なぜ面白いのか

見たもの触れたものを保存しておく場所。映画、ドラマ、ゲーム、書籍の感想や考察。

流星とアーカーシャ「ファイナルファンタジー14」プレイ日記・42

この記事にはFF14「暁月のフィナーレ」レベル86クエストまでのネタバレが含まれます。

 

f:id:ssayu:20211211203448j:plain

そろそろ月の画像をサムネにしてもいいかな…

この話、いったいどこへいくんだ……。

燃えと萌えがあまりにもキャパオーバーで、いったんログアウトしておふとんに潜ってしまった。

が、わたしにとって最大のセラピーは書くこと。とにかく書いて気持ちを整理してから再び前に進むべくフトーンヴィジルから出てきた。

がんばろ……。

以下、メインクエストレベル86までのネタバレ注意!!!

今回は特に念入りに注意!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:ssayu:20211211200057j:plain

プレイ中の心境です



 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴリトラの決断

大きな犠牲を払いつつも、ヴリトラがついに「太守」としてラザハンの民の前に姿を現した。

ヴリトラも千年にわたる竜詩戦争のことは知っていたはず。人も竜も過ちを犯すものだとしっていたはず。大きな力の差がある二者が対等な関係を維持するのは難しいこともわかっていたはず。人を愛したからこそ、この関係を崩す可能性のあることが怖かったはず。

ただ、イシュガルドで語られた過去の竜と人の関係と、今のヴリトラとラザハンの関係には決定的に違う部分がある。ヴリトラは人を愛しただけではなく、彼らの言葉を語ることができる。ヴァルシャンの姿をとって長い間人とともに、人と同じ目線で生きてきた経験もある。人のいいところも醜いところも、知識だけではなく経験で知っている。

ザハンの民も、長年「太守と盟友関係にある竜」に、畏敬の念だけではなく親しみを持っていたに違いない。ニッダーナ以外にも、ヴァルシャンの正体をなんとなく知っていた人もいただろう。「太守は民と同じ目線で生きてくれている」ことを、彼らは知っている。さらにゾットの塔の一件では、ヴリトラ自ら大量の鱗を提供してくれたことも、彼らは知っている。

大いなる竜と小さき者の関係ではない、ただの「誠意」だけでもない、長い時間をかけた「積み重ね」「日々の営み」の末の、ある種対等な信頼関係。

竜詩戦争を見てきたヒカセンだからこそ、竜と人との宥和が新たな段階に至ったことに胸を打たれずにいられない。

f:id:ssayu:20211211201135j:plain

f:id:ssayu:20211211201218j:plain

今のエスティニアンが、そこで笑顔になれる人でよかった。本当に……。

 

f:id:ssayu:20211211202826j:plain

エーテルとは別のアーカーシャなるエネルギーも未知だ。古代人はどこまでこれを把握してたんだろう。

くっ……暁月で古代人に関する話はくるだろうと思ってプラトン哲学は予習したが、インド哲学はほとんど未履修に近い。準備が足りなかったか……。

暁月って西洋哲学と東洋哲学の融合をやろうとしてるよね。その結果がどうなるのか、思想史的にも興味がある。

 

ところで、サブクエストをやっていたら気になるセリフがあった。

f:id:ssayu:20211211202437j:plain

うーん、やっぱりこの神様、アーゼマやアジム、ひいてはアゼムと関係がない?

 

ロールクエスト暁月編

今回のロールクエストはいつ始まるんだろうと思っていたら、レベル85で解放なんだな。

とりあえずヒーラーのレベル86まで進めたわけだが、いや待ってこれメインクエスト級の話でしょ!? これ紅蓮のエピローグ、アラミゴとウルダハの戦後を描く物語なんでしょ? となるとほかのロールクエストも全部今までの物語のその後なんでしょ?

