本日ブログにとても嬉しいコメントをいただき、デヘヘ……となりながら今日の記事を構想している。
基本的には自分が後で読み返してニヤニヤするために書いているわけだが(あとBG3のように物語が複雑なゲームの場合は自分の理解度を深めるのにも役立っている)、誰かが面白がってくれたことがわかるとそれはそれでとても嬉しい。
このゲームって人によって見ているものが全然違うだろうから、プレイ日記で「自分のところでは死んでた人が生きてる!?」とか「あいつを殺しちゃったのか~」とか「このイベントを先にやるとここでこんなセリフあるのか!」みたいな発見をするのが楽しいよね。
わたしもほかの人のプレイ日記をいろいろ読みたいのだが、バルダーズ・ゲート到着後にとりかかるクエストの順番が自由すぎて、もはやゲームをクリアするまでほかの人のプレイ日記は読めないなと封印している。わたしの方ではまだ取り掛かってすらいないクエストを真っ先にやっている人もいるくらいだ。
わたしもだいぶでたらめな順番で無計画にバルダーズ・ゲートを探索しているから、誰かにネタバレを踏ませてしまったかもしれない。見なかったことにしてほしい。ぜひクリア後にまたどうぞ。
本日は神秘のキャリオン関係のクエストを一気に進めた話。
初回記事はこちらから。
カザドールの魔の手
前回オーリン戦で全力を出し、ジャナス亭で3階から転がり落ちたせいでオーリン戦を上回るダメージを受けたパーティは、いったん宿に帰って休むことにした。
しかしこれだけいろいろなことがあった一日の最後に、もう一騒動が発生した。ヴァンパイアスポーンがアスタリオンを迎えに来たのである。当然彼は拒否するわけだが、その際にカザドールが計画しているという儀式の話題を出した。
アスタリオンは「自分がカザドールにかわって儀式をしてカザドールを殺すから、スポーンのみんなもカザドールが死ぬのを見たければ邪魔しないでほしい」と言いだした。
ん? いいの? 儀式を完遂するには、スポーン全員を犠牲にしないといけないんだよね? だからこそカザドールはアスタリオンを自分のもとに取り戻したいわけで。儀式をするのがカザドールだとしてもアスタリオンだとしても、スポーンのみなさんが最後まで見届けることはできないのでは?
と思ったが、アスタリオンはそんなことは承知の上で「ペテン」をしているのだ。リュヒテュちゃんはそれにのっかるべきか? それとも彼らに真実を教えるべきか?
迷った末に、リュヒテュちゃんは早く寝たかったのでアスタリオンに賛同した。ここで真実を教えれば「てめえ騙しやがって!」と戦闘になるだろうし、すんなりお帰りいただけないかなーと。
彼らも我々の言葉を信じたようだった。7人のスポーンが団結すればカザドールに復讐できるのではないかと検討し始めている。いいぞ! じゃあ寝るか! と思ったのだが、そううまくはいかなかった。
ははあ、これが前にアスタリオンの言っていた束縛というやつか。カザドールの思い通りに動かされてしまうというあれね。カザドールが目の前にいなくても拘束力があるとは。
で、残念ながら戦闘になってしまった。我々の安息の部屋が大惨事やないか! ステルメイン公爵殺人事件のせいで客が寄り付かなくなった宿屋の風評被害回復のために我々が泊まっているというのに、死体が増えてしまった。
いや、ヴァンパイアスポーンの死体は翌朝には消えていたからセーフか? 屋内で呪文をバンバン使ったせいで床や家具に若干の傷がついたことと思うが、気にしないでもらいたい。街の高級ブティックは死体と燃え痕に加えて酸まで撒き散らしたけどすぐに営業再開してたぞ。
しかしこれ、どうしたものだろう。ヴァンパイアスポーン7人のうち4人を殺してしまったことになるのだろうか? だったらもう儀式はできなくない? アスタリオン(背中にヤバい文字が書いてある)以外はほかで補充してもいいのかな?
アスタリオン自身はその点は気にしていないようだった。
そしてリュヒテュちゃんがアスタリオンに味方したことに感謝しているようだった。そうか、彼は長年、自分に味方してくれる人というのを持たなかったから、そういうことが嬉しいんだな……。眠かっただけというのは黙っておこう。
レイゼルといいアスタリオンといい、旅の仲間たちはこういうときに素直に「ありがとう」と口に出して言ってくれるところがいいね。
神秘のキャリオンの心臓を求めて右往左往
さて、前回画家のオスカルが神秘のキャリオンの影響でおかしくなったことが判明した。しかしそれとは別件で、キャリオンとはもう対立路線が確定してしまっている。もはや解決法はキャリオンを殺すことしかなさそうだ。
だがキャリオンはマミーロードで、殺しても復活してしまうという。完全に息の根を止めるには、本体とは別に保管されているという彼の心臓を探して破壊するしかない。心臓の入った壺は地下にあるらしい。
というわけで再び地下にやってきた一行。しかし手がかりがあまりにもない。ひとまずマップを埋めながら、ファストトラベルポイントから南に向かって歩いてみることにした。だが見つけた梯子を上ってみるといきなり戦闘が始まってしまった。何かの倉庫の中で危険な動物が放し飼いにされていたらしい。なんて悪質な業者だ。動物にはかわいそうだが、全滅させてもらった。
倒してから状況を把握しようとしてびっくりした。ここは何なんだ!?
