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復讐完遂はオクトラの華「オクトパストラベラー2」3章感想・1

膝を抱える姿がドット絵で見事に再現されている

大変なことに気がついた。

パーティチャットはできるだけ見たいと思っているものの、そのときパーティメンバーにいなかったキャラの分は見ることができない。攻略情報はまだ解禁したくないし、見落としもありそうだなと思っていたら!!

メニューの「旅の記録→キャラ選択→+ボタン」でその場にいなかった人の分も再生できるじゃん!!!(青いマークがついてるのが未再生の会話)さっき気づいたよ!!! これで全員分チェックできるよ!!! やったね!!!!

 

あと気づかず通り過ぎていた狩人のジョブライセンスももらえた! 狩人にジョブチェンジするとみんなねこみみとしっぽがはえるのか……?

な、ナマ脚

かわいすぎん??? 狩人バージョンの立ち絵はないんですか????

オズバルド先生を狩人にしたらなかなかワイルドな雰囲気の獣人になってくれた。30代男性たちのねこみみ姿を堪能できるゲーム、オクトパストラベラー2である。

 

さて現在、推奨レベル順に各キャラの2章~3章を並行して進めている。

例によってキャラごとに物語のテンションが違いすぎて脳がバグりそうだ。

話が進んできて、だいぶ各キャラが最終的に目指すべきものも見えてきた感じである。

今回はアグネア→キャスティ(2章)→テメノス→ヒカリ→オーシュット(2章テラ編)→ソローネ(マザー編)をまとめて振り返る回。

以下、ネタバレ注意!

 

 

 

 

新人アイドル、台車のみならず座長まで正しい道に戻す

タンジーさん、うまいこと言ってんじゃねーか……。

アグネアのシナリオは今回も、つまづいてしまった大人を励ますお話だった。アグネア自身が18才と若いから、必然的にそういう構図のお話になってしまうのかな。がんばれ、この世界の大人たち。

若者が大人を励ます物語になるとどうしても、若者自身の成長は描くのが難しくなってしまう。アグネアはたぶん旅立つ前に「本当に踊子としてやっていけるのか?」みたいな葛藤はすませているので、ゲーム本編で悩んだりもせず、特に成長が描かれることもないんだよね。

元気でいい子だなとは思うのだが、まわりに問題を抱えた人間が次々現れるせいでアグネア自身の成長の機会がなかなかやってこない。できれば彼女自身が成長していく姿も見たいのだけど、それは今後に期待かな。

アグネア自身のストーリーの進展としては、今回海上ステージデビューを果たし、大舞踏祭の情報を得たくらいか。この大舞踏祭というのが、アグネアが最終的に目指すべき場所ということになりそう。

 

グレッグとかいうろくでなしを直接ぶっとばす機会はないのか

おい、頼むからこいつを一発殴らせてくれ。

戦闘になったのはグレッグの雇ったチンピラ連中だったので、こいつのことは直接殴れなかったんだよなあ! 袋叩きにした上で、あの治安が悪くて雪も降ってる盗賊街に放置して帰りたかったなあ!

ローサはグレッグのことを「悪い子じゃない」と言っていたけど、いやいやいやいやひとつ間違ったら次期当主の命がなかったよこれ。命が助かってもこの場所がソローネ絡みのR18ワールドと地続きだということを考えると、メリアが無傷で帰れたのは奇跡だよ。グレッグは頭を丸めて聖火教会に出家しろ。聖火教会に頭を丸める習慣はなさそうだが。あとテメノスのシナリオを見るに、教会もろくでもない環境のようだが。

今回のお話では、薬師も万能ではないことが描かれた。キャスティにも治せない病はもちろんあるのだ。多少の延命はできても、すべての患者を救うことはできない。キャスティも医療の限界はわかっていて、その上で自分にできることを模索している。

また病の治療=キュアだけが医療者の務めではない。患者と家族の心のケアも重要な仕事である。そのへんがちゃんと描かれていたのがよかったな。

でもグレッグをぶっとばすのは家族の心のケアにはならないの??? まあ基本的に善良そうなご家族だったので、あんなろくでなしでも身ぐるみ剥がれて死体で発見されたりしたら気にやみそうだしな。これはキャスティの物語なのだからキャスティの診療方針に従おうじゃないの。