まずい……今のところ白とナイトしか85に達してない……。

漆黒ロールクエストは漆黒エンディング前に全部終わらせると感動もひとしおと聞いて、そのとおりにやったところたしかに感動もひとしおだった。これ……ほかのジョブも並行して上げるか……。エンディングまでに全部クリアできるかはわからないけど……。

 

f:id:ssayu:20211211205207j:plain

ヒーラーのロールクエストは導入から特大の鬱だったが(ちなみにタンクのロールクエストも導入だけやったが同じく……)わたしとしてはフォルドラがこんなふうに誰かを頼ることを言えるようになったことに感無量だ。

絶望から生まれる偽神獣、そのボスクラスとなるとどのロールも劇鬱展開になりそうだが、今までたどってきた物語のエピローグとして、何かしら救いのあるものになっているといいと思う。

 

 

エリディブスとの再会

f:id:ssayu:20211211205732j:plain

いやまさか彼の名前を再び聞くことになるとは。というかご本人登場とは。クリスタルタワーにも再び出番があるとは。ありがとうアラグの謎技術。

暁月、本当に息もつかせないな。

「調停者として」手を貸してくれるというエリディブス。本当に「エリディブス」の名が誇りで、標だったんだな……。彼は還り、いつかはその魂が新たな命となるのだろう。会いたかったみんなと、もう「彼ら」だとはわからないかもしれないけれど、また会うことができますように。いつかどこかでまたククルカくんの人生とも交わったらいいな。

漆黒のエリディブスはずっと疲れきって寂しそうな声をしていて、大切な記憶を失い続けることを受け入れあきらめている感じなのが悲しくて胸がしめつけられたのだが、今回登場したエリディブスはちょっと話し方が違った。少しばかり眠って少し元気が出たというか、大切なものの記憶=自分を支えてくれるものがある状態で話しているというか、そんな感じだ。

石田ボイス大好きなわたしとしては、漆黒のときよりも心穏やかに堪能させてもらえた気がする。

f:id:ssayu:20211211210214j:plain

f:id:ssayu:20211211210633j:plain

f:id:ssayu:20211211210711j:plain

エリディブスが、というか「ゾディアーク」が、ハイデリンに対してこんなふうに親しみをこめて呼びかけるのを見て、ゾディアークが「世界を救いたい」という願いから生まれたものだということを再認識させられた。

だからこそ、ゾディアークに世界を壊させるなんてやっぱりひどい。それを知っていたファダニエルはなぜあんな方法をとったのか……。

 

 

ありし日のエメトセルクたち

で。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:ssayu:20211211211956j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:ssayu:20211211211908j:plain

 

 

 

 

 

 

 

……。

…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:ssayu:20211211200057j:plain

 

 

 

 

……。

…………。

 

 

 

もうね、そりゃ古代に行くとなった時点で「これは本人登場あるな」と思ってたよ。

でもいざそれを目の前にしたら、衝撃に備えていても受け身なんかとれなかった。しばらくフリーズし、両手で顔を覆い、深呼吸を繰り返して、どうにか意識不明の重体になることは免れた。

 

若い……顔だけじゃなくて声が……。高橋さんすごい……。演じ分けがすごい……。

 

f:id:ssayu:20211211213427j:plain

なんか一瞬、ヴェーネスと月のゴールデンわんこがいた。ここの職員だった? それともエメトセルクたちみたいな外部訪問者? まだ顔を正面から見られていないからわからない。

 

f:id:ssayu:20211211213943j:plain

ごめん……じろじろ見ただけじゃなくてハグしたりなでたりつついたりした……(告白)。あとなんか背景に原子論のデモクリトスがいる。

 

f:id:ssayu:20211211214252j:plain

そんな捨て犬を拾ったみたいな……。いや彼らの感覚としては限りなくそれに近いんだろうな。

f:id:ssayu:20211211214437j:plain

アゼムどんな人だったの???? これに対して「いない奴を勝手に使う……」と呟くエメトセルクの常識人っぷりよ。さらに「人前で個を主張するのはマナー違反」と注意までされてしまったし。

 

f:id:ssayu:20211211214732j:plain

ここまで進めてようやく「記念撮影する」ということに思い至ったらしい。ヒュトロダエウスに創ってもらったローブ、かわいい。ズボンとブーツももらったけどまったく見えない。

 

f:id:ssayu:20211211214915j:plain

メーティオン……「メテオ」の語源かな。FF14にとってはちょっと不吉な名前なんだけど、「青い鳥」なんだな。たしかエオルゼアでも青い鳥は幸運をもたらすものだった

ちょっとだけガルーダに似てる?

