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貧民街のアイドル、大劇場に殴り込み暴力沙汰「オクトパストラベラー2」2章感想・2

第2章に突入して最初のふたり(ソローネ→テメノス)がずいぶん血なまぐさかったが、次のふたりは割とさわやかな感じに終わった。本当にさわやかだったと受け止めていいのかはまだわからないが(疑心暗鬼)。

いや考えてみるとわたしが本当の最初にプレイした2章はオズバルドなわけで、やはり血なまぐさいのが標準で、今回のオーシュットとアグネアの話が例外とみるべきなのではないか。

というわけで、今回はオーシュット→アグネアの順で2章をプレイ。そのほかパルテティオの儲け話や寄り道ダンジョンも楽しんでいる。前作は寄り道ダンジョンの存在に気づいたのが終盤で、その頃にはレベル20向けダンジョンはボスも報酬もいまいちになっていたのが残念だった。今回はなるべく寄り道しながら行くぞ!

ジョブも徐々に増えつつある。町中に普通にジョブ本拠地があったりしてびっくりした。ようやくパーティ全員がジョブを持てるようになり、戦闘がだいぶ楽になった。やはりブレイクのしやすさは大事。発明家はザコ戦で便利だな~!

今は発明家・学者・薬師・剣士・神官・盗賊がそろっている(たぶんこの順で解放したんじゃなかったかな)。ボスにやられてワイプしても、ジョブを見直して再戦するとうまくいったりするのが面白い。まだ弓を使えるのがオーシュットだけなので、早く狩人が見つかるといいのだが。

それでは以下、オーシュットとアグネアの2章ネタバレ全開!

 

 

 

 

 

まさかの守り神死亡

オーシュットは3匹の魔物を探す旅に出たわけだが、まずは推奨レベルの低いところからスタート。コニングクリークに到着したわけだが、求めていた魔物、というかこの地の守り神は、すでに人間に狩られて死んでいた。骨だけが残されたショッキングな姿に。あ~これは滅亡不可避ですわ

悲観的なわたしとは反対に、オーシュットの反応は淡泊。そういう死生観なんだなあ。

いきなりバッドエンドかと思いきや、カタルアクタくんは死ぬ前に卵を残していたらしい。そしてオーシュットの手の中で孵る卵。なんだなんだ、マザーオブザドラゴンズのようなことになるのか?(この描写を見て思ったけど、オーシュットのやってることは割と「ゲームオブスローンズ」のデナーリスだよね)

わたしはいつオーシュットが「よし、アクタを食うか!」と言い出すか不安なのだが、そのへんは大丈夫なんだろうか。

 

そして黒の狩人とは何者なのか。

厄災だとか守り神だとかいうことを知っていて狩りに来たのかどうかで話が違ってくるが、厄災を招くために動いている人がいるのかもね。

というかこの厄災ってあの島限定のものってことでいいのかな? そしてどうしてあの島絡みの魔物が世界各地に散ってるんだろ? もし放っておくと災いがほかの地域にまで及ぶなら、オーシュットの旅が8人の中でも最優先で最も深刻な話の気もする。

死んでしまった守り神から鱗や肉を剥いでしまった人間たちにもやるせない気持ちになるが、しかしだからといってせっかく狩った獲物を食べないというのも命を粗末にしているようでもったいない。

人間コワイ……という話になってしまうのかなあ。あまり安易にそっちにいくのも現代的でない気がするけど、ここからどう展開するのかな。

特大の出オチを見せてくれたカタルアクタくんだが、ほかの魔物たちは今どんな状態なんだろう。今回はボス戦もなかったけども、次はその魔物と戦う展開もあるだろうか。

 

というところまで書いて気づいたが、あれっわたしまだオーシュットの2章が終わったわけじゃないじゃん! 終わったのはカタルアクタ編だけだわ! なんかボリューム少ないなと思ったわ! これは全部終わったあとにまた書くべきだな。

 

ちなみにこれはカタルアクタ編終了後に発生したパーティトーク

なんかこうテメノスって、教皇直属の地位にあったにしては言動が聖火教の信者っぽくないんだよな。神学はひととおり修めたのだろうけども、根本的な信仰心が薄そうというか。どういう経緯で教皇と出会って異端審問官になったんだろう?

「信じる」ことが出発点になる宗教団体において、「疑う」ことが仕事だと宣言する彼は、存在自体がだいぶ「異端」なんだよな。

 

 

貧民街のアイドル、大劇場に殴り込み暴力沙汰

なんでこの子は毎回新聞記事になりそうな事件を起こすかな! よく警察沙汰にならずにすんだものだ。ここからアグネアまでプリズンブレイクを始めることになったら困るぞ。ドルシネア様に感謝しなくてはな!

