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デスストでつながってみた「デスストランディング」感想・1

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ねんがんのデスストランディングをてにいれたぞ!

これをやるためにPS4を買ったと言っても過言ではない。

そしてわたしの購買理由のおよそ100%がマッツ・ミケルセンである。

ドラマ版ハンニバルが大好きでここでも感想を書きまくったものだが、今回のマッツは時間や社会にとらわれず幸福に空腹を満たすおじさんではない。いやわたしはまだ6時間くらいあの世界で迷子になっているだけなので、マッツがこの作品の中でどういうポジションのキャラなのかきちんと把握できていないのだが、たぶん違う。まだよくわからないが、チラチラと登場するのを見るたびにワクワクしている。

そんなわけで今日は、あの世界で6時間くらい迷子になったり崖から落ちたりトイレにこもったり鏡を見つめたりしたプレイヤーの、あんまり重要でもなさそうなネタバレを若干含む感想を書いてみる。

 

 

マッツ・ミケルセンには序盤から会える

わたしと同じくマッツ目当てでこのゲームを買う人は少なからずいると思うので先に書いておくと、マッツには序盤からお目にかかることができる。

難易度が不安で「せめてマッツが登場するシーンまではプレイしたい」という低い志で始めたのだが、序盤ですんなり顔を拝むことができて目標をあっさり達成した。

なお難易度については、今のところイージーモードで楽しく遊べている。ベリーイージーモードもあるので、不安な人はそっちで遊ぶといいと思う。難易度は途中でも変更可能なのもありがたい。

最初に登場したときはぼんやりとしかお顔が見えなかったのだが、何度かイベントで目にしているうちに映像がだんだん鮮明になってきた。

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うっめがね(死亡)

現在ここまで鮮明になってきたところ。

この人がいったいどういうキャラで、主人公のサムとどうかかわってくるのかはまだわからない。物語的にとても重要そうなポジションではあるのだが。

マッツを操作できる日はくるのだろうか。しかしわたしが操作すると、マッツが崖から転がり落ちることになり、自分の操作と解釈違いを起こしそうだ。

 

ノーマン・リーダスのファンにならざるをえない

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ゲーム開始後およそ6時間、ほとんどずっと彼を操作しているのだが、わたしはもうすっかりノーマン・リーダスのファンである。俺……デスストをクリアしたらノーマンの出演作をあさるんだ……。

とにかく彼の一挙手一投足が愛らしい。普段の深刻そうな表情と、鏡を覗いたときに見せるお茶目な表情のギャップがたまらん。モンスターエナジーを飲むときの仕草もかわいくて何度でも見たくなる。なんだかやたらとヌードシーンが多いのはどぎまぎする。なんでトイレシーンまでがっつり作ってあるんだ。どう反応したらいいんだ。

彼を愛らしく思ってしまう理由のひとつが、あの操作性にあることは間違いない。ノーマン演じるサムくんは、プレイヤーが何度も手を貸してあげないとすぐに転んでしまう。いや、サムが悪いんじゃない。サムに100kg近い荷物を背負わせて岩だらけの山道を歩かせるプレイヤー(とシナリオと世界観)のせいだ。わたしなら最初の100mで崖から落ちて死ぬ。

ともかく、サムを歩かせるのは手間がかかる。右によたよた左によたよた、場合によっては川に流されかかり、うまく立ち止まることができず岩壁に顔面からつっこむ。文字通り手取り足取り、彼を導かなくてはならない。これがなんというか、ほどよくサムに愛着を持たせることにつながっている気がする。手がかかる子ほどかわいいのだ。わたしがついてなくちゃ! と思わせてくれるのだ。

ゲームシステム上、サムは赤ちゃん(BBのこと)をあやす必要が出てくるのだが、はっきり言ってプレイヤーにとってはサムもBBも手がかかる子ほどかわいいという意味では似たような存在である。

脱いだときに見える、体じゅうに残る痣や痕は痛々しい。そりゃ連日100kg近い荷物を背負ってたら痣もできるよな。でもあの手形みたいなのは、もしかしてBTに触れられた痕なんだろうか。怖すぎる。

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こんな表情を見せられたらファンになるしかない

DOOMって何なのとか帰還者ってどういうことなのとか過去に何があったのとか、サムに関して疑問は尽きないのだが、そのへんはメインストーリーを進めていけば明らかになると期待している。フリー配達が楽しくてまだあまり進められていないのだが。

 

ニコラス・レフン監督!!

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デスストにはニコラス・レフン監督も出演している。

わたしにとってレフン監督といえば Drive の人である。ホットラインマイアミにドはまりしたわたしはもちろんこの映画も見た。監督ご本人の姿を見るのは今作が初めてなのだが、この方は演技もするのか。

ハートマンさんはちょこちょこ出てきてはいろいろアドバイスをくれる、サポート役の方。デスストランディング現象についていろいろ研究をしているらしい。ドキュメントから彼の書いたレポートをいろいろ読んでいるが、まだちんぷんかんぷんである。「ビーチ」を介して大容量高速通信を可能にするのが「カイラル通信」なんだな、なるほどね完全に理解した(全然わかってない)。

 

世界観

ポストアポカリプス的な世界観なんだなということ以外まだ何もわかっていない。

わたしはゲームを買うと決めたら公式トレイラーも含めて情報を一切遮断するので、最初に世界観を理解するまでに結構な時間を要した。というかまだちゃんとわかっているとはいいがたい。

開始数分後のわたしは「荷物を配達していいねをもらうゲームなんだね、どうぶつの森みたいなものかな」と思っていたが、そのさらに数分後、死体が爆発して都市が吹き飛んだのを見て全然違ったということがわかった。

いやしかし、ゲームデザインというかプレイヤーを前に進ませる動機づけみたいなのは、どうぶつの森と似ていなくもないと今も思う。他人のために何かをして、それで喜んでもらえたら嬉しいという根本思想は素敵だ。なお今のところどうぶつの森のような借金地獄システムはないのでこちらの方が良心的かもしれない。

で、世界観についてだが、デスストランディング現象によって人類の大半が滅び、それまで存在していた技術も失われた世界で、人類の再建のために立ち上がった組織と、その世界で生まれた特殊能力持ちの主人公が活躍する話ってことでいいのかな。

そんな世界で主人公がするのが、モンスターを倒すとかではなく荷物の配達というところが面白い。彼は単に物資を運ぶということではなく、人と人をつなぐという大切な使命を担っている。人間は孤立して存在することはできない。つながらなくては存続できない生き物だというのが、再建チームの主張である。

作中でのその理念と、世界中のプレイヤーと荷物や施設建築を通してつながることができるというゲームデザインはとてもマッチしている。ここがこのゲームのいちばんいいところかな、と遊びながら思った。「人とのつながり」をいろいろな形で感じることで、サムを通じて自分自身の世界が広がっていくのをなんとなく感じる。

「人とのつながり」は時にわずらわしいこともあるが、このゲームにはそのわずらわしさは感じない。みんなが好意で荷物を運び、荷物を託し、梯子をかけ、施設を建築し、それに感謝して使わせてもらう。わたしはほかのプレイヤーの足跡をたどり、誰かが自分の足跡をたどる。そんなふうに、あの世界の「ほかのポーターさん」の存在を感じながら、わたしは今日も荷物を背負って走るのだ。

崖下に大量の荷物が落ちていたのを見たときは笑ってしまったが、あれを落としたポーターさんは大丈夫だったのかな……。

 

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