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オーリンファンクラブ限定アリーナで暴れる回「バルダーズ・ゲート3」プレイ日記27

つい出来心で着せてしまった

前回緊急性の高いクエストが発生したためメインクエストを爆走していたのだが、幸いにもそちらが片付き、再びサブクエストをこなす探索に戻ってきた。

この街に着いてから、かつて「バルダーズ・ゲートで会おう!」と言って別れた人たちと思わぬ形で再会することがしばしばあり、物語が収束していく感じがとても面白い。今日もそんな中のひとりと(まったく思いがけない形で)再会した。

今日はオーリン戦と、ジャナスの館の攻略まで!

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

 

どっちの名前で呼ぶべきかと尋ねたときの返事
光なくして影はできないとのこと

 

いざベハル寺院へ

前回レイゼルがオーリンに誘拐されてしまったので、発生中のすべてのクエストを後回しにしてオーリンのところに行くことにした。しかしオーリンがどこにいるのかよくわからない。ベハル関係で心当たりのある場所は墓石屋だけだったのでそこに向かったところ、サレヴォクを倒すことになってしまった。

オーリンはバルダーズ・ゲートの地下のどこかにいるに違いない! と考えて入ったマンホールの中は、ギルドの本部だった。はずれである

今日は下層地域の西側にあったマンホールに入ってみたところ、オーリンを示すクエストマーカーの方へ向かう道に続いているようだった。

進んでいくと「ベハルの不浄な暗殺者でなければ通れない!」とかいう扉に出会う。やべー! 不浄な暗殺者の審査に落ちて審査員を皆殺しにしちゃったんだけど……? と青くなったが、審査員を皆殺しにしましたね! 合格です! と言われてズコーとなった。ガバガバすぎんだろ!

まあベハルは殺人の神ってことなんだから、審査員を皆殺しにできるなら審査員よりも上ですねってことになるのか……?

 

さらに進むとベハルの信徒から急襲され(これもベハルの試練なのか?)、ゲイルが崖から突き落とされて死亡したりしたのだが、ここでも審査員を強引にボコボコにして突破した。

ゲイルはシナビパワーで蘇生してもらった。考えてみると、あれだけ死者の復活が危険なこととして描かれたり、エセルおばさんやキャリオンみたいなヤバいやつの力を借りないとアンデッドすらつくれない世界において、シナビってとんでもない力を持ってることにならないか。本人のHPは1なのに。

その先に待っていたのは、ベハル寺院という名のオーリンファンクラブ限定アリーナである。円形闘技場のような形のマップで、中央がオーリンのいる祭壇、その外周にオーリンファンが並んで心躍らせながら見学している。

へ~そうなんだ~

若くクリエイティブな先駆者が大勢から評価されているあたり、ベハル信徒は結構オープンマインドで勢いがあるのかも。マークールの信徒なんて、しょぼくれた老人がひとりで頑張っていただけだったのに。

でもここでオーリンと戦って大丈夫なのだろうか。全員と敵対したらかなり苦戦すると思うのだが。

ひとまず外周を歩いて信徒と会話してまわり、最後にオーリンの母と出会った。お前……死んだはずでは!(死体だった)

話がとぎれとぎれでよくわからなかったのだが、もしかしてヘレナがオーリンを襲ったのはサレヴォクの指示だったのか。あり得そうな話ではあるけど。

これをオーリンにバラしたらどうなるのかな~と思いつつ、覚悟を決めて祭壇の中央へ。一堂の注目がリュヒテュちゃんに集まる!

これを見た感想は、オーリン、生きとったんかワレ! である。

レイゼルが大人しく捕虜をやっているとは思えなかったのだが、大人しく捕虜やっとるやん!! まあ、そりゃそうか……。

あっサレヴォクを殺したのバレてる……。情報が早い! 死体を放置していったからそりゃすぐにバレるか。

母親のことをバラす選択肢がある!! これ言ったらどうなっちゃうんだろ?

めっっっっっっっちゃ効いてる!!! 動揺しすぎだろ! まわりに観客がいっぱいいるというのに!

「クリティカル成功」を見て喜んでから、「ん??? 自分、何言ってんの!?」ってなったやつ。あれやっぱりそうだったんだ?(ヘレナからはそこまではっきり言われなかった気がするんだけどどうだったっけ?)

オーリンってヘレナとサレヴォクの子だよね? で、ヘレナはサレヴォクの子でもあるという……ターガリエン家でもめったにそんなことせんぞ。オーリン本人は自分はヘレナとベハルの子だと思っていただけに、これはショック。しかも父親が自分を殺そうとしていたと知って、さらにショック。

でもこれだけ動揺するってことは、本人もその可能性はどこかで想定していたのかも。「絶対そんなことはありえない」と思っていたら、笑って聞き流すようなむちゃくちゃな話だもの。

動揺しまくったオーリンはベハルの力で異形に変えられてしまい、そのまま戦闘へ。

毎ターン無敵がつくせいで苦戦したが、周囲のザコを片づけると新しい無敵がつかなくなる。ザコには聖域がついているので、例によってイナゴや短剣でお掃除。ゲイルが恐怖状態になってしまい、恐怖が解除されても集中攻撃を受けて何度も死んでしまった。ごめんよ。おかげでほかのメンバーが悠々とオーリンを殴って片付いた。

あと戦闘の途中でアスタリオンがレイゼルを解放したので、ガチ切れレイゼルが戦闘に参加し、オーリンのとどめを刺してくれた。レイゼルも多少はすっとしたかな。

異形のオーリンは骨と血だけを残して終わった。

めでたしめでたしである

 

