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東大陸の1章が終わりとんでもないならず者パーティになる「オクトパストラベラー2」1章感想・2

なんという潔い主張

「オクトパストラベラー2」をさっそく進めている。

久しぶりに触れる、この物騒で血なまぐさくて闇深案件が多すぎな世界がとても楽しい。

現在神官→盗賊→学者→狩人→踊り子→商人→剣士に出会うところまで行った。

1章だけでも結構なボリュームがあり、ひとまず東大陸の感想だけ現時点で残しておくことにした。

いやしかしこれ、東大陸から始めるか西大陸から始めるかでだいぶゲームの印象が変わらないか? あとひょっとして難易度も変わらないか?

わたしは石田彰目当てに東大陸から始めたので、一般人を問答無用でぶん殴って身ぐるみはぎ、無理やり情報を聞き出すとんでもないならず者パーティになっているが、西大陸に行ってみたらその健全さに驚いた。えっ、ほしいものがあったらお金を払うんですか????

あ~前作もこんなゲームだったよね~と思い出しながらプレイしていることもあり、第1章の時点でプレイヤーの倫理観は破壊されている。

そんな物騒なプレイレポート。

前回、体験版記事でソローネの1章途中まで書いたので、今日はその続きから。

前回の記事はこちら。

ssayu.hatenablog.com

以下、東大陸1章のネタバレ注意!

 

 

 

 

プレイ方針

さて先に自分のプレイ方針を書いておくと、わたしは基本的に作中で見られるテキストはできる限り見ておきたい人である。そのため1周目から全キャラクターを仲間にして、全員分の1章を見る→全員分の2章を見るという流れでいく予定。

寄り道ダンジョンっぽいものもすでにいくつか見かけているが、まずは全員を仲間にして、育成しながら寄り道していこうかなと。その過程でクリアできるクエストもできるだけ拾っていく予定。

情報とアイテムはできるだけお金をかけずに手に入れたいので、今後もおそらく町中では倫理観がマイナスに振り切ったならず者プレイになりそう。

リスクのあるフィールドコマンドは、成功率が80%以上なら気になるものについてはその場で実行、後回しでもよさそうなら100%成功になるまでレベリングしてから実行という方針。

寄り道はしたいが攻略情報は極力見たくないので、効率プレイとは程遠くなりそう。そのへんはのんびり楽しんでいくつもり。

当面はそんな感じで進めていこうと思っている。

 

 

裏切りじゃなかった

この禍々しい夜景の美しさよ

裏切者を消せ! と言われてやってきたデアモンテの館。しかしそこにはすでに警備員の死体が! ホットラインマイアミ展開か!?

そしてその先で告げられる事実。ソローネたちは裏切られたのではなかった。

これは要するに、後継者を選ぶための Game of Thrones(椅子取りゲーム)。

後継者になるためには仲間を殺して選別される必要がある! やだ、興奮しちゃう……。

1章の相棒ポジションをいきなり亡くす展開は前作にもあったが、さっそくきた。しかも相棒ポジションを自ら手にかけるときたか。

ソローネは拒もうとしたが、先に来ていたピルロはすっかり覚悟完了している模様。それなら仕方ないよね!

気を許せる仲間をすべて(たぶん)失ったソローネは、自分を縛る首輪を壊すべく「両親」を殺す旅に出るのであった。 ~第1章 完~

 

なるほどね!

前作の盗賊が「裏切りと信頼」をテーマにしていたから、そのままを踏襲するのでは面白くない。「復讐」とかではなく自由を希求する旅になるわけか。

これを書いている時点ですでに西大陸に到着しているわけだが、いやはやスターを目指して旅立った村のアイドルとのテンションの差よ。これでこそオクトパストラベラーだよ。

テメノスが訪れた大聖堂にも首輪をつけた盗賊がいたが、あいつもここの組織の一員だったんだろうな。世界各地で会うことになるんだろうか。

そしてテメノスくん、いきなりレベルの高い迷える子羊と会ってしまったが、彼女とうまくやれているのだろうか……。

 

 

プリズンブレイクオズバルド先生

さて次なる仲間はオズバルド先生。いきなり行き倒れているというハードな境遇だったが、その過去はさらにハードだった。

妻子を殺された上にその罪をなすりつけられて5年間も投獄されていたらしい。

しかしその有罪判決の根拠って本当にこれでいいのか。

なるほ…ど…?

「現場には火種がなかったから火災の原因は魔法に違いない!」←わかる

「現場で魔法を使えたのはオズバルドだけだからオズバルドが犯人に違いない!」←異議あり

いや現場に治安維持関係者が来たときにハーヴェイもいましたやん。あの人も学者で、魔法が使えるんじゃないのか?

ここにナルホドくんがいればオズバルド先生は5年もくらわずにすんだのに……。いやそれだとゲームが始まらないな。というか別のゲームになってしまうな。

 

しかしオズバルド先生1章最大の謎は、先生食事はどうしてたの? ということだ。鍵つきの猿ぐつわをつけたままだと固形物を食べるのは無理だったのでは? 囚人からもつっこまれていたけど、本当にどうしてたんだろ。食事はお粥だけだったとか?

