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トラル大陸で教養教育の重要さを説く「ファイナルファンタジー14」プレイ日記61

不敵な表情のククルカくんが好きすぎる

光の戦士の夏休みをまだまだ満喫中のククルカくん。

メインクエストも進めているのだが、ここにきてギャザクラクエストとロールクエストが解放された。

漆黒のときはミーン工芸館をだいぶ後回しにしていたのだが、メインクエストクリア前に見ておいた方がよかったなと思ったものである。それで暁月ではシャーレアン魔法大学をメインクエストと並行して進めて、メインクリア前に感動のラストを迎えたのだった。

やっぱり今回もメインクエストと並行して進めたいよな~。ある程度進めると「メインクエストを○○まで進めると次に進めます」と出てくるので、ギャザクラの話だけ進められるわけでもなさそうだし。

そんなわけであれこれ寄り道しながらのプレイ日記。

今回はコザマル・カの南半分の話。レベルは93くらい。ロールクエストとワチュメキメキのネタバレもあるよ!

 

 

 

 

 

なんだこのフラグっぽいセリフはと思ったら、ちゃんとフラグだった

 

モブリン村アースンシャイア

さて次なる試練の場所はモブリン村である。

だがこの村も先日の嵐で被害を受けており、試練どころではないらしい。もちろん我らがラマチは復興支援のためにモブリン村の壺匠の世話を申し出た。グルージャジャさんさあ、災害復興のために継承の儀を利用してない?? 災害復興支援は現政権のお仕事じゃないんか?

コーナくんは仮にも為政者を目指すなら、大学でもう少し社会科学系科目を真面目に履修しておくべきだったんじゃないのか。こんなのがトップになったらまちづくりも産業開発もあったもんじゃないでしょ。むしろ「なぜモブリンたちは壺匠にこだわるのか」は社会科学系学部の入試問題にすべき。

でも現地で壺匠の作品を見て、話を聞いてちゃんと理解しているのでえらい。問題があるのはシャーレアン魔法大学のカリキュラムなのかもしれない。ちゃんと全学部必修の教養科目を開講しろ

その土地の気候、風土、文化、採れる材料などによって、職人に求められるもの、職人の発想、できあがる作品が変わるのは当たり前だ。そうして生まれるのが土地の個性であり、大量生産品とは異なる名産品、特産品と呼ばれるものになっていく。そうしたものに価値を見出し、他の地域にアピールしていくのが為政者の仕事だろ。

Maat さんかよ

モブリンからの試練は新規の壺匠を連れてくること。これまでの試練に比べれば単純で簡単な気がする。そらもうあれよ、先日トライヨラで会った爽やかな後ろ向き野郎……あのアンシャンテみたいな名前の人を連れてくるしかないでしょ。

せっかく就職できたばかりなのにもう辞職して別のところで働けとか横暴もいいところだが、ほかの職人と自分を比べて落ち込むタイプなら、雑多にいろんな才能が集まるワチュメキメキよりも、ひとり作業場に籠って仕事ができるアースンシャイアの方が快適かもしれないよ!

フォンジャンテーンだった

しかし彼は思ったよりだいぶウクラマトに感謝していて、思ったよりだいぶしっかりしていた。話を聞いて、自らアースンシャイアに行くと言ってくれた。

やっぱりあっさり解決したな!

 

 

ロールクエスト「自由の扉」

さてモブリンの試練はすぐに終わったのだが、ここからが長かった。まずロールクエストが解放された。

あのタコス屋さんの客のセリフがどいつもこいつも不穏な感じで、わたしは友に「ここで後から絶対クエストが発生するでしょ」と話していたものである。まさかロールクエスト会場だったとはね。でも漆黒のときもクリスタリウムの酒場が会場だったしな。

ロールクエストといえば、漆黒、暁月のメインクエストと深い結びつきがあり、どのロールでも深刻な状況が語られ、泣きながらクリアした思い出がある。

しかし今回のロールクエストはなんだかノリが違う雰囲気である。

店員さんがガン見している

自称悪の秘密組織「自由の扉」が、トラル大陸各地の秘宝「祭器」を盗んでエオルゼアに帰っていったらしい。目的は国家転覆らしい。国家転覆は困るが、なんかこう、学生のサークル活動か、ネットのオフ会くらいのノリで集まった子たちのような雰囲気なんだよな。

連中はタコス屋さんのテーブルで店員さんにガン見されながら堂々と悪だくみを語ってから、そのまま解散しおった。「何も食わずに帰るんかい!!!」と叫んだら、直後にククルカくんとシンクロしたので爆笑した。

食い逃げよりはマシかもしれないが、こんな混雑した人気店で何も注文せず帰るとか……きみたちトラル大陸まで来てタコスを食べずに帰るとか、マジで何しに来たんだよ

およそ世界の危機が訪れそうな感じではなかったが、実際に各地で被害が発生してしまったらしい。それでエオルゼアのことをよく知るククルカくんに事件解決の白羽の矢が立ったというわけだ。

