なぜ面白いのか

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「プロジェクトブルーブック」2-1 ロズウェル事件・前編

明日は「プロジェクトブルーブック」2話ということで、1話を振り返りつつ公式関係の動きをまとめておく。

ネタバレ注意。

 

 

デビッド・オレリーによる実況

S2はロズウェル事件とエリア51に切り込むという話はS1最終回後にすでに出ていたので、わたしも少し予習した。おそらくアメリカ人にとっては常識的な話で、事件そのものについての説明はほとんどないまま話が進んだのでこれは予習しておいてよかった感じ。

とはいえわたしのように出演者目当てでドラマを見るようなのが少数派で、このドラマの視聴者の大半はUFOに興味があって見ているわけで、彼らにとってはやはり常識なのだろうと思われる。

 

さてS1放送時はエグゼクティブプロデューサーのデビッド・オレリーによる Twitter での実況が行われた。S1のときはマラーキーさんによる実況があったが、現在はヨーロッパライブツアー中なので実況できない模様。

始まった!

 

S1の内容を1分にまとめるのは確かに苦労しそう。

 

大尉がワシントンUFO乱舞事件のショックからどうやって立ち直ったのかはわたしも気になる。何もかも妄想だったんじゃないかと自分を疑うようになる傾向、当時の目撃者にも実際に多かったのだろう。

 

国旗を逆向きに掲揚する行為は、その人にとってロズウェル事件によってその国がひっくり返ったも同然だということを意味しているということだが、犯人の意図は……?

犯人が博士本人だったら面白いと思ったのだが、可能性はあるだろうか?

博士たちがニューメキシコに向かってすぐに事件発生だったから、さすがに無理か。

ロズウェル事件で人生を台無しにされた人はそれなりにいそうだし、地元には動機のある人は結構いるのかな。

 

メディアが上からのお達しで黙らされるのは実際にあっただろうし、今もあるんだろうなと思っている。

 

ハイネックの語ったロズウェル事件の顛末は、実際の証言をもとに作られたらしい。

ここでチーズバーガートークをはさんでくる大尉。「僕の話聞いてた?」な博士がとてもかわいい。

 

わたしの適当な予習ではこの話は出てこなかった!

ロズウェルにはUFO墜落現場は2か所あった!?

 

モーグル計画については、日本語ウィキペディアにも少し記述があった。

モーグル計画 - Wikipedia

1994年、95年のアメリカ空軍によるロズウェルレポートでも、このモーグル計画で使われた風船がロズウェルに墜落したのだとされている。

「当時のアメリカが警戒していたのは宇宙人よりもロシア」だというのはもっともな話なのだが、真相は……?

ちなみにロズウェルリポートについてもウィキペディアに記述がある。

ロズウェル・リポート - Wikipedia

 

ひとつの事件に2話かけるのは初めて。1話の最後で大変なことになっていたし、後半がどうなるのか楽しみ!

あれも地元民が作った実物大模型では? という気もするのだが、どうなるやら。

 

感想待ってるよ!

 

S1を見た感じ、なんとなくこのドラマは「宇宙人は実在した!」という話ではなく、冷戦期のアメリカがどのような実験を秘密裏に行っていたかという話になりそうな気がしている。

あと、ミミが接触したエヴァンは実はCIAの人だったり? S1終了時に「S2ではCIAがプロジェクトブルーブックを監視することになる」みたいいな話が出ていたのだが、まだそれらしいキャラが出てきていない。

いかにも人のよさそうな市民UFO研究家のエヴァンだが、このドラマの登場人物は割と裏があるからな。ただの詮索好きな人だったのにさくっと殺されてしまった気の毒な隣人もいたが。

番組を見た人が「もはや誰を信用していいかわからん!」と口を揃えて言っているわけだが、物証を用意できないロズウェル住民も、将軍たちもみんな信用できない。そして妙に不敵な表情を見せる博士も若干あやしい。真実に迫るために何かを企んだりしてない?

 

今週のハイネクイン

全体的に大尉から博士への好感度が一段階上がった感じの表情をキープしている。ハーディングから呼ばれて「ひあうぃごー」と呟く大尉も、S1ではありえない態度だ。

大尉とスージーの関係が一気に進展していたわけだが、意外とさらっと流したなという感じ。過程もすっとばされていたし。「顔赤いよ」「日焼けだ」のやりとりから察するに、博士は大尉とスージーの関係を知っているのか。少なくともガールフレンドができたのは知っているようだ。

ダンカンの話を聞くときの博士の表情が本当に悲しそうで、今にも泣きそうで、博士のこの共感力こそこの仕事にとって大切な能力だよなあ。

狙撃されているのにぽやっとしている博士は相変わらず。大尉が守ってあげないとすぐに死にそうだ。大尉に立たせてもらっているのは腰が抜けたのか。

当然のように大尉の手当てに付き添っている博士のカットは、光のあたり方もあってめちゃくちゃかっこいい。その後の博士が話すときの仕草が、若干ピーター・ベイリッシュを思い出させた(ピーターくんはあんな立ち方はしないが)。

学校帰りにライトパターソンに寄ったらそのままニューメキシコまで飛行機で連れ去られる博士、きっと着替えとかがなくて困ったに違いない。いや、S1でも散々急な出動はあったから、ライトパターソンにお泊まりセットを常備するようになった博士はいるかもしれない。

 

次回予告

めちゃくちゃ不穏な予告なんだけど……。

大尉生きて!!

 

ヒストリーカナダさんの独自番宣、今年もがんばってくれている。今回はマラーキーさんからの呼びかけ!

 

リアルハイネック博士だ!

 

日本人としてはいろいろと思うところがある場面……。でも博士がここで立ち上がってくれる人でよかった。板挟みな大尉は気の毒。もうやだこの職場。

 

おまけ

www.youtube.com

2019年11月にダブリンのトリニティ大学で行われたギレンさんの講演が公開されていた! 日本の映画について語っているようなのだが、どの作品のことだろう?