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ゴータシュと決着をつける回「バルダーズゲート3」プレイ日記34

BG3も終盤に入り、連日大ボスとの戦いが続いている。

本日は満を持してゴータシュとの対決である。メインクエストはいよいよ大詰め。

ただ、ここから結局どういう形で話が収まるのかまだ見えない。不穏要素が多すぎて先に進むのが不安だが、最後まで見届けたい。

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

バルダーズ・ゲートにペット店なんてあったの!?

 

竜岩砦の略奪者

今日はゴータシュをぶんなぐってやるぞというつもりで、まずは久しぶりの竜岩砦に突撃した。

ここを警備する燃える拳のターゲットサークルが最初から赤くなっている。そりゃそうか。ゴータシュとの対立はすでに決定しているのだから。そっちがそうならこちらから先制攻撃してやんよ。

というわけで、砦に死体を積み上げていく。ついでに以前はできなかった略奪を楽しむ。砦内には戴冠式のときのご馳走がまだ大量に残っている。戴冠式時は鋼の衛兵もいたし騒ぎを起こしたくなかったので、ご馳走を目の前にしてスルーするしかないのが残念だったものである。ここにきてウハウハで略奪に励んだ。

燃える拳の当直室らしき部屋で、ひどい本を見つけた。

求人情報と勤務実態がかけ離れているっていうあれじゃないか! たぶんまさに今の時期も、似たような事態に愕然としている新社会人もいるのではないだろうか。あまりにひどい場合は無理せず逃げてほしい(逃げられなかった燃える拳の死体を積み上げながら)。

しかしこの現状を見たウィルは、ちゃんと父親にこの話をしてほしいものである。そして本の中で名指しされているアルダー・レイヴンガード大公爵には、ちゃんと職場環境の改善を実現してほしい(燃える拳の死体を積み上げながら)。

 

 

ゴータシュとの決着

さてわたしは戴冠式会場でゴータシュと対決になるとばかり思っていたのだが、行ってみるとどうも様子がおかしい。

鋼の衛兵たちが倒れているのは想定通り。だがゴータシュはいないし、我々はまだ何もしていないのに死体が散乱している。何これ? 戴冠式の参加者が殺されたの? どうして? もともと戴冠式に呼んでおいてまとめて殺すつもりだったの? それとも何らかのトラブルでこうなった?

この街の有力貴族がまとめてこうなったとあってはさすがにタダではすまないと思うのだが、ゴータシュは市民を納得させる自信があったのだろうか。それとももうみんなエルダーブレインの支配下におくから、市民の納得なんてどうでもよかったのだろうか。エルダーブレインの支配下におくつもりなら、貴族を殺す必要もなかったと思うのだが。

あとゴータシュにはカザドールってどういうふうに見えていたんだろう。彼もこの街に古くからいる有力貴族だと思うのだが、友好関係にあったのだろうか。カザドールって全然外出しないから、当然戴冠式にも来ていなかったけど。

なおここで襲ってきた警備員は大した強さではなかったのだが、それよりもグレネードが痛かった。何なんだよあいつらポロポロポロポロ爆弾をこぼしやがって! 今思えば、カーラックに拾って投げ返してもらえばよかったな。

このレポートも面白いなあ。しかもよく書けてると思う。

現実にもこういう調査は行われているだろうし、現代社会だともっとさまざまな形で、もっと速く多くのサンプルをとれるはず。SNSとか動画サイトとかを使って。

 

さて、ここからゴータシュを探してだいぶうろうろしてしまった。あらゆるドアを開け、鍵のかかった箱を開け、一度屋外に出てやたらと罠のある屋上を歩いていった先の塔で、やっと発見した。

ハハハ、笑わせおるわ。もうちょっとマシな言い訳をしてくれるかと思っていたのに。

わたしも概ねカーラックの見解に賛成だ。「悪」という言葉を使うのが適切かどうかは悩むところだけど。彼には「そうしたかったから」そうした、以上の理由はないんじゃないか。もしかしたらそれを「悪」と呼ぶのかもしれない。

 

で、戦闘になったわけだが。

なんというか……うん、ちょっと拍子抜けだったかな? ここのところカザドールとかラファエルとか、レベル12の大ボスとの連戦があったばかりなので、レベル9のゴータシュが見劣りするのはしゃーない。

