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なぜ暁月までにナイトを上げるのか「ファイナルファンタジー14」プレイ日記・32

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ナイトがレベル50台になったため、アライアンスや討滅戦に出撃してタンクの修行をしている。

暗黒騎士はカンストさせているものの、そちらではアライアンスや討滅戦にはほとんど参加したことがなかった。が、行けるコンテンツを増やしたいので改めてタンクとしての予習をしっかりして1つずつ回ることにした(いきなりルーレットに出す勇気はない)。

視点が変わると同じギミックでも別ゲーな感じがして楽しい。

 

さて本日はなぜわたしが急に思い立ってナイトのレベリングを始めたのかという話。

おおもとには、石川夏子さんが「触れておいた方が暁月を楽しめるコンテンツ」としてあげた「すべてのジョブクエスト」という発言があるのだが、暁月最初のトレイラーでナイトがメインジョブになっているのを見たときはスルーしておきながら、ベンチマークトレイラーを見て心境の変化があったのである。

漆黒までのメインクエストと暁月ベンチマークトレイラーのネタバレあり。

 

 

 

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すでに多くのプレイヤーが見ているだろうこのベンチマークトレイラー。

シャーレアンきれいだなーとか、エスティニアンのスターダイバー目立ちすぎでは? とか思いながら楽しんでいて、最後の30秒で悲鳴をあげた。

これ、オルシュファンの最期のシーンの左右反転構図じゃん?

 

ゼノスからの攻撃に気づくアルフィノがヒカセンにバリアを張る。

盾でゼノスからの攻撃を受け止めるヒカセン。

そのときの構図が、ゼフィランの攻撃を盾で受け止めるオルシュファンを反転したものだった。何度も見直して確認した。

あくまでわたしの考えだが、これは偶然ではなく意図してこのように作られているのではないか。

 

オルシュファンのシーンと比較すると、逆にあのシーンとは異なる部分に涙腺が破壊される。

まずは言うまでもなく、ヒカセンが攻撃を盾で防ぎきり、弾き返したこと。「あのとき」よりもはるかに強くなったということでもあり、ヒカセンが友の死を乗り越えて先に進んでいることの暗喩でもある。

正直プレイヤーたるわたしは、1年近くたっても友の死を乗り越えられているとは言い難いが、ヒカセンはもっと強いのだろう。

もうひとつが、仲間の存在。ヒカセンはひとりでゼノスの攻撃を受け止めているのではない。あのときあの場にはいなかったアルフィノのサポートが、今のヒカセンにはある。

そのアルフィノもあのときからずっと成長してきた。蒼天時代のアルフィノはまだカーくんを連れていたように思うが、今や賢者である。もちろん戦闘能力以上に内面も成長している。

 

あの日教皇庁で大切な友達を失ったヒカセンたち。

少なくとも我がヒカセンククルカくんはあの日のことをずっと忘れたことはないし、今も冒険の節目ごとに彼の記念碑に報告に行っている。

ククルカくんは自分の力不足を痛感したし、その挫折が結局は「英雄として生きる」覚悟へとつながった。

その彼が、仲間の支えを得てあの頃には太刀打ちできなかったような強敵に立ち向かう。その描写ひとつで、ここまでの旅路への讃歌のように思える。

 

製品版にあの場面がそのままあるのかどうかはわからない。ナイト以外のジョブでゼノスに戦いを挑む人だって多いはずだし。

ただ、ハーデス戦のあの演出のように何らかの外的影響により、すべてのヒカセンがジョブを問わず盾を手にする可能性はなくはないようにも思う。もしそんな場面があるとすれば、現時点ではそんな「外的影響」を及ぼす筆頭候補はオルシュファン(の残存エーテル?)ではないのか。

……というのはわたしの妄想なのでおいといて、オルシュファンがあの場面を見たらきっと感激してほめちぎってくれるだろうなあとは思う(これも妄想である)。

 

トレイラーのあの場面に近い演出が製品版にもあるのなら、紀行録でもいいからヴィジル鎧+フォルタン家の紋章の入った盾を持ってイベントを見たい。その一心で今、ナイトをレベリング中だ。本当にあるのかどうかもまだわからないけど。

暁月までに「すべてのジョブクエスト」を見るのはなかなか大変そうだが、物語に少しでもたくさんの思い入れを持つためにもできるだけいろいろ上げていく予定。

 

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これはハウジングエリアで見かけたパン屋のオルシュファン

 

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