ここに記者がいたらやばかった案件

今回の劇場主は非常にわかりやすい悪人だったからまあいいかとも思えるが、日のあたる場所でアイドルを目指すなら遵法精神も大事ですぞ(人の財布を盗みながら)。

お話の方もわかりやすく、アグネアの歌と踊りが貧民に勇気を与える物語。しかしアグネアって踊り子というよりは「歌手」なんじゃないかと思うんだけど、それは言ったらダメなんだろうか。ドルシネアの歌も聞いた限りではガチオペラの歌唱っぽくて、あんなもん歌いながら踊るのは無理でしょ。

踊子ならダンスのわざで勝負してほしい気もするのだが、どうもこれは旅をしながらあの酒場の店主からもらった楽譜に歌詞をつけていく物語になりそうだ。それって踊子というよりはいわゆる「詩人」なのでは……。RPG的では詩人も踊子もバッファー的立ち位置になることが多いのでどっちでもいいといえばどっちでもいいのだけど。アグネアが目指すべきなのは踊子というよりはシンガーソングライターのアイドルっぽいんだよな。がんばってくれ。どんな経験も糧になるぞ。

アグネアの2章では、貧しく夢もない大人たちが彼女の踊りによって希望と誇りを取り戻す様子が描かれた。わたしとしては、本当は大人こそが子供に夢を持てるような社会を与えるべきだと思っているので不甲斐ないというか申し訳ない気持ちに。

とはいえ「持たざる者」が希望を持てない社会というのも現代社会に通じる話であり、社会との接点が薄く希望を持てずにいる大人が、文化的活動や社会貢献活動を通じて希望や誇りを取り戻すというのもまた現実に通じる解決法ではあった。

一方、今回はアグネアの肩をもってくれたドルシネアだが、思いっきり思わせぶりなことを言っていた。「あの計画」って何だ! こいつがアグネアのラスボスなのか? デバフをもりもりにかけてきそうだな……。

 

 

パルテティオの儲け話

パルテティオのサブクエストがなかなか楽しい。

先日は蓄音機の開発に携わり(最後のひとりをまだ連れてきていない!)、今回は船の買い取りと、大商人マスウードとの出会いである。

船は10万リーフを用意すればいいだけだったが、あいにくクエストの直前に5万リーフの斧をポンと買ってしまったためお金が足りなかった。しばらく財布を盗むなどの稼業に勤しみ、晴れてお買い上げ。

かっこいい~!

船のデザインを選べるのがいいね! マリンレジャー風のデザインもよかったのだが、うちのならず者パーティには合わない気がして、黒塗りにタコの旗で「すれ違う船は全部略奪」みたいな雰囲気の船にした。

さっそく大海原にこぎだしたいのだが、海は敵が強そうなのでちょっと後回しに。2章がひととおり終わってから考えるか。

しかしパルテティオ、行く先々でこの調子だといろんな女性相手にフラグを立てまくることにならないか? わたしはこのままテリーにプロポーズまでいくかと思ったぜ。

 

大商人マスウードの試練とやらはサクっと終えて、読ませてもらった『商売録』とやらが面白かった。

急に異世界の存在が示唆された。それから「外大陸」についても。

今作でどこまで行けるのかはわからないけども、世界の広がりはわくわくさせてくれる。モンテワイズでは『辺獄の書』の名前も出てきたし、前作とのつながり的な意味でも期待が広がるではないか。

 

あとはブライトランド地方の遺棄された水路がちょうど適正レベルになっていたので乗り込んだところ、思いっきりボスで返り討ちにあった。いちばんレベルの高いテメノスがさらわれた上にデバフ祭りで立て直せずにワイプ。

ジョブチェンジで全員に剣か魔法を持たせて、アイテムをフル活用しながら再挑戦したら勝てた。強そうな斧が手に入ったが、5万リーフの斧の方がだいぶ強いなこれ。まあそんな武器はまだ何本も買えるわけじゃないし、ありがたく使わせてもらおう。

 

 

本日の闇深案件

なんでこの世界の人たちってこうなの??????

教会の腐敗を嘆くべきか、それともこの闘技場(いずれメインクエストの舞台になりそう)の運営に闇を感じるべきか。

テメノスにバレた時点でもう教会側にいつバレてもおかしくないから、悔い改めて戻ってきなさいよ。

 

ssayu.hatenablog.com

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