パーティチャットでソローネが不満顔なのが実に共感できる。「私なら3回は殺してるけど?」ときた。そうでしょうね。

メリアを見て涙ぐんでいたオズバルド先生を見てわたしが涙ぐんだ。オズバルド先生の娘さんが亡くなったときの年齢がメリアくらいだったのかな。

 

この章で進展があったのはここ。

人無き村を人無き状態にした張本人の薬師が、このトルーソーということらしい。妹を救えなかった経験があるのか。

これでようやく人無き村のフラグが立ったようだ。いよいよあの村を再訪するときがきた。

 

 

もうやだこの町

聖職者にハニートラップはやめろ!!!

あと下ネタもやめろ!!!

よかった! ハニトラにのってしまうような人じゃなくて!! いやテメノスはそんなキャラじゃないよね!

もうやだこの町!!!! なんか全体的に闇を抱えたNPCが多い気はしてたけど!!! 町ぐるみで虐殺に加担とかやめて!!! もう足を踏み入れたくもないわ! 残念ながらこのあとさらにほかのキャラのストーリーで来ないといけないんだけどな! 町の印象がマイナスを振り切ってますわ!!!

キャスティ「いいお話ね!」

この人も何なの??? 夢に出そうなんだが????? もうやだこの町!!!!!

今回テメノスのシナリオは結構進展があった。

まずテメノスの出自は孤児ということでいいのかな。ロイという友人と一緒に教皇に拾われて育ったらしい。そのロイが先に異端審問官になったということは、この友人の方が優秀だったのかな? あるいはテメノスよりも少し年上だったとか。

ロイは教皇とともに教会内部を調査して、黒血弓とやらを入手した。教皇もこの弓のことはそれまで知らなかったのか。この弓が、教会の隠してきた闇にかかわっているようなのだが、ロイは具体的なことは教えてくれないまま帰らぬ人になった。「君には打ち明けておきたい」と言っておきながら、肝心なところがわからないよロイ!!

教皇は聖堂内にアルパテスも保護(?)していたし、秘密が多すぎる。テメノスは「私を危険から遠ざけ」るために何も知らされなかったのだと考えているが、それにしても重要な役職であるはずの異端審問官が知らないことが多すぎる。

 

一方事件の方だが、なんだか複雑な話になってきた。

聖火教のベースにカル族の伝説があったってこと?

かつてカルという人が、夜を招く大魔術師ダーケストに対抗するために「青き炎」を灯し、かの地に夜明けをもたらした。その「青き炎」というのが聖火教の聖火になったってこと?

で、大魔術師の夜の力はナ・ナシの里に眠っていて、黒の儀式とやらで呼び起こすことができる。その夜の力を起こすことは、当然カル族にとっての禁忌である。しかしカル族は月影教の信徒=クラックレッジ住民たちによって虐殺されてしまう。カル族の生き残りは復讐のために黒の儀式に手を染める……

そういうことかな?

その黒の儀式の開催にあたっては「夜の書」が必要らしい。それが聖火教会に隠されていた。連続殺人事件の犯人は教会内部で「夜の書」を参照したが、ページが破られていたせいですべてを読むことができなかった。そんなわけで破られたページを奪うために神学者たちが殺された。そういう流れか。

なんだろな、これカル族の人も黒の儀式のために利用されてない? カル族虐殺を煽動した月影教の教祖もあやしくない?

あとロイの持ってきた「黒血弓」も黒の儀式絡みのアイテムだったりするのかな?

単なる連続殺人事件では終わらない感じだし、オーシュットと並んで世界の危機に迫る話になってきた。あれ、オーシュットの話に出てきた「黒の狩人」と「黒血弓」は何か関係がある? あとキャスティの話に出てきたトルーソーも黒の儀式実行委員会の一員かもしれない。

テメノスの次の話は実行犯の尋問ということになりそうだし、カル族の話がもう少し詳しく聞けそうだ。ほかのキャラのシナリオとの関連が見えてくると一気に引き込まれるな!

 

 

真っ赤なヤツを派手にぶちまけようぜ!

