なぜ面白いのか

見たもの触れたものを保存しておく場所。映画、ドラマ、ゲーム、書籍の感想や考察。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「ゲームオブスローンズ」リトルフィンガー役エイダン・ギレンがヴィラン向けアンケートに答える

あの日の衝撃から1年近くたったが、いまだにわたしの傷は癒えていない。 あれから7-7を何度見返しただろうか。 見るたびに、エイダン・ギレンとソフィ・ターナーの演技の凄まじさに圧倒される。ピーターとサンサがともに過ごしてきた時間とほとんど同じだけ…

「オクトパストラベラー」の発売が待ちきれないので体験版の感想を書く

わたしが最初にこのソフトのことを知ったのは、移動中に目に入った巨大な店頭ポスターだった。イラストの雰囲気に一目で魅かれ、帰宅後に即ぐぐった。 そうしたらあなた、スクエニの完全新作RPGだそうで。 ゲーム画面のスクショを見たら、スクエニじゃなくて…

刑事二コラ・タナーを全力でプレゼンする「刑事トム・ソーン」原作15巻 The Killing Habit 感想

「刑事トム・ソーン」シリーズ最新刊(15巻) The Killing Habit を読み終えた。 わたしにはセラピーが必要である。 わたしにとってセラピーとはすなわち書くことである。 まとまりのない文をぐだぐだと書くことになりそうだが、まとまりのない文をぐだぐだ…

Kindle で洋書を現地時間より早く入手した

(※この記事は2018年6月時点でのものです) ここのところはまっている「刑事トム・ソーン」シリーズの新刊 The Killing Habit が、6月14日に出た。 まだ読んでいない既刊もたくさんあるのだが、せっかくはまったタイミングで新刊が出るのだからこの祭りには…

こわがりねこちゃんの決断「刑事トム・ソーン」原作2巻 "Scaredy Cat" ネタバレ感想

本日も「刑事トム・ソーン」シリーズの原作 Scaredy Cat の感想。 これはドラマ版トム・ソーンS2「臆病な殺人者」の原作。なおドラマ版の原題は "Scaredycat" だが、原作は "Scaredy Cat" である。 www.superdramatv.com ドラマ版を先に見た人にとっては驚愕…

フィルのハッピーエンド「刑事トム・ソーン」原作13巻 Time of Death 感想

「The Bones Beneath」がとても面白かったので、そのまま続巻を一気読み! こっちも面白い! 萌えと燃えがすごい!! 「The Bones Beneath」の事件から数か月後、ヘレンと休暇に出かけるトム。いい雰囲気で食事をしてホテルの部屋に帰り、シャワーを浴びて出…

友情と選択「刑事トム・ソーン」原作12巻 The Bones Beneath ネタバレ感想

エイダン・ギレン目当てでドラマ「刑事トム・ソーン」を見た。 ギレンさんはゲイの病理学者(検死もするよ!)フィル・ヘンドリクス役。 この役が、作画はいいし、作中での活躍っぷりも素晴らしいし、主人公トムへの秘めた片思いもほのめかされていたりと大…

ふたつの滴「裏切りのサーカス」ネタバレ感想

ここのところ、通勤時のゲームタイムが映画タイムになっている。 iPadに映画を一本DLしておくと、行きと帰りのバスの中でだいたい見終えることができる。ただしだいたいいいところで勤務先に着いてしまうため、一日中続きが気になるというのが問題点だ。 さ…

恋する青年の信仰告白「ペイン Buddy Boy」感想

エイダン・ギレンの若い頃の作品を見ようキャンペーン中。 「ペイン(原題 Buddy Boy)」は1999年の作品だから、30代になったばかりのギレンさんが拝める。「ファイナルステージ」よりさらに若い。 吃音があって繊細そうでいかにも薄幸そうな主人公フランシ…

何も知らない J・J・カーティス「映画・ファイナルステージ」感想

2002年の映画の感想を今頃書いて誰か読む人がいるのか不明だが、わたしが見たのは昨日なので今から書く。 「ファイナルステージ(原題 Final curtain)」、わたしはもちろんエイダン・ギレン目当てで見た。主演映画ではないし、若き日のギレンさんのクズい役…

混沌の時代に贈るおとぎ話「シェイプオブウォーター」感想・考察

ようやく見に行けた「シェイプオブウォーター」。劇場で見ることができて本当によかった。 すでにいろいろな人が感想をしたためているが、わたしもそこにひとつ投じておきたい。 ネタバレ全開につき注意。

本当の "Wrong Number" は別にある?「ホットラインマイアミ」キャラ語り05

今日は名優マーティン・ブラウンとリヒター・バーグのお二人について。 つい先日親知らずを抜いたばかりで、薬で頭がぼーっとするし薬が切れるたびに痛みでのたうち回るしかない状態のわたしは、PCに向かって文章を書くくらいのことしかできない(いつもとか…

不毛な三角関係「ホットラインマイアミ」キャラ語り04

「ホットラインマイアミ」キャラ語り、本日はみんな大好きマニー・パルド刑事とエヴァン・ライトについて! 1も2もネタバレにつき注意!

