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「プロジェクトブルーブック」2-8 その下にあるもの

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https://twitter.com/davideoleary/status/1237558916839378944

プロジェクトブルーブックももう8話。大詰めである。

このブログの記事を振り返るとS2制作発表は1-6放送後だったようだが、2-8終了現在、まだS3制作発表がない。博士も大尉も、ほかのみんなのこともS2でますます好きになったので、ぜひS3も作られてほしいところだ。

2-8ポッドキャストによれば、8話はもともとS2最終回として作られたエピソードだったらしい。つまりあのクリフハンガーからのS3に続く! というド外道展開を想定していたということになり、つまりS3もあると思っていいのかな。しかしそれだと8話よりさらに強い引きの最終回になったという予想もでき、どちらにせよ10話が楽しみであり怖くもある。

さて8話について。まずは予告!

今回のテーマ、ハンガー18の史実解説。

さらに詳しい解説。

メネルさんのインタビュー記事。

メネルさんがリアルハイネックに会ったときのことを話している。

 

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これは新しい番宣動画。

「あなたを幸せにするものは?」と聞かれて「食べ物、お日さま」と即答するエイダン・ギレン(51)かわいすぎないか。横で「睡眠……」と呟くマラーキーさん、ちゃんと休んでね。「音楽、家族、映画、動物」と続けたあと「引っかけ問題だったのでは……」と呟くのもすごくかわいい。
 
 
 
 

S1では8話 Abduction が「ボトルエピソード(ほかのエピソードに予算を回すために、少ない予算で作る回)」だったが、S2のボトルエピソードがこの回らしい。

以下、ネタバレログ&感想。

 

 

Pの実況&解説

こういう回想から入るエピソードはブルーブックでは初めてかな?

ブルーブック本部への差し入れはシャンパンじゃなくてルッペルトバーボンにしてくれよな!

また「存在しない人」かよ!!

ライトパターソン空軍基地の地下にあるというハンガー18。そこで地球外生命体やロズウェルから持ち替えられた破片やエイリアンの死体が研究されているというが……。

ロズウェルに落ちたものの破片がライトパターソンに送られたというのは史実みたい。

あのメタルチップは1-9で出たやつだ。

政府のUFOプログラム関係者からの内部告発が実際に何件もあったという。

ガーナーは誰の指示で動いてるのか? って話。

UFO追跡中に墜落死したパイロットは実際にいたらしい。しかし「金星を追跡していた」という発表はさすがに無理がないか。金星は肉眼ではどんなに頑張ってもそんなに大きく見えない。

バンクーバーの田舎の景色にCGでちょいちょいとモニュメントを描き足してDCに見せる技術。

飛行機の中のこのやりとり、泣きそうだったからね。

数年前のエイダン・ギレンがこんなセリフを言おうものなら裏切りフラグでしかなかったのに、博士のこの信用度よ。

スージーパートが話の本筋に絡んでくるとわくわくするな。

1950年代には喫煙は健康によいものとされていたので、みんな吸いまくりである。

ちなみに撮影時はハーブ(マラーキーさんいわく「そういうハーブじゃないよ!」)を詰めた偽煙草を吸っているので、キャストの健康への配慮はきちんと行われている模様。しかしまずいハーブをうまそうに吸わなければならない苦労がある上に、そのシーンを撮ると結局本物の煙草を吸いたくなるハイネクインの中の人たちであった(インタビューより)。

このふたりの間でS1での出来事がどのように処理されたのか気になるんだけど……。

大丈夫、そこはみんな覚えてるよ。

このドラマの「ロシアのスパイ」はちゃんとロシア語を話すからえらいよな。

あの壁越しのミミ/スージーのシーン撮影秘話。壁を取り払って撮影したらしい。あのシーンはすごく印象的だった。2-8の撮影がいちばん最後だったから可能だったとか。

そう! 8話は鏡の使い方がすごく印象的だった。やっぱりこのへん意図してやってるんだなあ。

CIAがハニトラを仕掛けたり自白のためにLSDを使ったりとかいう話を聞いても「でしょうね」としか思わないのだが、「オペレーションミッドナイトクライマックス」とかいう身もふたもないネーミングには「ふむ……」と言わざるを得ない。

