光の戦士の夏休み、本日も南米チックな風景の中を旅している。
どこを歩いても景色がきれいで、特に植物の書き込みがグラフィックアップデートのおかげもあって細やかで、絵になる。
音楽も昼・夜ともに素敵だ。
トライヨラに着いたときはベニー・グッドマンか!!? とびっくりしたのだが、そこから急に DAWNTRAIL と Close in the Distance のアレンジがぶっこまれるので情緒がはちゃめちゃになってしまう。
本日はオルコ・パチャのクエストからレベル91ID・その後のイベントまで。以下ネタバレ注意!
ねんがんのタコスをてにいれたぞ
トライヨラ初上陸時にタコスを踏みつぶされて泣いたわたしは、タコスリベンジに燃えていた。トライヨラの無念はメキシコ料理屋で晴らす。
先日ついにメキシコ料理屋に突撃することができ、タコス祭りを開催した。これからトライヨラを歩くときはあの味と香りを思い出すことになりそうだ。
バクージャジャのおかげで最高のメキシコ料理屋と出会うことができた。7.0の感想ミーティングの場所としても最高ではないか。
なおFFシリーズは14しかプレイしていない友が、「ういうい」と言うようになった。ついに10ネタも通じるようになったのか。吉田Pは偉大なり。
オルコ・パチャに到着
前回コザマル・カの農業問題を解決したウクラマトたち。今回はオルコ・パチャに着いたところから。
アンデス山脈を思わせる景色が広がっている。移動に使うのは、山地に適したアルパカ。暮らしているのは商売に長けたペルペル族。
ここでゾラージャ王子と出会うことになった。で、トーブリの判別もアルパカを連れてくる試練も力技でクリアしてしまった。こいつのキャラ、なんか既視感があるなと思っていたらアリゼーが言ってくれた。
あーゼノスか!! そうね、もしゼノスがこの試練を受けとしたら似たような感じになるかもね。でも「もっと話を聞かない奴」という指摘もごもっともだ。もしゼノスが継承の儀を受けろとか言われたら、候補者を皆殺しにした上で前王も殺して王位をのっとりそうだ。グルージャジャの指示に従って素直に継承の儀に取り組んでいるだけ、ゾラージャの方が社会性があるといえる。
ゾラージャは戦争を起こすことで戦争の悲惨さを国民に知らしめ、世界征服の後に恒久平和を目指しているらしい。話だけ聞いてると頭大丈夫? と言いたくなるが、周囲にまともなつっこみができる人はいないのか。
戦争の悲惨さを伝えたいなら、歴史の記録保存と国民への歴史教育に力を入れればいいと思うんだけど。「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」を地でいっとるやないか。まあゾラージャは国民のことを愚者だと思ってるってことなのだろうけど。
でもその理屈だと、世界征服をした後も定期的に戦争を起こして経験から学ばせないといけないことにならない? 自分が世界征服をすれば絶対に恒久平和が維持できると思ってる? この愚者が! 自分こそ歴史から学べば????(ストレートな罵倒)
わらしべ長者イベント
野生のアルパカを連れてくるのが試練
→野生のアルパカは鞍をつけないと乗りこなせない
→野生のアルパカ用の特別な鞍を用意すべし
→特別な鞍は10000ペル
→100ペルのアルパカ毛玉を元手に10000ペル調達せよ
という流れでわらしべ長者イベントがスタートした。
ペルペル族は商売に長けているという話だったから、商売にちなんだ試練があるのだろうとは思っていたけど、そうなるとはね。
こちらの助っ人としてハンコックさんを召喚したいと思ったのはわたしだけではあるまい。ウルダハの裏通りでロロリトと出会ったハンコック少年が、ロロリトから預けられた元手をせどりによって倍にしてみせたエピソードは記憶に新しい。今の彼を連れてくれば、一瞬で100倍にしてくれるのではないか。というか単にわたしがハンコックさんと再会したい。
わらしべ長者のお手伝いをしてくれるマーブル。
ククルカくんは冒険者になる前は交易商として働いていた設定なので、彼女の夢を応援したいスタンス。
やるじゃん。
彼を知り、己を知れば百戦危うからず。商売の基本でもあるな!