カゲくん(わたし命名)がなかなかイキイキとヒカリくんに語りかけてくる。

ヒカリくんの使う「陰の力」ってカゲくんの力なのかな? 使うと目が赤く光るよね。

ク国のロー将軍はカゲくんの存在を知っているようだった。ク家のみんながカゲくんを持っているのか。ローに「いずれその力に飲まれる」と警告されたが、ジゴパパもそういう経験があったということらしい。

カゲくんは遺伝する形で複数人に同時にとりつけるようだけど、いったい何なんだろうな。これもダーケスト絡みだったりするんだろうか。ヒカリくんがラスボスになったら嫌だな~! 最初はFF14のフレイくんみたいな存在かと思ったのだけど、なんか違うような気がしてきた。

それからリツ!! 生きとったんかワレェ!!

相変らずきみの生き方はすがすがしいな!!! もうきみがヒカリくんシナリオのラスボスでもいい気がしてきたよ!

ムゲンたちに嘘がバレバレのようだけど、面白いから生かされているという状況も良い。リツ先生の今後の活躍にご期待ください!! でもこの世界だと次に登場するときいきなり死体になっててもおかしくないんだよな。

ともかくヒカリくんは、ク国に運ばれる予定だった武器をごっそりいただくことができた。計画通り。

着々とクーデター返しの準備は整っており、もう一刻も早く攻めあがりたいのだが、まだ仲間を増やす必要があるようだ。首を洗って待ってろよ!!

 

 

安眠を妨げられたとあっては町が滅んでもおかしくない

特に寝起きの悪い子だった場合はね。

というわけで、今回は守り神が出オチ死していることもなく、無事戦闘になって連れ帰ることになった。

正直この町は印象が悪すぎるのでテラくんの地震で滅んでもらってもよかった気もするけど、そこまでには至らず。

気になるのは、どうもテラくんのところにも「黒の狩人」が来ていたらしいということ。それも何十年か前に。「黒の狩人」ってそんなに前から活動してたのか。

この話がテメノスの話とつながっているとしたら、

「黒の狩人」がテラと戦うが倒せず→ロイが聖火教会から黒血弓を持ち出す→「黒の狩人」が黒血弓を奪う→黒血弓を装備した「黒の狩人」がカタルアクタを倒す

という流れだったりするのかな。

 

 

復讐完遂はオクトラの華

ソローネはやってくれると思ってた!!! どんなに止められようともマザーの命を奪うところまでいくって!!!

意外とあっさりマザーのところまでいけて、意外とあっさり命を奪えた。

しかしここで衝撃の事実が!!

まじでか!

いやファーザーはソローネの実の父親だったりするのかなと思ったりもしていたのだが、母親がヘビの頭だったとは。

でもこれ、まだファーザーが実の父親の可能性あるよね。ソローネは孤児院育ちではなくファーザーに育てられたという話も裏付けになるというか。うわあ。うわあ……。なんかこう、ゲロ以下の臭いがプンプンするという慣用句を使いたくなるわ。

ファーザーとの対決が今から恐ろしい。何を言われてしまうのか……。

しかしソローネの話はひたすら個人的な話で、自由を得るために「両親」を殺すという目的からぶれることもない。この話、ほかのキャラとどう絡んでくるんだろ?

この守衛さんがちょっと気になる。

ヘビの一員にしては、頭が潰されたことへの反応が淡泊すぎるのではないか。まだある「仕事」って何だろ? そのうち再会することになりそう。

 

ソローネとテメノスのかけあいはやっぱりいいな。このイキイキとしたテメノスの指導よ。

修道士に変装するならそれなりの言葉遣いをすべきだという主旨はわかるのだが、「ほら、慣れていないから言葉が上滑りしていますよ?」「慈悲深い微笑みを浮かべながら唱えるのがコツです」などCV石田彰で聴きたいセリフのオンパレードである。なぜフルボイスじゃないんだ。

このふたりのクロスストーリーの続きも楽しみだ。

 

 

本日の闇深案件

もうやだこの町。

しかもこの人、盗めるアイテムの中にステルスナイフだのやばそうな薬だのがあって、ひょっとしてこの人が殺っちゃったんじゃ? と思わせてくれる。何なんだよこの町は!!!

 

あとこの人の情報には背筋が冷えた。社会人なら全員背筋が冷えると思う。こんなガチの怖い話をいきなりぶっこんでくるのはやめろ!!!

 

 

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