FF16の余韻が全然抜けていない上にエンディング解釈について頭の中で延々こねくりまわしている途中なのだが、今年もうひとつ楽しみにしていたのが「レインコード」。
地獄から別の地獄に向かうような行為もどうかと思ったが、地獄が大好物なのでこれで良い。
例によってダンガンロンパのチームの新作が出るということ以外は情報を入れずにプレイしている。
まず第一に小松崎さんのキャラクターが3Dモデルになって動いているのを見てものすごく驚いた。すげー!!! しかも結構ちゃんとモーションできてる!
棒立ち会話を避けるためなのか、やたら走りながら会話するシーンが多いのだけが気になるが、今のところこの物騒な世界をとても楽しんでいる。
完全新作のわけのわからない世界の中を手探りで探索するのはやはり楽しい。
以下、1章序盤までのネタバレ感想!
記憶無し主人公への不安
ゲームスタートしてまず、ま た 記 憶 な し 主 人 公 か と思ってしまった。
いや昔から記憶なし主人公ってゲームには多いけど、そしてプレイヤーに世界観を説明する上で記憶なし主人公が便利なのはわかるけど、いくらなんでも最近多すぎない? わたしがそういうゲームをやりがちなだけ?
そしてサスペンス系で記憶なし主人公となると、またトータルリコールする(動詞)主人公ではないかという不安がある(リンク先某ゲームのネタバレ注意)。
つまり主人公を本当に信用していいのか? とか、主人公の過去が明らかになったら実は敵側のスパイでした! とか、自ら記憶をなくしたのも黒幕の指示に従ったからでした! ではないのかとか、そういう感じの不安である。
まあその不安はこのジャンルではむしろ緊張感を保つ方に作用するのでいいのだが。
というか露骨に主人公の過去をあやしませる方向できているので、もうこれはトータルリコール路線でいく話ってことなんだろうか。それとも散々あやしませておいて実は何もないパターンだったりするのか(疑心暗鬼)。
出オチ探偵
何だったんだと言えば、あの出オチ探偵たちは何だったんだ……。
プッチーかわいいじゃんとか思いながらキャラのプロフィールを頑張って覚えようとしたわたしに、次々と焼死体が襲いかかる!! おいおいオープニングもまだなのに死体大盤振る舞いだな? ってわくわくしちゃった。
だがプロローグが始まって事情がわかってくると、敵の本拠地に向かうのに敵側の提供した乗り物に乗り込むという相当リスキーな状況にもかかわらず、備えつけの飲み物をホイホイ口にしてしまう超探偵というのもリスク管理がダメすぎて不安になる。スラムから苦労してのしあがったエイフェックスとか猜疑心が強そうなのに、飲んじゃったのか。みんなの荷物に飲み物がひとつもないのを見ると、飛行機のように乗車前に液体回収とかがあったのかもね。
まあチュートリアル死する役は必要だもんな……。
0章の事件は顔のない死体とか空間入れ替えの物理トリックとか、定番かつ力技がすぎる気はしたが、楽しく推理できた。
しかしアマテラス社というのがそんなに力を持っているなら、ユーマに罪をなすりつけることもせず、全員殺して全部隠蔽すればよかったのにと思うのだけど、さすがにそれはダメな理由があるんだろうか? まだいまいちこの世界の理が見えない。
謎迷宮
ロンパシリーズの学級裁判が大好きだったわたしとしては、あのいろんなキャラが次々しゃべる形での謎解きがないのは少し残念。「この中の誰かが嘘をついている」というシチュエーションの方が、「目の前のこいつの発言の中につっこみどころがある」というシチュエーションよりも緊張感はあったと思う。
まあまだ序盤も序盤だし、クリアする頃に「謎迷宮最高!!」と言えるようになっていたらいいか。
あの迷宮内は薬でもキメながらデザインしたんだろうか。およそ心を落ち着けて謎解きなどする雰囲気ではないが、世界観には実にマッチしている。というかあの世界においてあの謎迷宮はどういう存在が構築してることになってるんだろうか。
謎迷宮を放っておくと現実世界の方にも影響が出るとかいう話がチラっと出てきたのも気になる。死神ちゃんは何が目的なんだろうな。
世界探偵機構は謎迷宮と死に神ちゃんの存在を捕捉していて、カナイ区の治安悪化により謎迷宮が増えまくって現実世界へ影響が出るのを防ぐためになんとかしようとしているとかかな。死に神ちゃん、ナンバー1のことを知ってる感じだったしね。
しかしナンバー1があやしすぎて、実はアマテラス社長でしたと言われても驚かない。
なんでそんなヤバい土地に貴重な(たぶん貴重だろう)超探偵を送りこむのに敵側の提供する交通手段を使った??? ほかの超探偵たちはもっとマシな手段で入国したのか? だったらアマテラス急行組が捨て駒すぎて気の毒になる。
カナイ区
叶い?
金居?
田舎?
開かない?
明かない?
どういう意味の地名なんだろうな~。
「アマテラス」という太陽神の名を冠した会社がありながら、常時雨ザーザーという状況。
太陽と雨、「アマテラス」と「レインコード」は何かの対比になってるんだろうと思うけど、まだ何もわからないので保留。
超探偵たち
ようやく着いたカナイ区で出会った超探偵たち。
どうやらこっちが主人公の真の仲間のようだが、またすぐ死ぬんじゃないのかと疑心暗鬼になっているのでまだプロフィールどころか名前も覚えてない。すまんなデスヒコくん(覚えた)。
チュートリアル死した超探偵たちに比べてひとつも役に立ちそうにない人たちに見えるが、実は何かすごい能力があるんだろう。きみたちよくここまで生きてたどり着けたよな。どうやってここまで来たのか、何か語られることはあるのだろうか。
今作もキャラクターとの個人的なエピソードを重ねる要素があるようだが、まだ次の殺人事件が発生してもいないのにヤコウとのエピソードがもう2つ解放されたのを見て、次は彼が死ぬのでは……と不安になるのであった。疑心暗鬼がすぎる(早めにお亡くなりになる人とはさっさと仲を深めなければいけないので……)。
という感じで、まだ何もわからないけどわっくわくのどっきどきで未知の世界を探索しているところ。次の事件はどんな感じかな~~!