コザマル・カでもオルコ・パチャでも、徹底して描かれているのは他者理解である。取引相手のことを知らなければ求める商品は提案できない。土地に生きる者のことを知らなければ統治はできない。それが異民族だったり、自分が暮らす土地とは異なる気候・風土を持つ地域だったりするならばなおさらだ。ウクラマトはそれに気づこうとしている。
それぞれの過去
テントがある!!!!!!!(そこ?)
蒼天時代の簡素な野営を思い出し、ガイドつきの旅のありがたみをひしひしと感じた。
ここまでちょいちょい意味深な発言を繰り返してきたエレンヴィルが、ここで過去の一部を開示してくれた。
エレンヴィルの課題というのも黄金郷の探索だったんだな。その師匠にグリーナーの仕事も勧められて就職し、グリーナーの仕事が面白くなって黄金郷の課題は棚上げ、というか「そんなものはない」という結論に至ってしまったんだろうな。
ペルペル族が今のような商売人となったのはグルージャジャのおかげだったらしい。ハヌハヌ族でもグルージャジャが魔物を追い払ったり神輿に乗ったりした話を聞いたけども、本当に各民族に尊敬されてるんだな。
しかし「ヨカフイ族の支配から解放してくださった」って、具体的にはヨカフイ族に何をしたんだろ。説得したのか、それともヨカフイ族の親玉をぶん殴って従わせたのか。一方的にペルペル族の解放を通達して聞くような人たちなのか。それともここでもグルージャジャはヨカフイ族の抱える問題を解決することで説得したのか。そのへんはヨカフイ族のところまで行けば語られるかな。
ちなみにペルペル族はヨカフイ族に支配されていた頃、黄金郷を探せと言われていたとか。つまりヨカフイ族は黄金郷の伝説を知っていた。伝説の出どころはヨカフイ族の可能性がある。というわけで彼らの話も聞く必要がありそうだ。
さらにクルルのつけているクローバー風の耳飾りは、20年くらい前にヨカ・トラルではやったものだという。ガラフがその頃にヨカ・トラルで入手してクルルにプレゼントした感じだろうか。これも黄金郷絡みのアイテムだったりするのかな。
商人クエスト
さてここでもサブクエストをひとつずつ進めていく。風脈クエスト、よかったなあ。
偏属性クリスタルを売りつけられそうになったときは、お? 悪徳商人か? と思ったけど、ククルカくんが偏属性クリスタルにそんな価値はないことを教えるとこの反応。
倫理観がちゃんとしてる人だ!!! いったいどこのどいつだよ、こんないい人を騙したのは!
またウルダハのララフェルかよぉ!!!! なんで感じの悪いやつはだいたいララフェルなんだよ!!! おめーこれ以上ウルダハのララフェルの評判を下げんでくれや!!
ザナラーン出身の元交易商ククルカくんは憤慨してギギモルのところへ向かった。
ノーペリは鮮やかな手口でギギモルにブラシを売りつけた。
ギギモルと違うのは、ブラシの品質には嘘がなかったこと。そしてちゃんと真相を説明したこと。
じ、持続可能なグローバルパートナーシップ……!
なんという倫理観……なんという先見性……!
商人としてあらゆる意味で完敗したギギモルは、金は返すし償いをするとのこと。また互いに利益のある商材を提案したいと言いだした。話が通じる商人でよかったなあ。ククルカくんのグレアガが火を噴く展開にならなくて命拾いしたな。
この話はRP的な意味でもとても面白かった。ククルカくんもウルダハの商人連中に揉まれて苦労した経験もあったと思うけど、そんな経験もここで活きたかもしれない。彼にとっても感慨深い、ひと夏の思い出になったのではないだろうか。
そのほかのサブクエストで印象に残った話といえば、染料のエピソードとか。
ペルペル族の民族衣装がすごく素敵なので、あの服ほしいな~と思っていたのだが、虫で染色しているらしい。あーコチニール色素的な……コチニールカイガラムシって中南米原産だったっけ。
昆虫の体液は自然由来の原料なわけだし、伝統的な染色方法に文句をつけるつもりもないが、わたしは虫が苦手である。
あとはこれ。もしかして糞じゃない? と思ってスクショを撮っていたのだが。
魔物の糞から採取したコーヒー豆を加工販売しようとしている。でもこれも現実にあるよね。めっちゃ高級品とされてるやつ。わたしはそもそもコーヒーが飲めない人だが、今後も飲むことはないであろう。
イフイカ・トゥムへ
さてトライヨラに戻り、ワチュメキメキのイベントを見た。ワチュメキメキはミーン工芸館とかシャーレアン魔法大学みたいなギャザクライベント会場なのかな。
それからサンクレッドとウリエンジェがコーナに協力していることが判明。き、きみたち……また「お父さんズ」をやろうっていうのか? リーンを無事にひとり立ちさせた次は、コーナくんを一人前にしようと!? コーナくんはこのふたりの信頼を得るだけのキャラクターではあるということなのかな。
この先ふたりと全力でやり合う展開もあったりするのだろうか。「対立」にはならない雰囲気だけど、競い合う展開はありそう。
ともかく、一行はコザマル・カの南部へ向かうべく筏をげっと。川を上っていくことになった。で、ここで91IDかーい!! なるほどね、夏休みにふさわしい冒険だ!