え? ウィルのパパってここにいるの!? でもそれらしい人はいなかったけど……。というか前にマップを見たときは鋼の衛兵製造工場と同じところにマーカーがついてなかった? この倉庫を使っている業者は鋼の衛兵製造工場と取引があるとか?
ウィルのクエストは覚悟が決まってから腰を据えて取り組みたいので、ここはいったんスルーして倉庫から脱出した。またウィルを連れてきてじっくりやろう。
倉庫を出てから、マップのまだうまっていない部分を歩いていると、薬をほしがっている燃える拳に会ったり……
治安の最悪な酒場に入ったり……
行方不明になった子供なんかいなかったという話を聞いたり……
このほかにもいろいろなことがあったが、今はキャリオンの心臓を探すのを優先したいので全部後回しである。とりあえずこの酒場にはなさそうだった。というか地下にあるって話だっただろ! というのを思い出して再び地下へ。
今度はファストトラベルポイントから西へ向かってみたところ、どうやら正解だったらしい。大量の宝箱と棺が置かれた部屋に出た!
箱を開けるとアンデッドに襲われたが、数は多いもののそれぞれは大して強くなかったのでさくっと始末してお宝を漁る。現金がずいぶん多かった。
で、さらに奥の部屋に意味深な本と壺がふたつ。キャリオンの脳と肝臓が入っていた。心臓じゃないの!? とりあえずこのふたつは床に並べて着火したところ、結構な大爆発だった。マミーロードの内臓って爆発するんだ……。
あとあの部屋を調べたあとしばらく首なしゴーストとかいうのがついてきていて腰を抜かしたんだけど、いったい何だったんだ。しばらくするといなくなっていたし。
さてキャリオンの脳を破壊したなら倒せそうなものだが、ジャーナルには心臓を探せと言われている。これでは要件を満たしたことになるまい。
地下にあるのはこれだけ? 心臓はどこ? と思いながら再び地上へ。再びマップを埋めながらうろうろしてみる。カザドール邸らしき場所もまだ覚悟が決まらないので近づきたくない。そこを避けつつまだ入ったことのない建物に入り、その地下室を荒らし、梯子をのぼってみるととんでもないイベントが発生した。
お前が諸悪の根源か!? いやこの人自体はそこまでの悪ではないけど、お前がゴータシュに協力したからアブソリュート教団ができたんじゃないか!
しかしこの人は我々のことも地獄に送ってくれるらしい。頼めばラファエルの部屋にも入れてもらえるとか。それならオルフェウスを解放するためのハンマーが手に入るじゃないの。
いやでも今ほしいのはそれじゃないんだ。神秘のキャリオンの心臓を探してるんだよこっちは! せっかくいろいろ教えてもらったのに悪いけど、ラファエルのところに行くのはまた今度な!(こうしてやりかけのクエストが山積していく)
建物を出てさらに歩いていくと、どうやら墓地のようだった。アンデッドと相性のいい場所である。
コナー……? これってもしかしてメイリーナの夫の墓? わたしはメイリーナの救出には成功したものの、コナーの杖は折ってしまったんだよな。コナーの墓はエセルおばさんの家の裏にあったはずなのだが。
「ハグ被害者の会」みたいな貼り紙を見たから、もしかしたらこっちでメイリーナに再会することがあるかもしれない。
カーラックの両親の墓もあった。リュヒテュちゃんのことを「友達」として両親に紹介してくれたのが嬉しい。
両親がどうやって亡くなったのかは聞かなかったけど、カーラックは結構早くに両親を亡くしたのかな。地獄で戦争屋をやっている間に亡くなったのなら、墓の場所はわからないだろうし。両親を亡くして働かないといけなかったから、ゴータシュみたいなのと出会ってしまったのかもしれない。
逆に子供を亡くした親とも出会い、その子の棺を用意するよう棺桶屋にかけあったり、カーラックの心臓を修理してくれたダモンがこの街で鍛冶屋を営んでいるのに出会ったり、見知らぬ墓に入り込んでポルターガイストに襲われたりした末に、お目当てのものを発見した!
ここの葬儀屋はよほど研究熱心なようで、キャリオンの肺を調べようとしていた。悪いけどこいつも着火して爆破である。
いや待て、キャリオンの肺!? 心臓じゃないの!? 心臓はどこよ!!