 

f:id:ssayu:20211211215326j:plain

f:id:ssayu:20211211215709j:plain

突然のコメディ展開と聞き慣れたのんきな音楽に、心がついていかない!! 感情の振れ幅が大きすぎる。

ここ、こんな面白いやりとりをしてるのに、この場の四人のうち二人はククルカくんの手にかかって死んでるからね。どんな気持ちでこの場に立っていればいいのかわからない。

 

f:id:ssayu:20211211215916j:plain

このとき、三人それぞれの座る姿勢にも個性が出ていて好き。ヒュトロダエウスのこの座り方よ。

ここでは古代人の死生観が語られた。

人は人としての役割を終えた時点で、本人が「還る」ことを選ぶらしい。それは現代人からすると「自殺」ではないのかと思うのだが、彼らは納得の上で命を循環させることを選んできたようだ。むしろ「還る」ことを選べるような段階まで役割をまっとうするのは名誉なことらしい。

が、ヘルメスはそこに納得していない。「還る」ことを「死ぬ」と認識する彼は、この時代においてかなりの変わり者になるのだろう。

 

f:id:ssayu:20211211220617j:plain

いや待ってハシビロコウちゃん何者!? 今まさにククルカくんも、終末のアーモロートからついてきたハシビロコウちゃんを連れてきてるんだけど!?

「無」っていったいどういうことよ……。このタイミングでそんなこと言われたら、偽神獣現象と関連づけて考えてしまうじゃん。

 

f:id:ssayu:20211211221404j:plain

これを見てあ……って。

ひょっとしてこの子が「エルピス」なのか? 

この子が読み取ったり伝達したりしているのがアーカーシャなのか?

もし終末が、人の手の及ばないアーカーシャの領域からもたらされるものだとしたら(ヘルメスがわざわざメーティオンを創造して仕事にあたらせているということは、古代人にもアーカーシャの領域は直接手出しはできないということ)、メーティオンは鍵になりうる? というかむしろメーティオンが終末のきっかけだったり……は飛躍のしすぎか? いや、終末に対してファダニエルが「執念」を持っていたとエリディブスが言ったのが気になってるんだ。

 

f:id:ssayu:20211211222756j:plain

このへんのヘルメスの発言がちょいちょい不穏(古代人視点からすると)なのも気になるんだよな。でも結局、彼はこのエメトセルクの面接を通ってファダニエルになるんだよね?

 

……というところまでやって、情緒が限界になっていることに気づいてログアウトしたのだった。こうして考えたことや疑問点を整理してみると、ちょっと落ち着いてきたかもしれない。

こんな楽園を見せられて、しかしこの後に待っているのが悲劇だとわかっているわけで、まあやっぱり受け身はとれずに塵になるんだろうな……と思いつつ、前に進んでくる。ヒュトロダエウスに手を握っていてほしい……。

 

 

f:id:ssayu:20211211223535j:plain

調子にのって机の上で踊る使い魔を微笑ましく見守るふたり

 

 

【20211223追記】

ヒカセンの存在に気づいたエメトセルクとヒュトロダエウスが体を与えてくれるくだりは種族によってセリフが違うことをフレンドさんに教えてもらったので、ララフェルバージョンとルガディンバージョンを貼っておくことにする。

まずこっちがララバージョン。

f:id:ssayu:20211223202341j:plain

f:id:ssayu:20211223202418j:plain

ララフェルの圧を感じるエメトセルク

 

そしてこっちがルガディンバージョン。

f:id:ssayu:20211223202644p:plain

f:id:ssayu:20211223202717p:plain

やはり体のパーツの比率を気にしている模様

大きくしすぎってほどじゃなくない!?

ララフェルでエルピスのクエストをやっていると「使い魔」感が半端なかった。だんだん言動も使い魔らしくなっていき、ご褒美をねだるようになるククルカくんであった。

 

 

ssayu.hatenablog.com

ssayu.hatenablog.com