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闇堕ちしそうな友人が心配で眠れない「ホグワーツレガシー」プレイ日記2

先日ウキウキで感想を書いたあと、さらにメインストーリーを進めた。

マップの南東の方にも行ってみた。

そうしたら、メインストーリーもサブストーリーもだんだん不穏になってきて、この先どうなるのか不安でならない。そういえばハリー・ポッターシリーズもどんどん不穏な話になっていったよな……。

探索もしたいし密猟者の拠点に対して破壊と略奪の限りを尽くしたい気持ちもあるのだが、今はちょっとクエスト中心に進めている。あっでも通り道にあるならず者の拠点は焼いていくよ!

そんなわけで早速、以下ネタバレ注意

最初の記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

 

 

歴史学の授業風景。キリッとしているシメオンくん。
隣の席はオミニスかな?

30秒後にはこうなった

 

突然のホラーハウス

ホグズミードにずっとあった空き店舗。どうやって中に入れるんだろう? と何度もデパルソやコンフリンゴを叩き込んでいたのだが、ついにクエストが解放された。

なんと、シメオンくんがあの空き店舗を買い取ることに! わー!! 学生起業家になっちゃうのか! すごい! シメオンくん、お店を持つことに昔から興味があったとか言いだしたけどマジなのか。家主さんからの質問にもしっかりした受け答えで、これは学生起業家として申し分なさそう。

ここまで密猟者やランロクの信奉者どもから巻き上げたお金がたんまりあるので、1500ガリオン程度のはした金はポンと出せてしまうシメオンくん。店をきりもりする屋敷しもべ妖精もついてくるらしく、なんか一気にホグズミードに店を出すことになっちゃった! どんなお店になるのか楽しみだな~!!

と思っていたわたしのワクワクは、店舗の奥にあった箱を開けた瞬間に吹き飛んだ。

待って、これガチめのホラーハウスじゃん……。

こっちは夜中にヘッドホンしてプレイしてるんだよ。勘弁してくれよ。急にゲームのジャンルを変えるんじゃないよ。

 

何この人骨の数??? これは本物? それともこれも雰囲気を出すために飾っておいた幻?

ちょっとこのポルターガイストは悪質すぎない????

今すぐ必要の部屋に戻ってヒッポグリフの羽根に顔をうずめたかったけど、クリアするまで脱出できないみたいだった。おのれ許さんぞ。

 

こういうのがいちばん怖いんだよ!!!!!!!!

お店を出すんだってウキウキしてた気持ちを返して!!!!!

 

とりあえずポルターガイストを叩きのめして、契約を結ぶシメオンくん。

プレイヤーは腰が引けまくりなのに、シメオンくんはポルターガイスト相手にまったく動じずこちらに有利な条件で契約を結んだ。夜9時以降は大騒ぎしていいという契約にしておいて、閉店時間を夜9時にする作戦だな。

そうしてポルターガイストを黙らせておいて、「出るところに出る」と言い出すシメオンくん。あ、冷静に見えたけどやっぱり怒ってたんだな。

このあとはスクショが一枚もないのだが、諸々知ってて店舗を売りやがった家主をボコボコにしてクエストは完了した。こんなにも怒りに満ちたボス戦が近年あっただろうか。

あの人骨が全部本物だったとしたら大量殺人鬼にもほどがあるので、あの家主はアズカバン送りもやむなしだ。ていうかホグズミードにこんなヤバいシリアルキラーが長年跋扈してたの、怖すぎるでしょ。

 

ともかく店はシメオンくんのものになった。屋敷しもべ妖精に服を与えたところ、彼女自身の意思でそのままシメオンくんのお店経営を手伝ってくれることになった。

これから店を軌道に乗せるためにがんばらなきゃな~! という話だったのだが、これって余った装備を買い取ってもらうことしかできないのか。余った素材や危険な植物を売れたらいいなと思っていたのだけど。

まあいいわ……。二度とわたしの許可なくゲームのジャンルを変えるんじゃないぞ。

 

ワロタ

 

イマジナリー死の秘宝?

ここまでの守護者の試練はワンパターンで、パズルを解いて最後に像と戦って、ペンシーブを覗いて終わりだった。

が、今回のニーフの試練は一味違った。

リジュースで校長の姿になってみんなからボロクソに陰口をたたかれながらパスワードを突破するくだりは笑っちゃったけど、その後との落差よ。

 

この試練って「死の秘宝」を集めてなかった???

「死の秘宝」って、たしか「透明マント」(「死」から逃れる)、「蘇りの石」、「ニワトコの杖」の3つだったよね? なんかそれっぽいものを手に入れなかった? 透明マントはほぼ間違いないよね?

でもあれはたぶん本物の秘宝を揃えたということではなくて、あのイマジナリー世界の中で試練の象徴として三つの秘宝を手に入れたという描写なのかな。たしか「死の秘宝」を全部揃えた人はハリー・ポッターの時代までいなかったっていう話だったもんね。

で、「死 The Death」(字幕では「死神」)がどこぞの村に現れて、人々を襲っていた。どうもニーフ先生もこのときに亡くなったっぽい?

この白と黒の世界は本当に美しく、展開にも驚かされたのだが、さっきも言ったように急にゲームのジャンルを変えるのはやめてくれ。わたしはホラーゲームもステルスゲームも楽しめない人間なんだ!!! 