我々はゴータシュに初めて会った頃とは文字通りレベルが違うのだよ。ゴータシュも自分でベハルの寺院に殴りこむとか吸血鬼の親分の家に殴りこむとかしてレベリングに勤しむべきだった玉座に座っててレベリングになると思うなよ。

上からふってくる謎の手だけ痛かったけど、あれは何だったんだろう。あれがベインの権能なのか。結局ベインは暴虐の神らしいけど、ほかの神に比べていまいち神としての個性が薄かったような気がしないでもない。

ベインというよりはゴータシュ自身が暴虐の王になろうとしてたからそう見えるのかな。ケセリックはマークールの力を求める切実な理由があったし、オーリンはベハルとの因縁というか関係性が明示されていたのだけど。

希望の館から脱走したゴータシュが、どういう経緯でベイン信仰に目覚めたのかとかをもうちょっと知りたかったな。わたしの探索が足りなかっただろうか。

 

 

カーラックのクエストクリア後

これまでクリアしてきたコンパニオンクエストの結末と、カーラックの結末は少し違っていた。

カーラック、全然すっきりしてないみたい。

たぶんそれは彼女の根本が善良だから、なのだろう。自分を苦境に追いやった人を自分の手で殺しても、それを喜びきれない。「自分の罪に無関心になる」はたぶん直訳なのだろうけど、意訳すると「死んでしまっては罪を償わせることができない」になるやつだと思う。

ゴータシュを殺しても、バルダーズ・ゲートの危機的状況は変わらない。彼は二度と反省も後悔もしないし、街の復興にも寄与しない。

カーラックの失われた青春も家族との時間も取り戻せないし、何といっても彼女の心臓は元に戻らない。

シャドウハートは両親の魂を救済して自分の人生を自分の手に取り戻したし、アスタリオンも自分を支配する「マスター」を殺して自分の人生を取り戻したけど、カーラックは彼らの状況とも違うしなあ。カーラックは幼生を入れられて地獄からフェイルーンに戻ってきた時点で自分の人生を歩き始めていたわけで。ゴータシュは今のカーラックを支配していたわけでもないし。

何よりもこれなんだよな……。

彼女の心臓問題が何も解決していない。鋼の衛兵工場にも地獄にも、手掛かりはなかった。わたしは何か見落としてた?

世界が救われてもカーラックの心臓が爆発して死んだらバッドエンドなんだが?

でもこの状態でカーラックのクエストはクリア扱いになってしまったし、心臓問題はこのクエストでは解決しないということなのだろうか。心臓改良クエストにも続きは発生してないしなあ。

つらい

どうして?? どうして彼女のクエストだけこんな結末なの???

まだオーリンを倒してベハル信徒から快く送り出された(目の錯覚だったかもしれない)ときの方が心が温まったよ!!

つらい……。エンディング次第では寝込む結果になるかもしれない……。

 

ついでに、ゴータシュのところで見つかった報告書が普通にホラーだった。

皇帝が囚人の脳みそを食べて生活していたという話は聞いていたが、やっぱりこうして見ると悪役ムーブなんだよな……。しかもこのレポートを見ると結構脇が甘そうだし。そりゃバレるよ。ステルメイン公爵もどんな人だったんだろうな。

まあ、我々もいつベハル側からスカウトされてもおかしくないくらい殺戮の限りを尽くしているし、脳みそさえ食べなければいいのかと言われると「うーん……」な感じではあるのだが。いや、でも人間として人間社会の中で生きている以上、食人を許容するかどうかは結構重要なラインな気もする。

 

 

お目覚めのエルダーブレイン

いろいろもやもやを抱えたまま下層地域に戻ってくると、再び地震が。

うわあああ!

そりゃそうだよね! もうゴータシュとオーリンからの束縛もないのだから、エルダーブレインがいよいよお目覚めだ。

ということは、やはりエルダーブレインがラスボスということになるのか。あんなの倒せるもんなのか。

あとせっかくハンマーを手に入れたのにオルフェウスがまだ解放できてないんだけど、どうすればあの遺物の中に再訪できるんだろう。

謎ももやもやも抱えているが、エルダーブレインに突撃するのはいったん保留。たぶんそっちがラスボスだと思うから、その前にウィルのクエストの続きをやっておこうと思う。ワームがどうとかいうアレ。ヒントが少なすぎてどこから取り掛かったものかもよくわからないが、せっかく発生したクエストはひととおりやってからクリアしたい。

 

 

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