それな! マクドノーさんが敬虔なクリスチャンであることは結構知られているから、重ねて見てしまう人が多そう。S2のハーディング、人間味が増してすごくいいキャラになったと思う。

ミミさんはフェイの鍵を使ってハーディングの部屋に入った。

水面下にあったものがついに浮上してきてしまった。

S2に入ってから毎回思うんだけど、ほんと大尉にバーボンを差し入れてあげて。

今回のクセニア・ソロは確かにすごかった。非情なスパイの顔と、ミミやクインへの気持ちと、置かれた状況への恐怖が混ざっていて。

スージー、このときにはもう覚悟を決めてたんだろうか……。

おくすりダメ絶対。

舞台が「冷戦期アメリカ」であることを考えると、このときのミミやクインの衝撃は我々が想像する以上だと思う。

もうちょっとだけ続くんじゃ……(既に瀕死の視聴者)

言われてみるとこの回は音楽の使われ方も独特だったような。

こんなご時世だからこそのセリフ……からの、

おいおいおいとんでもない大物が出てきたな!! 話し方が本物そっくりじゃない!?

史実でもUFO絡みのプロジェクトに関わっていたらしいケネディフェアチャイルドのもとになった人は実際には車爆破で死んでないみたい。

ケネディ役の人、前にもケネディ役をやったことがあるんだ!? そんなことってあるのか。背格好とかが似てるから……? ミッションインポシブルのフォールアウトは見たぞ。どのキャラをやってたんだろ。

CIA対ケネディになってしまうの?

ぐぐってみたら本当だった。ロバート・ゼメキスの手がけた映画の中に What Lies Beneath というタイトルの映画があったんだな。

ちなみにハイネクインのところに届いたあの「鍵」は、映画「未知との遭遇」に登場した5つの音のプレートを模したデザイン。

スージーの出番もこれで終わりではない。

これが休んでいられるか!! 早く9話をよこせ!

最後の2話は CRAZY らしいけど、どうなってしまうの。

あんまりなクリフハンガーだったら1年も待てないぞ。

今回の公式ポッドキャスト! 今回のゲストはバンクスの人と、制作スタッフかな。

いい写真……(しかしバンクーバーである)

今回の舞台裏! タイトルの意味とかを語っている。めちゃくちゃネタバレあり。

ハンガー18というライトパターソンの地下にあるものと、各キャラクター(特にスージー)が隠していたものがテーマになる回だから確かにぴったりなタイトルだ。

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CIAに頼まれて働いていた娼婦役の方の舞台裏。

というわけで8話はこんな感じ。

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8話の最初と最後をまとめた形。

 

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つらい……。今回の件でふたりの結束が強まってくれたらいいのだけど。

 

感想

すごい勢いで話が進み、見終わってしばらく茫然としてしまった。何がボトルエピソードだよ、めちゃくちゃ重要回じゃん! みんなこの後どうなってしまうの。S3あるよね? 頼むからあると言ってくれ。

もうとにかく、ハイネックは傷心のクインを抱きしめてあげて。クインが本当にかわいそう。きっとハンガー18に向かうより前に、元通りになったオフィスで大尉と一緒にバーボンを飲んで話を聞く夜があったはず。

大尉がいろんな意味でブロークンハートで……。軍人としてのプライドとか、スパイを暴く手腕への自信とか、いわゆる「失恋」だけではない、職業人としてのあり方を揺さぶられてしまった気がする。

さらに何もかもスージーに押しつけてしまったことへの罪悪感とか、結局ハイネックも共犯にしてしまったこととか、もう処理しきれなくない? こんなストレスを抱えていたら史実の大尉をなぞってしまいそうで……いや! そんな不吉な予想はやめよう!

