なぜ面白いのか

見たもの触れたものを保存しておく場所。映画、ドラマ、ゲーム、書籍の感想や考察。

東条斬美と絡新婦「ニューダンガンロンパV3」キャラ語り08

ダンガンロンパ霧切」の新刊がもうすぐ発売。楽しみなのだが、いつ結お姉さまが死んでしまうのかと思うと……いや、このシリーズの読者はなんだかんだでそのときがくるのを楽しみに待っているはずだ。

 

本日は「超高校級のメイド」東条斬美さんのキャラ語り。彼女もいろいろな切り口から深読みできるキャラなので、今日はその一端を。

エンディングまでのネタバレ注意。

 

続きを読む

天海蘭太郎と超高校級の研究教室「ニューダンガンロンパV3」キャラ語り07

サントラCD発売! アマゾンの売り上げランキングを見る限り、クロの方が売れているようだ。収録曲が多くて議論BGM豊富だからか。

1、2、絶対絶望少女のサントラはプライムミュージックから聞き放題だったりするので、過去作のサントラを持ってない人はこっちを検討してもいいかもしれない。わたしはブログ記事を書きながらよくBGMに流している。

  ↓ここからチェックできる

 

ちなみにわたしのお気に入り曲はオープニングテーマと開廷アンダーグラウンド。1のオープニングテーマに一瞬、開廷アンダーグラウンドのフレーズが挟まれるのが好きだ。議論BGMはHEAT UPがお気に入り。オープニングアレンジは2のがいちばん好き。3のアレンジも「サイコクール」感があって好きだ。

 

さて本日は「超高校級の???」天海くんについて語ってみたい。6章までのネタバレを含むので注意。

 

続きを読む

芽生えるノーマ「ベイツモーテル」S2感想

「ベイツモーテル」S2を見終えた。

S1でこのドラマをどういうノリで見ればいいか飲み込めたためか、S1よりもスムーズに話に入れてほとんど一気に見てしまった。

相変わらず話が進むほどに泥沼化するし、あの町の住人はどいつもこいつもおかしいし、なんだかんだでほとんど毎回人が死ぬし、もういいから早く病院に行こうと言いたくなるのだが、結末もわかっているのでおとなしく見守るしかない。

以下はネタバレ感想。しかしこのドラマに限って言えば、みんな結末をわかって見ている以上、ネタバレ配慮とか意味がない気もする。

 

続きを読む

結局あの世界は何だったのか「ニューダンガンロンパV3」ネタバレ感想

ダンガンロンパ小高」表紙画像が来た! と思ったら、Amazonにはまだ登録されてなかった!(170225現在)なんだこの画像…。「ダンガンロンパ霧切」と合わせて買う予定。

(170309 表紙画像Amazonにも来てた!)

今日はキャラ語りはお休みして、V3の世界について現時点で考えていることを書いてみたい。もちろんネタバレ満載につき注意。

 

続きを読む

夜長アンジーと絶対的死生観「ニューダンガンロンパV3」キャラ語り06

V3のアマゾンレビュー数がVita版だけで625件になっている(20170220現在)。PS4版と合わせると1000件を超える。Vitaカテゴリの中でこの数は群を抜いている。Vita本体のレビューが499件なことを考えると、どれだけのことかわかると思う。

中には明らかに理解が及んでいないレビューもあるし、こいつプレイしてなくね? なものもあるが、それ以外の多くの人が、賛にしろ否にしろプレイした感想を何らかの形で言語化したくなるゲームだったことは間違いない。わたしもこの場でかなり長々と感想やら考察やらを垂れ流している身なのでよくわかる。何もかも製作者の手の上である

 

さて本日のメインは夜長アンジー。前回の真宮寺くん語りと対比させながら書いてみようと思う。ネタバレまみれにつき注意。

ssayu.hatenablog.com

 

続きを読む

真宮寺是清と死生観の相対化「ニューダンガンロンパV3」キャラ語り05

現在、すごろくモードと2周目2章を交互にプレイ中。

やはり2周目になると各キャラクターの発言の真意も理解できて、つらさが増す。2周目1章はそのフェアプレイぶりに改めて舌を巻く結果となったが、2周目2章はなんだかひたすらつらい。

以下はネタバレ感想。本日のメインは「超高校級の民俗学者」真宮寺是清くん。

 

続きを読む

ファウスト型物語として読む「昭和元禄落語心中」感想

前回の続き、「昭和元禄落語心中」の感想。

どうやらコミックス10巻には特装版というのが存在し、本編を補完する小冊子がついているとか。なんですのそのやらしい商売。調べてみたところ本日時点でアマゾンではプレミアがついているが、ほかのオンライン書店では普通に扱いがあるようだ。仕方ない、買いなおすか!

以下、コミックス10巻までのネタバレ感想。

アニメのみ視聴中の方は、見終わってからまたどうぞ。この話、ネタバレせずに見た方が絶対にいいから。

感想前編はこちらから。

ミステリィとして読む「昭和元禄落語心中」感想 - なぜ面白いのか

 

続きを読む