ファミ通さんが「ハイデリン・ゾディアーク編」完結記念としてプレイヤーアンケート企画を行っている。
わたしも参加してきたのだが、質問を一読してこれはガチで答えたらめちゃくちゃ時間かかるしそれなりの文字数になるな? と思ったので(タイムアウトする未来しか見えない)すぐさまwordを開いて質問をコピペするところからスタートした。
わたしにとってもこれまでの旅を振り返るいいきっかけになったので、ここに自分の回答をまとめておくことにする。
アンケートにまだ答えてない人はこちらからどうぞ!(2022年2月21日まで)
以下、当然ながら暁月までのメインストーリーやサブクエストに関するネタバレ満載につき注意。
Q5 『FFXIV』を始めたきっかけをお教えください
2020年の春に予定していた海外旅行をキャンセルし、旅に出たい気持ちが燻っているところにスターターパック無料キャンペーンが始まったこと。
当時の初々しい感想はこちら。
Q6 『FFXIV』のなかで好きな遊びかたをお教えください
友達とルーレットに行ったり宝の地図を攻略したり。
条件の合う募集があれば極コンテンツにも参加。
あとは地図を掘ったり、クラフターのレシピ埋めをしたり。
Q8 最も好きなバトルジョブをお教えください(必須)
もともとFF11で白をやっていたことから、14でも幻術士スタート。
触っている時間が長く使い慣れているため、自分が最もパーティに貢献できるのは白だと思う。
コンテンツに初見さんがいるときはいかに生かすか、パーティが半壊したときにどうやって立て直すか、みたいな部分にやりがいを感じるが、自分が初見のときは率先して死んでしまうのが申し訳ないところ。
半壊したパーティをLB3で立て直して勝利したときがいちばん嬉しい。
Q9 最も好きなギャザラー・クラフターのクラスをお教えください(必須)
漁師
風景を見ながらぼんやり釣り糸を垂らす時間が好き。
魚図鑑も読んでいてとても楽しい。
あと木工師の木を切るときの音が好き。
Q10 『FFXIV』で最も好きなメインストーリーをお教えください(必須)
暁月のフィナーレ
上記メインストーリーで最も好きなシーンをお教えください
エメトセルクとヒュトロダエウスと一緒にエルピスの花を咲かせるシーン
好きなシーンを選んだ理由
こんなに悩む質問ある???? と思ったけど1つだけ選ぶならこれかなあ。
ここまでの物語のすべてがこのシーンに帰結するのだと思えた。
これまでの出会いと別れのすべてが、あの花畑につながっていた。
あの花は光の戦士がメーティオンに示した希望であり、ヘルメスからメーティオンへの気持ちであり、古代人たちからの赦しでもあり、ここまで旅してきたプレイヤーへの花束でもあったのだと思う。
Q11 『FFXIV』で最も好きなクエストをお教えください
あと一度、君に会えたら
暁月でも「寒夜のこと」とかエルピスでのあれこれとか印象に残ったクエストは多いのだが、あえてここではこれを推す。暗黒騎士レベル70のクエストなのでまだやってない人は飛ばしてくれ。
いつも笑顔で旅している光の戦士が、決して傷ついていないわけではないことが示される暗黒騎士クエスト。友人たちを失ったことの悲しみや憤り、後悔を抱えて、それでも前へ進もうとしているのがよくわかった。
今思うと、失ったものを再現しようとする行為はエメトセルクに通じるものがある。エメトセルクは水底にアーモロートを再現し、光の戦士はミストを「召喚」した。
ただエメトセルクはアーモロートをひとり歩くばかりで、自分が創造した人々と会話する様子はない。水底のヒュトロダエウスについても「泡でもまじったか」と言っているあたり、意識して創ったわけではなく会話もしていなさそうだ。
一方の光の戦士はミストと対話し、彼の、つまり自分の抱えた問題と向き合いった。自分が完璧な人間ではなく、痛みや悲しみ、寂しさを感じる人間だということを受け入れることができた。古代人から見ればそれは「なりそこない」ということなのかもしれないが、それこそがヴェーネスの望んだ「強さ」である。