途中でバクージャジャの妨害があったものの、どうにか目的地に着いた一行。
しかしウクラマトはまたしても船酔いに。めっちゃ揺れてただろうししゃーない。
しかしウクラマトはずいぶん落ち込んでいる。この件だけではなくて、ゾラージャやバクージャジャとの力の差を実感させられたこともくよくよしているみたい。
クルルもククルカくんも話を聞こうという姿勢。しかしここでわたしの眠気は限界に。心を開こうとしているラマチをおいてエーテライトを解放に行き、そのままログアウトしてしまった。
こんな状況で丸一日放置してすまんかった。いや、ETだと数週間放置したことになるのか。マジですまんかった。
幸いラマチは気にしていない様子だったので、何事もなかったかのように話を聞くことに。
彼女はイクブラーシャというシュバラール族の集落出身らしいが、物心ついた頃には連王宮で暮らしていたとか。なんで??? なんでそういうことになったのか、グルージャジャは話したことがないのか? 誘拐事件じゃない? 大丈夫? 本当の親は生きてるんだろうか?
おいヴィセーリス聞いてるか。お前にこれができてたらレイニラもエイゴンも今頃ああなってないんじゃないのか。
グルージャジャはいい親だったのだと思うけど、これはこれで実子ゾラージャ的には面白くなかったりしなかったのかとちょっと心配になる。
兄たちと自分を比べて劣等感を抱いていたラマチだが、王になろうと思った気持ちに兄たちは関係なく、最初から「みんなのため」だったのだと気づく。
ここまで描かれてきたのは「無知の知」、そして学ぼうする姿勢、「知る」ということ、他者理解の重要さである。
無知は無理解であり、無関心であり、無共感であり、偏見や差別の温床である。ウクラマトはそれを裏返し、優しい言葉で表現する。
「知る」ことによって対象への関心や共感が高まり、「好き」になる。それを実感し、もっと好きになりたいと意欲をみせるウクラマト。いい子だな、と素直に思う。
しかしここまで完全に「ウクラマトが主人公の物語」だけど、黄金のレガシーはこのままウクラマトの物語になるのだろうか。ククルカくんはどこかで「直接利害関係のない協力者」としての立場を超えて、物語の中心に進み出ることになるのだろうか。
6.xが完全にゼロを主人公とした物語だっただけに、そろそろククルカくんの物語も見てみたい気もしている。漆黒・暁月でがっつり味わった「光の戦士」の物語があまりにも楽しかったので!
まあそれはそれとして、この続きのシーンよ。
いや聞いとったんかい!!!!! しかも話し声が丸聞こえな至近距離で!!!
あとこのセリフ。未来改変は漆黒で経験があるけど、それとはまた違うものなのだろうか。それからエメトセルクも黄金郷を「見た」んだよね? 「未来を変えるほどの力」は得られたんだろうか? 現生人類に道を譲る結果にはなったけど?
それからこの気の毒なマムージャ。何の意味もなくこんなキャラを出すわけがないから、この後もまた出てくるのだろうか。バクージャジャが父上と母上に言及していたのも気になる。
そんな感じで試練は順調に進んでいる。
ゾラージャに葦の不作を解決するだけの智慧があるようには見えず、コーナにアルパカを捕まえる体力があるようにも見えなかったのだけど、ふたりとも両方クリアできたのだろうか。そしてバクージャジャはどうやってアルパカを捕まえたのだろうか。
これからどう展開していくのかまだ全然読めないが、まだまだククルカくんもわたしも夏休み気分だ。今後も新しい景色を見るべく冒険を続けていくつもり!