アリーナの観客全員が敵対したら厄介だと思っていたのだが、そんなことにはならなかった。

彼らの反応を要約すると、概ねこんな感じだった。

  • 彼らの崇拝するオーリンが殺されたことはショックである
  • しかしベハルの掟で勝者(=殺人者ってことかな?)に手出しはできないことになっているのでリュヒテュちゃんたちが帰るのは黙って見送る
  • オーリンの死体を「適切に」処理できなかったのは残念だ

実に彼らの価値観をうまく伝えてくれる反応ではないか。彼らは掟を忠実に守る、マナーのいい連中だ。オーリンとの勝負も邪魔しなかったしね。殺人さえしなければ、実社会でもうまくやっていけるのではないか。その唯一の条件が、だいぶ難ありなんだけど。

 

後日談。解放されたレイゼルは「もう二度と油断しない」と言って宿に帰っていった。様子を見に行くと、いつになくしおらしい顔である。

ギスヤンキ語には「ありがとう」にあたる言葉がないらしい。ドスラク人か? と思っていたら、二段構えで笑わせにきた。

「ありがとう」にいちばん近い言葉は「お前の敵が苦痛を知りますように」らしい。さすが多次元戦闘民族、語彙の偏りがすごい。声に出して読みたいギスヤンキ語である。

でも、だからこそこのあとの言葉はよかった。

Thank you. Sincerely.

(心を撃ち抜かれる音)

レイゼルかわいいよレイゼル。これ、リュヒテュちゃんとレイゼルが付き合ったままだったらまた別の反応があったのかな。

 

ベハルの寺院でドリブルズの死体の最後のパーツも見つけたし、これでサーカスの団長も満足だろう。しかし長いクエストだったぜ。これで死体の重量から解放された。

ささいな問題

 

芸術家オスカルとの再会

レイゼルを無事救出できたことだし、これで再び気ままなサブクエスト消化に戻ることができる。バルダーズ・ゲートには差し迫った危機もあるが、もう数日は待ってもらえるだろう。

そんなわけでジャヘイラの家に戻り、その裏口にから出て再び探索を始める。ジャヘイラ家の裏手にある大きな家の外周をぐるっとまわって入口を探し、やっと発見したドアの前にいた人はその家の執事的な人だった。

どうやら主人に暇を出されたようだが、新婚の主人のことが心配でドアの前に待機しているらしい。その主人が最近結婚した相手というのが、オスカル・フェヴラス。

あーー覚えてる覚えてる! 悪党に金を渡さずに解放したらめちゃくちゃ傷ついてた芸術家! この人もそのうちバルダーズ・ゲートで会おう! と言って別れたうちのひとりだった。無事に街に着いたんだな! 路銀をあげた甲斐があった。

再会を祝すべく建物の中に入ったのだが、様子がおかしい。変な物音がするし(ヘッドホンをつけて夜にプレイしていたせいで大変恐ろしかった)、ポルターガイストに襲われるし。お化け屋敷だったのか? と思いながら上の階に行くと、噂の主人とオスカルがいた。

なんかキャラ変わりすぎじゃね?? それに前は発光してなかったよね?

絶対オバケにとりつかれてるよね? こないだ「ヴァチカンのエクソシスト」を見たばかりのわたしは、豚を用意すべきかと考えながら主人の話を聞いてみる。

オスカルは我々の絵を描いていたらしく、この家の主人ことレディ・ジャナスは我々の顔を知っていると言いだした。オスカルの絵ってよほど写実的なんだな。で、もう一度彼のことを助けてくれないかという依頼らしい。

助けるのはいいけど豚がいないしなーと思っていたら、さらに上の階のアトリエの様子を見てきてほしいとのこと。ついさっきまでサレヴォクやオーリンのような大物と戦ってきたわけで、それに比べれば楽勝クエストだろうと気楽に引き受けたのだが、めちゃくちゃ大変だった。

吹き飛ばし攻撃で階段から踊り場から落ちまくる! またこの家の構造がひどい! 人が落ちることを推奨した設計!! ハルシンは落ちまくって死にかけた。移動距離がのびるアクセサリをつけていたカーラックだけがスムーズにアトリエに到着し、隠し扉の謎を解いた。

カーラックの反応がかわいい

しかし隠し扉の中の鍵を開けるのに苦労して、結局リュヒテュちゃんが駆け付けるのを待つことになった。なおアスタリオンはいいところまでたどり着いたのだが、惜しいところで下の階に吹き飛ばされたので瀕死である。

オスカルは大切な人を失ったらしい。もしかしてこのケリという人がオスカルに憑りついているのだろうか。

なにいいいいいいいいいいいいいい!!?!?!? そことそこが結びつくの!?!?!!?!? マジか!!!!!!!

神秘のキャリオンのドアは普通にダイス判定で発見して、アスタリオンが開錠してくれたのでもう入っちゃったよ! それでキャリオン依頼を受けておつかいに行ったけどやっぱりキャリオンを殺そう! って話になっちゃってるんだよ!

あちゃー、これはもしかしてクエスト受注の順番を誤ったかな。もうキャリオンは我々が敵対したことを知っているだろうから、今からオスカルのことを相談に行っても戦闘になってしまうよね。だったらもうキャリオンを殺して全部解決になることを祈るしかない。

そういうわけで、恐ろしいお化け屋敷から脱出してキャリオンのパーツを探すことになった。景観のよくないところを探索するのは気が向かないけど、また地下を探索することになるのかな。

 

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