オズバルド先生はイラストを見るとかなり体格がよく、看守を片手でひねりつぶしてもおかしくないような強キャラボイス(CV中田譲治さん!)なのに、ステータスは割ともやしなんだよな。5年間の劣悪な食生活のせいでもやしになってしまったのか。

 

 

エメラルドくんと旅立ちたかった

さてオズバルド先生はエメラルドくんを仲間にしたものの、そのときのわたしはすでに知っていたのだ。テメノスくんがオズバルド先生と出会った時点で、先生はひとりだったことを。つまりどこかでエメラルドくんと別れることになるのだ。まあこのノリの物語なら、死ぬんだろうな……とは思うよね。

どこかで裏切られるのか、それとも彼だけ殺されてしまうのか、寒さにやられてしまうのかとあれこれ想像していたが、そうか、エメラルドくんは先生を生かすために……!

エメラルドくんは自分(と、おそらくは自分の生きてきた環境にいた人たち)とオズバルド先生が決定的に「違う」と気づいてしまった。そして二人とも死ぬか、一人だけ生き延びるか、どちらかしか選べないなら先生を生かすべきだと思ってしまった。そんな選択ができる時点で、エメラルドくんもきっと「違う」側の人だっただろうに。

しかもそれを先生がそのことを察していないのが最高にエモい。

これから先生はエメラルドくんのことを思い出したりするだろうか。愚かな行動に出た囚人として思い出すのだろうか。彼が本当に聡い学者であれば、いつかエメラルドくんの真意に気づくこともあるかもしれない。気づいてほしい気もするし、しかしそれはエメラルドくんの望むことではないのだろうという気もする。

何がどうなってもエモい。

テメノスくん、またしてもすさまじくレベルの高い迷える子羊と出会ってしまったが、導くことができるのだろうか……。

 

 

オープンクッキングオーシュット

さて空気一転してからっと晴れ渡るオーシュットの暮らす島へ。

島への行き方がわからず、マップ上で最も近くにあった、ソローネで行った地下水路をうろうろしてしまった。そんなところから船に乗れるんかい!

R18ワールド&極寒のプリズンブレイクからの南の島の獣人ワールド。シナリオの寒暖差と物理的な寒暖差で風邪不可避である。オズバルド先生大丈夫か。

 

オーシュットは天真爛漫でとてもかわいらしい。

かわいらしいのだが、実は彼女のシナリオこそ闇深案件だったりしないだろうか。とりあえずいきなり人間の醜いところを見ることになった。

それからわたしは相棒にフクロウを選んだのだが、選ばれなかったキツネ?はどうなってしまったのか。思いきり闇落ちしているように見えたけども。そんなに選ばれたかったのか? あるいは選ばれなかった方は生贄にされるみたいなわたしの知らない風習があった?

 

あとこれは何だったんだろ。この流れだと「人間」を信じられない?

災厄って具体的に何なんだろうな~。魔物を三体集めると何がどうなるんだろうな~。

現時点でいちばん先が見えないのがオーシュットである。

ひとまず捕獲した魔物をばんばん調理していこう。どんな町中をも屠殺場に変えてやる! 自動捕獲がとても便利である。ここは前作からのよい改善だ。

前作からの改善といえば、ダンジョン内の鍵つき宝箱はなくなったのだろうか。あれがあると実質的に最初の主人公+盗賊が攻略の固定メンバーになってしまうから、自由度が減ってしまう。なくなっているならとてもありがたい。

 

 

機工神官テメノス

たしかオズバルド先生を仲間にした後、どうやってトト・ハハ島に行くのかわからずさまよっていた頃に、ジョブ「発明家」を手に入れた。な、なんだこのジョブは?? コレクション要素というやつか?

何ができるジョブなのかまだいまいちわかっていないのだが、ひとまずテメノスを発明家にした。これでブレイクできる相手が増えて、つまりは暴ける情報が増えるということだ。極悪機工神官の誕生である。

 

 

人なき村

またさまよっているうちに無人の村を発見した。なんで人がいないんだろう? と思ってうろうろしてみたが、どうやら全員死亡していたらしい。

な……なんで!!?!?

この村でいったい何があった!!?

生存者っぽい貴族?もいたが、まだ情報を引きだせていない。

後から事情が判明するのだろうか。

 

 

本日の闇深案件

情報を暴いていると次から次へと闇深案件が出てきて、月刊闇深、闇深のカタログ、闇深のわんこそばといった感じだが、とりあえず本日の一枚はこちら。

テメノスくんのところの第一村人じゃないの!!

何なのこの設定!!!!

挨拶するように人を殺すって怖すぎるんだが!!?!?!

いや早々にククリという強い短剣をくすねとってありがたく使わせてもらっていたけど! なんでこんな一般人がこんな武器持ってるのかなあとは思ってたけど!! 探ってみてびっくりしたわ!!

心を入れ替えて大聖堂の近くに住むことにしたの? そのうち復讐者が現れたりしない?

 

ついでだからミントさんのもあげとこう。

「せめてもの償い」って何だよ!? きみまで実はかつて暗殺者でしたとか言いだしたらテメノスくんが人間不信になるぞ!

いやテメノスくん自身の過去もなんだか思わせぶりだったような……。

大丈夫なのかフレイムチャーチ。大丈夫なのか聖火教会。ヤバい人しかいないのでは?

いや「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」である。聖火教にもたぶんなんかそんな感じの教えがあるのだろう、知らないけどきっとそう。

 

 

 

という感じで、今日のところはここまで。

西大陸の仲間を全員集めたら、また続きを書こうかな!

 

 

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