クリエイターとしてはひとつの作品の中にさまざまな方向性のイベントを作って自己表現したいのはわかる。ひとつのゲームの中でさまざまな遊びを提供していろいろな遊び方をしてもらいたい気持ちもわかる。でもホラーゲームがしたい人はホラーゲームを買うし、ステルスゲームをしたい人はステルスゲームを買うから!! 頼むから急にゲームのジャンルを変えないでくれ。

 

さて、それでこの試練って結局何だったのかなあ。

イシドーラは人々の「痛み」を吸い取って瓶にとじこめて、その力を何かに利用しようとしていた。守護者たちはその力は危険だと止めたが、彼女は聞かなかった。

そのことと、「死」が村を襲ったことがどうつながるのか。しかもあれはあくまでイマジナリー世界での表現であって、現実にああいう現象が起こったわけではないのかもしれない。とはいえ、イシドーラのしたことで何か大きな悲劇が起こったのは間違いなさそうだ。

ニーフ先生もイシドーラから「痛み」を抜き取られていた。その彼女も亡くなったということは、「痛み」を抜き取られた人がこの後次々に亡くなったとかそういうことだろうか?

 

FF14プレイヤーであるところのわたしとしては、イシドーラを見ているとニビラーンを思い出さずにはいられない。「悲しみや苦しみのない世界には生きる喜びもない」のである。イシドーラのしていることってまさに、ニビラーンのしたことで、それって結局自ら滅びを望む結果になるんじゃないのかなあと。

イシドーラのしたことと The Death の関係がまだ伏せられているので、まだどういう話なのかわからないけども。

セバスチャンくんにも言われたけど、守護者のみなさんももうちょっとサクサク情報提供してくれないかな! 段階を踏むのが大事なのだということもわかるけど、その間に事態がどんどん悪化している気がしてならない。

「この順番で情報を提供する必要」が本当に用意されていればよいのだが。

 

 

セバスチャンもシメオンも闇堕ちしそう

季節が冬になってから、クラスメイトたちのサブクエストが不穏である。

ポピーは動物たちを助けようとした結果、おばあちゃんの家が襲撃されてしまった。

ナティはハーロウの悪行の証拠を探しているうちに誘拐されてしまった。

彼女たちは今のところ一応無事なのだが、どいつもこいつもひとりで無茶をするのでシメオンくんの命がいくつあっても足りない。

 

それ以上に無茶をするのがセバスチャンくんである。

なんかセバスチャンのストーリー、闇堕ちラスボスの前日譚みたいになってきてない??? 闇堕ちラスボスの前日譚はイシドーラの方だと思ってたんだけど、セバスチャンくんは彼女と同じ道をたどろうとしてない???

双子の妹アンを救いたい、彼女の「痛み」を取り除きたいという一心で、闇の魔術にガンガンに手を出そうとしてない???

 

セバスチャン絡みのクエストタイトルってみんな「闇」が入ってるし!

どうしよう、セバスチャンくんがラスボスになってしまったら。わたし友達と戦いたくないんですが!!!!

それと並行してというか、それ以上にというか、シメオンくんも闇堕ちがありえそうでな……。選択肢によってはイシドーラの考えに同調するようなことを言うし、そもそもセバスチャンにクルーシオを教えてもらうよりだいぶ前から「才能」で闇の魔術に手を染めてんだよな! 闇の魔術師を100人始末するチャレンジも完了したし、正直いつ退学になってもおかしくないくらいのことはしてるんだよな!

 

セバスチャンは感情を制御しにくくなっているみたいだけど、これも闇の魔術の影響だったりするんだろうか。

これは現時点での印象だけど、セバスチャンってちょっと他人への依存度が高い子だよね。この年代の子なら大体そんなものだろうけども。しかも親を悲劇的な形で失っているわけで、双子の妹を「守る」気持ちに強く執着するのも無理はない。

これまではオミニスとアンとの三人でうまくやっていたから安定していたのだろう。

しかしアンが呪われて、セバスチャンは彼女と引き離されてしまった。彼女を助ける手段をめぐって、オミニスとも対立してしまった。いわゆる社会的包摂というやつを失いつつある状況だ。

現代人的な視点で考えると、セバスチャンに必要なのは頼れる保護者だ。彼の悩みに耳を貸し、周囲の大人は信頼に足る人間だと感じさせ、助けが必要なときにはそう言えるようにそばにいて、かつ今の彼にできることとできないことを客観的に指摘し、できることに目を向けさせて支援できるような。

だが彼のおじさんはそれとは正反対の人物である。アンの話によれば、おじさんの闇の魔術に対する嫌悪感は、彼自身の過去の失敗への自己嫌悪に近いものらしい。そういう事情もわかるのだが、大人ならまずは子供を守ることを優先してやってくれよ。

おじさんの行動は、セバスチャンを孤立させる結果しか招かない。社会的孤立は、どんな時代においても悲劇を生むことにつながりやすい。

セバスチャンが闇の魔術に手を出すのは、ほかに手段がなく、頼れる人もいないと彼が感じてしまっているからだ。

イシドーラも同じだったのかな。彼女には守護者という同僚がいたけど、守護者たちがイシドーラの研究を否定するばかりだったなら、彼女が社会的包摂を失ったと感じてしまうのも無理はないかも)

(あと「痛み」を取り除いた後の瓶詰の「力」が、彼女の人格に影響を与えていた可能性もある。あの書置きから察するに、自己肯定感と力を求める欲求を増幅させるような効果があったのかも)

 

おじさんがだめならホグワーツの教員が、セバスチャンの支えになってほしかった。でも今彼のそばにいるのは、彼と同世代の、彼と同じくらいに未熟な少年だ(まあ言動はだいぶ大人びているが)。

果たしてシメオンくんとの友情はセバスチャンくんを引き留められるのか?

イシドーラの魔法以外にアンの呪いを解く方法はあるのか?

まだ大団円への道は残っているのか?

ていうかシメオンくんも闇堕ちせずにいられるのか???

不安ばかりつのって安眠が妨げられているので、早くストーリーの続きを進めてこようと思う。

 

 

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