このときフレイは「誰かが差し伸べた手が崩れかけた体を支える」ことを「ありふれた奇跡」だと言った。漆黒、暁月はそんな「ありふれた奇跡」にあふれていた。
エメトセルクにとっての水底のヒュトロダエウスは、光の戦士にとってのフレイに近い。エメトセルクが自分の創りだしたヒュトロダエウスと話ができていたら、何か変わっていたのだろうか。
Q12 最も好きな『FFXIV』のキャラクターをお教えください
エメトセルク
彼が背負ったもの、背負わされたものの大きさや、抱えてきた孤独感は、光の戦士以上のものだったかもしれない。漆黒の最後に対決したときの「英雄なんていなかった」の言葉は、今思い返しても重い。彼こそが誰よりも英雄を求めていたはずで、ほかに誰もいないのならと自ら英雄になって同胞を救おうとしていたのに、仲間は次々と斃れ、12000年もかけていまだ道なかば。そんな彼がなりそこないたちの「英雄(しかもその魂はかつて離反した元友人)」に抱いた苛立ちは計り知れない。
そういうことをふまえて漆黒のときのエメトセルクを思い返すと、彼がどれほど歩み寄ってくれていたか、どれほど公平な人間であろうとしていたか、少しわかってくる。
譲れない願いを抱えながら、一方で水底にアーモロートを再現しそこに光の戦士たちを招いたこと、アゼムのクリスタルという「要らないもの」を創って託したこと、そういう矛盾する一面も限りなく魅力的だった。若き日のエメトセルクが自分のそんな矛盾を信じられずにいるところも、彼の本来真面目なキャラクターを考えれば納得できる。
暁月は彼のナレーションにより毎回毎回感情を揺さぶられっぱなしだった。特にサベネア島に着いたときの「どこから見てるの!?」という衝撃は大きかった。
今はヒュトロダエウスとともに穏やかに眠れていることを願う。
パッチ9.0くらいでやたら目のいい少年二人組とかが出てきたらとても嬉しい。
Q13 最も好きなバトルコンテンツをお教えください
1 希望の砲台「塔」
アライアンスはどれも好きで毎日アライアンスルーレットにヒーラーで出かけているが、当たったときにいちばん嬉しいのは塔。ヨルハDAはすべてお気に入りだが、いちばんを決めるならこれ。
初めて実装初日に乗り込んだバトルコンテンツでもある。
元ネタは知らないものの、ギミックのひとつひとつが新鮮でどれも驚かされた。初日の阿鼻叫喚ぶりはすさまじく、20回以上は死んだ記憶がある。
ギミックを理解するにつれて徐々に死ななくなり、初見さんをサポートしながらクリアできるようになって上達を実感した。
やはり突然シューティングになる、電車に轢かれる、ビルが飛んでくるギミックは何度やっても強烈で、ときどき大惨事になる部分も含めてヒーラーとして楽しいコンテンツ。
ヨルハは全体的に各ボス戦の最後の方の複合ギミックが難しく、デノミの影響で今まで飛ばされていた部分までできるようになって嬉しい。
2 リドルアナ
こちらもルーレットで当たったときに大喜びするコンテンツ。イヴァリースも全部好きだが、イヴァリースの中ではリドルアナが特にお気に入り。
最初のファムフリートから全力でパーティを半壊させてくれるし、ベリアスに燃やされたり轢かれたりで阿鼻叫喚、労働七号の算数タイムも楽しいし、ヤズマットさんは声を聞いているだけで楽しい。
音楽もどれも心地よく、クリア後は必ず青空空中庭園なので長居してしまいがち。
3 ヒュペルボレア造物院
初見時、あまりのことにしばらく操作できなかった。
たしかに漆黒クリア時にエメトセルクのフェイスほしい~! と言っていたが、指パッチンひとつでコンテンツ終了してしまうから無理だなとあきらめていたのに、鈍化の魔法という力技で実現させてくれたことに感謝するばかりである。
三人のやりとりも楽しく、何度周回しても飽きない。
三人の幻体も育成したいな……。
4 極ハーデス討滅戦
極デビューした思い出のコンテンツ。