映画「ブラックパンサー」における死と再生

遅ればせながら、映画「ブラックパンサー」を見てきた。 さまざまなテーマを織り込みながら、話のベースは古典そのものなのでさすがにうまくまとめるなあという感じ。 ここではストーリーラインへの感想というよりは、個人的に気になった「死と再生」のモテ…

間違えた男「ホットラインマイアミ」キャラ語り03

マイアミ感想シリーズも長くなってきたが、もう少し続く。 本日はザ・サンを中心に、ロシアンマフィアについて。 1も2もネタバレ全開につき注意。

行き先はきっと同じ「ホットラインマイアミ」キャラ語り02

今日もマイアミキャラ語りいってみよう! ビアード中心にゴーストウルヴズのみなさんとか。 1と2両方のネタバレがあるぞ! 気をつけろ!

人を傷つけるのは好きか?「ホットラインマイアミ」キャラ語り01

今回は「ホットラインマイアミ」のキャラ語り。 前回リチャード兄貴だけで語りすぎてしまったが、今回はジャケットくんとフッカーをメインに。1と2両方のネタバレ全開につき注意されたし。

「感動ポルノ」へのアンチテーゼ「グランドツアー」2-11感想

今週のグランドツアーはモザンビークスペシャル。 一見して、これは批判もありそうな作りだと感じた。だが彼らのやろうとしたことは、それはそれで意義があるとも思う。わたしも番組を見ながらいろいろ考えさせられた。今日はそこのところを少し考えてみたい…

マイアミの妖怪、リチャード「ホットラインマイアミ2 Wrong Number」考察

先日途中で詰まっていることを嘆いたばかりだが、ようやく「ホットラインマイアミ2 Wrong Number」をクリアできた。 人によっては数時間でクリアできるゲームなのだと思うが、アクションが下手なわたしは丸三か月もかかってしまった。だが時間をかけてでも自…

「ホットラインマイアミ」10の考察

本日はホットラインマイアミの考察メインで書いてみたい。 最初に断っておくと、この作品はさまざまな解釈が可能なように作られており、わたしの中にもいくつかの解釈が存在する。プレイヤーの行動次第で生死の分かれるキャラクターも多く、つまりそれ次第で…

ゲームと身体感覚「ホットラインマイアミ」ネタバレなし感想

ここ数か月、ホットラインマイアミを少しずつ進めていた。普段ゲームにはまると一気に進めてしまいがちなのだが、あまりアクションゲームをやらないわたしはこのゲームは15分もプレイすると集中力と気力を使い切ってしまうため、文字通り少しずつ進めること…

SUV王者決定戦(棒)「グランドツアー」2-10感想

今週はカナダでSUVテスト回。 カナダの自然をあの映像美で堪能できるのかと思いきや、自然の厳しさをいろんな意味で思い知らされる回となった。そして先週に続き、なぜか今回もボートが登場だよ! Watch episode 10 of #TheGrandTour 'Oh, Canada' this Frid…

ブレイキング・バッドリー「グランドツアー」2-9感想

今週は番組初となる雪の日の収録回。セレブリティフェイスオフでも雪道を走っていたし、かなりの大雪だった模様。ジェレミーは通勤に9分もかかったらしい。大変でしたね(棒)。 さて今回、英語での原題が "Breaking, Badly" で笑ってしまった。もちろん言わ…

過去vs現在、再び?「グランドツアー」2-8感想

今週のグランドツアーはフランスからスペインへの旅。ジェレミーとリチャードは復刻版のクラシックカー、それに対してジェームズはなんとホンダシビック。 過去vs現在対決の亜種になるかと思いきや…… This week on #TheGrandTour pic.twitter.com/v2qVCY3gpW…

走行給油もロマンである「グランドツアー」2-7感想

突然だがわたしは毎週金曜日、高速バスと電車を乗り継いだ先で仕事をしている。朝が早いため、グランドツアーの最新話が公開される時間にはもう現場である。そのため基本的に帰路のバスの中で視聴することになる。 つまり、毎週毎週、わたしはグランドツアー…

ジャガー×ジャガー×ジャガー「グランドツアー」2-6感想

今週はジャガー特集&ミドルネームに「ジョージ」のつく俳優特集ということで、にわか洋画好きのわたしとしては最高に楽しい回だった。キーファ・サザーランドとルーク・エヴァンスの対決が拝めようとは! 先日見たばかりの「キングスマン ゴールデンサーク…

台本のないグランドツアー「グランドツアー」2-4感想

順番が前後したが、今日はGT2-4の感想いってみよう。 今回の企画はクロアチアが舞台。「トップギア」時代にも行ったことがなかった、彼らにとって初めての国である。そんな国に「事前調査なし」で乗り込んだものだから……? ジェームズの新しいジャケット+シ…

#CLARKSONEPICDRIVE 「グランドツアー」2-5感想

あけましておめでとうございます。今年も面白いものをたくさん見ていろんなことを考えたいです。 年末年始にあれこれ映画を見たためそちらの感想も書いてみたいが、とりあえずこの場でこれだけ言わせてほしい。 「カンフーヨガ」のドバイパートのカーチェイ…