とりあえずヒーラーのから始めてみたところ、彼女の奪った祭器は毒を撒くものだったらしい。エスナで治療していく話になるようだ。でも彼女は国家転覆を企んでいるというわけではなく、単にイタズラを楽しんでいるだけとのこと。イタズラというか普通に犯罪だと思うが。

今のところそこまで深刻な状況ではない(人が絶望の末に獣化するとか、過去の英雄たちが獣化しているとかに比べて)のでのんびり進めていこうと思うが、そのうち深刻な展開が待っていたりするのだろうか。

 

 

ワチュメキメキ!

声に出して読みたいトラル語

そしてギャザクラクエストも解放された。こちらはトラル大陸のさまざまな文化に触れることができて面白い。

なんか露骨に影のある顔のきれいなうさ男が、金のない顔のきれいなうさ男と同棲することになったり……

お前は柳田國男か?

文字が読めないにもかかわらず異常に見識が広く教養があり、この国に民俗学を興そうかという人の話を書き残したり……(シャーレアン魔法大学は今すぐこの男をスカウトしろ

異なる生物学的構造を持つさまざまな種族に効果のある健康食品の開発とかいうとんでもなく高度な依頼を受けたり……

めちゃくちゃ男前なロスガル姐さんと新人ちゃんの応援をしたり……

わ、わたしにはまだやるべきことが…

魚屋を継ぐよう勧誘されたかと思ったら、ディープな青魔法と魚介調理法の世界にいざなわれていたりした。

どれも面白そうだし、トラル大陸のことをもっと深く知るためにはウクラマトこそここで修行するべきではないかと思ったりする。

 

 

対決! グルージャジャ

グルージャジャとはいつか対決するのだろうなとは思っていたが、ここで来た。トライヨラにククルカくんが帰ってきていることを聞きつけたグルージャジャは、こっそりククルカくんを呼び出して手合わせを所望した。

ゼノスとの最後の一戦を「楽しんでしまった」後、わたしもククルカくんも自分の「変化」を自覚した。今のわたしは強敵との戦いを愉しめる。うまくできるかな? って不安は今もあるけど、ノーマルコンテンツなら初見未予習でもなんとかなるだろうと思えるくらいには自信もついてきた。

だからここでも、ゼノスのときと同じように戦いを求める返事をした。戦いを求めるときのククルカくんの自信に満ちた表情が好きだ。以前のククルカくんはあんな顔しなかったよな~と思ったりして。ここまでの冒険がククルカくんに与えた影響を想像してニヤニヤしてしまう。

継承の儀の支援者のための試練かよ!! サンクレッドたちも試されたりするんだろうか。

ここのセリフはロールごとに用意されてるのかな。これはヒーラー用セリフっぽい。

グルージャジャは「ラマチの親」として、ククルカくんに腹を割って話をしてくれた。

あ、グルージャジャさんもちゃんとわかってたんだ。

でも、だったらなんで子供の頃からちゃんと王位継承候補者としての教育を受けさせなかったの? という話になる気がするんだけど。なぜ王は子供たちに自分の住まう国についての知識を授けなかったんだろ。義務教育という概念はまだ存在しないにしても、もうちょっと教えられただろ。

歴史も、文化も、信仰も、文字が読めて想像力のある子なら、書物から多くを学べるものでしょ? もちろん実際に現地に行って直接見聞を広めることにも意味があるけど、たとえその機会がなくても知識を吸収し、系統だてて世界を整理し理解することは十分にできるはず。

もしかしてトラル大陸にはエオルゼアほどの文字文化がないのだろうか。ワチュメキメキにも文字文化のない部族が出てきたし。歴史の浅い国だし、「歴史や文化を文書として書き残す」という発想がまだないのかもしれない。トライヨラにある建国の流れを説明した碑も絵だったしなあ。識字率自体がだいぶ低いのかも。

今までに出てきた国の中で最も教育を重視していたのはガレマール帝国で、彼らは身分を問わず優秀な人を士官に取り立てられるよう、平等な教育を推進していたみたい。やっぱり国家にとって有用な人材を育てるためには、身分や親の経済的状況を問わず学べる環境は必須なんだよな。ネロさンみたいな人材も発掘できるし。

トライヨラ連王国もエオルゼアも、ガレマール帝国の教育制度を見習うべき。そうしたら、武術大会の優勝者とかではなく教育機関教養科目まで履修した成績優秀者を継承候補者として推薦できただろうに。そんな状況だったらそもそもククルカくんのところに依頼も来ず、7.0が存在しないことになりそうだけど。