ドリブルズのパーツ並にあちこちに散逸していたら大変だぞと思いながらマップを開いたら、スランボのところにクエストマーカーがあるじゃないの。なに? 新情報があるの? というわけで海沿いの家に駆けつけた。
アンデッドと相性がいいのは墓地な気がしていたが、実際のアンデッドは海沿いに住んでいる。たしかに「私はアンデッドだから墓地に住まうべきである」と、自我のあるアンデッドが考えるとは限らない。むしろ風通しがよく腐敗臭がまぎれるところに住みたがるのも理解できる。
数日ぶりに会ったスランボは我々に新情報を求めてきた。えっ、スランボが新情報を提供してくれるわけではなく?
リュヒテュちゃん今何て言った!? スランボの中にキャリオンの心臓が!?
あれ、もしかしてあの部屋で拾った本にそういうことが書いてあった? よく読まずに懐に入れてしまったよ!
スランボ自身もめちゃくちゃ驚いて(そりゃそうだ)、しかし思ったよりスムーズに壺を吐きだした。
え……これって……キャリオンが自分のハートをスランボに預けてたってこと?
「私のハートはあなたのもの」ってこと!!? そういう話だったの!!?!?!?
え、なんかもしかしてわたし、キャリオンの恋路を妨げてしまった? だからキャリオンが怒ってるの?
いやそんなわけねーわ。たぶん(一瞬で冷静になる)。
とにかくこれでキャリオンの不死は終わったようなので、キャリオン邸に殴りこみにいくことにした。ドアを開けていきなりアスタリオンの不意打ちで、キャリオンのHPをごっそり削ってしまった。レベル12だというのに大したことねーな! いや心臓と脳と肺と肝臓を爆破されててまだぴんぴんしてる時点でだいぶ大したことあるんだけど。
とはいえそんなに回避も防御も強くないようで(だいぶ弱体化されたということかな)、集中攻撃するとあっさり勝てた。部屋の中のアンデッドを掃除すると、なんとスランボが現れた。
ちゃっかりしてんなお前。
もうオスカルみたいな犠牲者は出さないように商売を続けてくれ。
オスカルを救う(はず)
キャリオン邸の宝箱から取り消しの杖とやらを手に入れて、これでオスカルから除霊すればいいのね! と館を再訪した我々。
しかし杖には説明書が添付されておらず、除霊初心者の我々には作法がわからない。杖を使おうにもメニューに出てこない。装備して殴ったらいいのかな? と試してみたところ、オスカルが死んだ。ジャナスの好感度が30下がった。
わーーーー待って!!! 今の無し!!!!
どうもこの場では何も起こらないようなので、オスカルのアトリエへ行ってみることに。例によって何度も吹き飛ばされながら最上階にたどりつくと、イベント発生!
この人がオスカルに憑りついていたみたい。
事情は完全にはわからなかったけど、察するにこの人がオスカルの元恋人のケリ。
オスカルは彼女を捨てて、ケリはおそらく自殺した。オスカルは彼女の死を自分のせいだと悔いていて、キャリオンに相談した。そうしたらケリに憑りつかれてこうなった、ということだと思われる。
ケリが「私の決断は彼と関係ない」と言うのは興味深い。「思い上がるな」ってことなのかな。自分のことを、自分のせいで女性が自殺するほど愛される価値のある人間だと思うな、って言いたかったのかなとわたしは解釈した。
でも、だからといってそれを言葉どおりに受け取って「そっか、僕のせいじゃなかったんだ、よかった~!」と思うやつがあるかよ。やっぱり杖でぶんなぐって昇天させてやろうか(教育によくない)。
レディ・ジャナスは思った以上に肝が据わっていた。芸術家の芸術家たるゆえんの部分を愛するってそういうことなのかもしれないと、この人はこの人で興味深い言動であった。すべて知った上でオスカルの妻として、というよりも彼の芸術を愛するパトロンとしてそばにいるつもりなんだな。
オスカルのことはファッキンアーティストだと思ったが、それはそれとしてお礼はもらっておきたい。彼の言う「不死」とは、肖像画のことだ。絵を描いてくれるつもりらしい。
どうやら今の外見がそのまま絵に反映されるということだったので、さっと宿に戻って風呂に入って着替えてきた。なにしろかなり血まみれだったので。
当然のように売り払う選択肢があって笑う。
描いてもらった絵をどこかに飾って見ることができるのかな? アイテムアイコンだけ見るとリュヒテュちゃんの外見は反映されていなかった。宿とかの壁に飾れたらいいのだけど、どうやればいいんだろう。壁に向かって投げたら壊れそうなんだけど、試してみるか。
そういうわけで、神秘のキャリオンがらみの一連の事件は、一応のハッピーエンドで幕を閉じた。
次はどうしよう、そろそろウィルのパパが死ぬかもしれないし、そろそろ鋼の衛兵に対処してゴータシュと敵対するか……?