最初に挑戦したときは緊張と難しさに震えたが、今思うと入門用の極として難易度的にもちょうどよかったように思う。
これをきっかけに極コンテンツでは好きなキャラとの濃密な時間を過ごせるということがわかり、ほかの極にも通うようになった。
Q14 最も好きなバトル以外のコンテンツをお教えください
ヌシ釣り
一部のオオヌシは条件が厳しすぎないか? とも思うが、気が向いたときに釣れそうなヌシに挑戦するという遊び方は結構楽しい。
「!!!」が出てコントローラーが大きく振動するときの興奮はやみつきになる。
Q15 『FFXIV』の世界の中で、好きな景色をお教えください
イル・メグ
特に夜のリェー・ギア城は本当に美しい。
最初に訪れたときの印象派絵画のような景色も忘れられない。まさにファンタジーの景色という感じだった。
Q16 最も好きな『FFXIV』の曲をお教えください
Shadowbringers
どの曲にも思い入れがあり、1つを選ぶのは難しいが、あえて1つ選ぶならこれ。
漆黒以降の世界と物語のあり方、物語との向き合い方を決定づけた一曲だと思う。
運命に抗う「英雄」の歌だと思って聴いていたものが、次第にこの「英雄」とはエメトセルクのことなのでは? と感じられるようになっていったのは不思議な感覚だった。
ハーデス戦でこの曲が流れ、泣きながら戦ったのも記憶に新しい。
Q17 最も好きなマウントをお教えください
シャドウグイベル
初めて極に通ってとった思い出のマウントなので!
Q18 最も好きなミニオンをお教えください
ハシビロコウ
暁月のメインストーリーの間、ずっと連れ歩いていた。
ペンダント居住館で初めてあいつに気づいたときは腰を抜かすほど驚いた。
結局何者だったのかはわからなかったけど、これからも連れ歩くと思う。
Q19 お気に入りの装備をお教えください
インペリアル装備
暁月のID装備はどれも個性があって好きだが、あのもこもこの装備一式はどれもガレマルドの気候に合っていそうで、手に入ったときは嬉しかった。
リアルの気候が寒いうちに一通り揃えて着て歩きたい。
あとパーラカ装備もどれもお気に入り。色鮮やかで涼しそうで、インペリアル装備との対比が面白い。
Q20 あなたにとって『FFXIV』とは何ですか?
コロナ禍にあっても、離れて暮らす家族や友人と遊べる貴重な場。
Q21 『FFXIV』をプレイしていて、いちばん楽しかったことをお教えください
暁月前に下限ノーマルハーデス討滅戦を企画したこと。
「暁月前にエメトセルクとガチで殴り合いたい!」と書いて募集したらすぐに人が集まった。
当時を再現するべくAFを引き取ったり本気飯を用意したりする人もいて、みんなのエメトセルク愛が感じられてとても楽しかった。
「よい終末を」と言い合って別れたのもいい思い出。
当時の記録はこちら。
Q22 『FFXIV』をプレイする中で思い出深いエピソード
5.0をクリアしエンディングを見たあと、当時まだ始めたばかりの友人に会いにリムサに行き、レストランビスマルクで夜の海を眺めながら「わたしの守った世界はこんなに美しい」と思ってめちゃくちゃ泣いた。
その後一緒にサスタシャに行き、ゴール地点でだんだん明るくなっていく海を一緒に見たのがとても思い出深い。
Q23 今後『FFXIV』で楽しみにしていることをお教えください
極終焉を謳う者討滅戦がどんなふうになるのかが今から楽しみ。
アライアンスレイドも、ストーリーこみで期待している。
あとファミ通さんのアンケートに書き忘れたのだが、漆黒ロールクエストの続きもめちゃくちゃ待っているので!!!
Q24 『FFXIV』開発陣へのメッセージをお願いします
最初は行けなくなった旅行のかわりのつもりで始めたFF14でしたが、今ではわたしの人生の大事な一部になっています。ここでしかできない素敵な経験、素敵な思い出がたくさんできました。本当にありがとうございました。
6.1以降の新たな冒険も楽しみにしています!