話を聞くに、この継承の儀が、子供たちが受ける初めての「教育」っぽいんだよな。いったい彼らはこの城で何をして育ってきたんだろ。

悪い親ではなさそうなのだけど、単にこの大陸では教育の重要性がまだ認識されてないってことなのかもしれない。だとすると、ゾラージャくんの頭大丈夫? と思わせる発言も、そもそも国民への平和教育という概念が存在しないがゆえのものと理解できるかもしれない。

わたしは日本というそこそこの教育水準の国で、そこそこの教育を受けて育ったからこそゾラージャの理屈はおかしいとすぐにわかるし、平和や治安を維持するためには何よりも国民の教育水準を上げることが大事だということもわかる。

でも500年前の人類は誰もそんなことを考えていなかった。100年前ですら、そんなことを言えるのはごく一部の非常に見識のある賢人くらいだったはず。現在は教育水準がここまで上がったからこそ、場末のブロガーが当たり前のようにこんな話を書き散らせているのだ。

だからまあ、あんまり上からゾラージャくんやその支持者の思想をボロクソに言うべきではないのかもしれない。これは彼個人の問題ではなく、彼らの社会の限界をも示しているのだから。

ただそれはそれとして、ゾラージャくんもまともにツッコミができる人をそばにつけるべきだという話なんだよな。たぶんゾラージャくんに対して「頭大丈夫?」と言う自由は認められると思うんだけど、その後無事に帰宅できる自由があるかどうかがまったくもって不透明なので、誰もつっこめないんじゃないのかな。

ともかく、継承の儀の意図は理解した。頑張ってラマチを磨いていこうじゃないの。

あと気になったのはウケブのこのセリフ。

どういうこと??? グルージャジャは黄金郷を見て帰ってきたんじゃなかったの? あとエメトセルクも見たんでしょ? どういう意味で言っているのか謎すぎる。なぜみんなつっこまないんだ。

 

 

ウクラマト誘拐事件

なんかかつてのモブリン村はだいぶ闇が深かったみたい。誘拐+強制労働のコンボからよくここまで変われたな。グルージャジャが有能すぎる。

お、おう…

村の過去には若干引いたが、ウクラマトは現在の彼らの生き方が好きになったとのこと。今のやり方はまあ、悪くないよね。

で、その後オルコ・パチャへと向かうことになったのだが、試練をクリアしたはずなのに空を飛べるようにならない。なんで!? マップ上に風脈はもうないし、残ってるクエストももうないのに! と混乱したのだが、ここの話はこれだけでは終わらないってことだったのね。試練がだいぶ簡単だったものね。

で、ウクラマトがアースンシャイアに呼び戻されてひとりで行くことになった。そしていつまで待っても帰ってこない。もっと早くリンクパールで連絡とろうよ!!

ラマチのことが心配なコーナくんチームもここでは協力してくれることになった。久しぶりにサンクレッドがシーフとしての能力を発揮していて嬉しい。

ククルカくんは久々の尾行にドキドキしながら犯人を追いかけた。なおまったく同じタイミングで見知らぬララフェルがククルカくんと同じコースを並走していたので、妙な連携意識が芽生えて面白かった。ララフェルってくさむらに頭まで隠れるから尾行に有利だったりしない?

コーナくんがラマチを大事に思っているのは、彼は「家族」というものに苦い思い出があり、一緒にいて当たり前だとは思っていないから。理由あって親と離れて生きることになった(だからなんでだろ?)ラマチをひとりにしないと誓ってるんだな。

しかしコーナくんの親もまたどうしてそんなことを? こっちも何か事情がありそうな気がするけど。

で、結局ウクラマトを誘拐したのはやっぱりバクージャジャだった。こいつぁ儀式によって磨かれる気がゼロだ! よし、ここでバクージャジャ討滅戦に突入してもええんやで? と殺る気満々だったのだが、そんなことはなかったぜ。

いきなりコーナくんが怒りのヘッドショット! しかし頭に銃弾が当たったというのに、残念ながらバクージャジャは死ななかった。

ククルカくんとサンクレッドのなんかかっこいい連携もあってウクラマトは奪還できた。ここまでの冒険で、ククルカくんとサンクレッドの間にもこんな信頼関係ができていたんだなあ。

が、しかし秘石は奪われたままである。

まあぶん殴って取り戻せばいいだけの話よ!(暴力に訴えるヒカセン)

俺はいつバクージャジャ討滅戦が来てもいいんだぜ! と思っているが、ストレートにバクージャジャの討滅戦になる展開になるとはあまり思えず。討滅戦サイズのキャラじゃないしな……。やるとしたらだいぶ巨大化してもらわないと。じゃあいったい何の討滅戦になるんだろ? もう少し先かなあ。そして次のIDはどんな感じだろ。

まだまだ見当もつかないが、うきうきで先に進めてこようと思う!

 

 

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