、そっちは蹴ったということなんだろうか。それともそっちと兼任？ わたしの世界線だと紋章の仕組みを解明したのはハンネマン先生なので、そのポジションはハンネマン先生のものになったのかも。
ベレト先生とリンくんのエンドも気になるのだが、まだ見ていない。散々先生の体目当てみたいな発言を繰り返してきたリンくんが最終的にどうなってしまうのか、そのうち見ておかなくてはなるまい。
メルセデスとイグナーツ
帝国とはあまり関係なく結ばれていたふたり。
でもイグナーツくん、その気持ちわかるよ……。メルセデスには女神の慈愛を見てしまうよね。わたしも前世では彼女と結婚したから……。
メルセデスも、フェルディナントとの支援イベントがお気に入りだった。彼に「自由」を与えられて断る彼女の強さは素敵だと思う。あれは惚れるしかないやろ、フェルディナント。
そういえば彼女とイエリッツァ先生、死神騎士との関係を知りたくて赤組さんに引き抜いたのに、結局わからないままだったな！？ どうなってるんだいったい。
同じく引き抜いたマヌエラ先生は、5年の間に死神騎士と再会して「あのときはすまんかった」と普通に謝られたらしいが、死神騎士のキャラがわからん！ あのお面の下は普通に人間なの？
あと現在3周目でイエリッツァ先生と再開したところ、今になってようやく、メルセデスと肌と髪の色が同じだと気づいた。やっぱりイエリッツァ先生ってメルセデスの生き別れた弟だったりしない？？？ 最初に思いついたときは年齢が違いすぎるかと思って却下したのだが、イエリッツァ先生の仮面の下は結構若い可能性もある。それにメルセデスは1年目で22歳。生徒たちの中では年齢が上の方だ。弟さんも十代後半なら先生に……うーん、ベレト先生でも若すぎると言われたくらいだしなあ。微妙。
ヒューベルトとフェルディナント
支援Aになっておいおいマジかよと目を疑ったふたり。そんなに仲良くなっちゃうの！？ しかし考えてみると太陽と月とでもいうべきこのふたり、キャラクターデザインの時点で対になるように作られてない？ 見た目も性能も対照的。そしてどちらも生き方の中心にエーデルガルトがいる。
帝国の双璧が、時にお茶とテフをともにするのを目撃したいものである。あと互いのいいところをお手紙に書いて送り合うのも見てみたいものである。
ヒューベルトとエーデルガルトの主従は大変好みだった。
この台詞は特にぐっときた。しかしここまで言っておきながら結婚相手はハンネマン先生。この世界のヒューベルトは、エーデルガルトへの気持ちを押し殺したままフェルディナントと穏やかに交友を深めることになったのかな。
ヒューベルトとシャミアさんの支援も好きだったので、ここが結婚してもいい気がする。前世でドゥドゥーと結婚したシャミアさんは王国の暗部を担う暗殺部隊を率いることになったようだが、ヒューベルトと結婚しても似たような未来が待っていそうだ。
というわけで、ペアエンドはこれで全部かな！
青組さんのときに比べて教会組がいない分、攻略は少し楽だった気がする。
ところでもしかして教会ルートではエーデルガルトとヒューベルトが離脱して、かわりに教会組が入るの……？ それも結構つらいものがある。
とにかく次は金組さんルートだ！ 先生との支援が上がっていないのはあとクロードくんだけ。彼の人となりをこれから知っていくのが楽しみ。