クインが出ていったあとの、ため息をつくハイネックの表情に胸を撃ち抜かれた。こんなエイダン・ギレン、見たことない……。本当にクインのことを心配していて、一緒に心を痛めているのがわかる。ある意味でどんなセリフよりも、ハイネクインのこれまで築いてきた絆を示したシーンだったかもしれない。

何もかも背負うことになったスージーもつらすぎる。クインやミミのことを本当に大切に思っているのが、表情だけで語たられていた。つくづくいい脚本&いい女優さんに恵まれたと思えるシーンだった。

ハイネック家が殺人現場になってしまったわけだが、さすがのヒストリーチャンネル血痕とかひとつもないぜ。まるで「刑事コロンボ」のようなきれいな殺人現場。これなら息子くんが帰ってきても安心。これがHBOならハイネック家のキッチンは改築を迫られるレベルで血まみれだ

エヴァンがいよいよあやしい。ミミはあの書類の内容をエヴァンに教えたんだろうか? あと2話しかないが、エヴァンの正体が判明したりするだろうか。ここまで引っ張っておいて、本当にただのUFOナードでしたー! ってことはないと思うんだよな。エヴァンとダニエルがつながってたら……とか考えてしまうわけだけど、果たして。

ここにあとウィリアムも最終回までに絡んでくるはずなんだよね。どうやって収拾つけるんやこれ。ウィリアム大好きなので(顔が)(いやハイネックへの執着も好き)再登場にはとても期待している。

ハンガー18の扉を開けるシーンはエリア51の扉のシーンと対になるように意図して作ったものと思われる。

ハーディングが最後に持っていたLSD(たぶん)は、博士に使われるのか、それとも大尉に使われるのか。そこを期待してもいいんだろうか。

すでにあちこちで言われていることだが、ブルーブックはS2で明らかに脚本のレベル上がっている。S1のヒットで予算的制約が抑えられてできることが増えたのが大きいのだろうが、それにしても。続きものではなく一応1話完結の形をとっているドラマで、S1より2がここまで面白くなるのはそこそこ珍しいケースな気がする。脚本チームにも人が増えたとかそういうことだろうか。

わたしはエイダン・ギレンが出てくるだけで毎秒5億点加算してしまうちょろいファンで、どの回でもこんなエイダン・ギレンが見たかった! ありがとうありがとうと拝んでいるわけだが、そりゃドラマとして面白ければ面白いほど嬉しいし、その方がファンも増えて盛り上がるだろうし、ありがたい限りだ。今後も頼むよ! 

 

最近のエイダン・ギレン

最後にギレンさんの近況を。

ギレンさんが主演する舞台「フェイス・ヒーラー」がリハーサルに入ったらしい。

ギレンさんの話し方が落ち着いていて優しくて、ああダブリンにいるときのギレンさんだ……と思ってしまう。この作品と主人公フランク・ハーディについてギレンさんがどう語るのか、もっと見たい。

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上演するアビー・シアターにもフランク・ハーディの衣装を着たギレンさんの写真が!

 

これは近況ではなく20年前のギレンさん。シェイクスピアの『テンペスト』でエアリアル役をやったときの様子。このときは舞台上にプールを設置し、空気の精であるところのエアリアルはワイヤーで空中に吊られて登場したりプールに飛び込んだりと、若き日のギレンさんは相当体を張っていたみたい。

エアリアルは女性がやることも多い役なわけだが、若い頃の人外めいた美しさのギレンさんがこの役をどんなふうに演じたのか、動画があればなあ……。

ダブリンの映画祭で Calm With Horses という新作映画のガラに参加したギレンさん。一瞬映るのを見逃すな。

 

9話予告

全世界のハイネクインシッパーが死んだ予告動画。

なんだこれは……何この……デート? 大尉と一緒でないとできないデートなのか? 大尉の声が今までにないくらい優しくて、博士も今まででいちばん嬉しそうな顔に見える。何この優しい世界……。

8話のあの傷心から一週間でこの笑顔になれるということは、やはり博士に慰めてもらった日があったと推察するのが妥当である(LSD入りバーボンを一気飲みした目)。

 

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