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ナイトシティでの生き方に慣れてきた「サイバーパンク2077」感想・4

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何もないところでかっこよく発砲するVくん

サイバーパンク2077」、発売して最初の3日くらいは各プレイヤーの呟きを見ていて「今あのへんだな」とわかったのだが、そろそろみんなが見ているものがバラバラすぎてほかのプレイヤーの言うことが全然わからなくなってきた。これこそオープンワールドゲームの面白さだなあ。

友人と序盤のあるイベントについて話していたところ、その1シーンだけとっても全然違う展開になっていたことが判明し、まったく話がかみあわず混乱をきわめた。

その経験がとても面白かったので、わたしが見たストーリーがどんなものだったのかを簡単にレポートしてみようと思う。

以下ネタバレあり!

 

初回記事はこちら

 

 

 

 

メイルストロムとの交渉&bot入手

話題になったのはこのイベント。

わたしはミリテクの女性からスパイウェア入りのカードを受け取り、知力が高かったためその場でスパイウェアを解除。もぐらのおじさんがトラックに連れ込まれていくのを見送ってメイルストロムの工場へ。

彼らとはできるだけ平和的に交渉した。カードに仕込まれたトラップを解除しておいたアピールをすると、彼らは信用してくれたらしい。bot を披露し、機能を自慢してきた。

しかしそこへミリテク(たぶん)の襲撃が! ジャッキーとメイルストロムの連中と一緒に返り討ちにし、工場を脱出。脱出した先であのもぐらのおじさんと再会。生きてたんだな!

……という流れ。

この前後はかなり必死だったので写真が一枚もないのだが、大体そんな感じだったと思う。自分が見た流れだけでいいから、イベントリプレイ機能がほしい。タロットカードのイベントとかも見直したい。

友人はメイルストロムとの交渉が決裂して相手を全滅させてカードも bot も持って帰ったらしいので、話が全然違う。その場合、今後の展開はいったいどうなってしまうのか。というかわたしのシナリオには今後メイルストロムのみなさんの再登場はあるのか。

こんな感じで、プレイヤー同士の会話がかみあわない場面がほかにもいくつもあるのだと思われる。どの選択がどのイベントのフラグになっているのか因果関係がわからないため、いろんな展開が見たくてもなかなか難しい気がする。今はVくんの心の赴くままに選択するのみである。

 

エヴリン救出

さて時間を紺碧ホテル後に戻して、命の危ないVくんが<Relic>の謎に迫るメインストーリーについて。

とりあえず「難易度:中」らしいエヴリンを探すルートを進むことにした。うちのVくんはややエヴリンに好感を持っていて、彼女がデクスを切ろうとしているのを黙っていたしね。

しかしこれがなかなかに長い道のりだった。まずエヴリンが今どこにいるかがわからない。働いていた場所を突き止めて訪れてみたところ……

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キアヌ・リーブスをモデルにいかがわしい写真を撮る試み

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お子様は入れない感じのお店だった。

情報を聞き出すため、男娼のエンジェルくんとのセッションに臨むVくん。

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この男娼がすごい2077

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この店は客の生体データを参照してそれをもとにセッション内容を決めるそうだが、Vくんの需要に対応しすぎである。すごいサービスだな!

ともかく必要な情報は入手して、エヴリンの行方を知るかもしれない雇い主ウッドマンのところに向かうVくん。しかし店内施設の立入禁止区域に入った途端に用心棒たちが襲ってきて、肝心のウッドマンもドアを開けるなり発砲、拾ったナイフで仕方なく応戦し、絶命させてしまう。アカーーーーーーン!!!!!!

ジョニーに「これ以上ないほどの失敗だな」とあきれられてしまうが、返す言葉もない。これほかのルートあったんだろうか……。

とはいえ、ウッドマンのPCから必要な情報は入手できた。情報源を刺しちゃいけないなんてルールはなかったぜ!

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ゴールデン・フィンガーズとは

そんなわけでフィンガーズのクリニックにやってきたVくんとジュディ。入口にいたごろつきに「自分もマニア相手に売りをやってる」と言うVくん。あっさり納得して通すごろつき。

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実際、この世界観だしなあ。元アラサカのエージェントだったVくんにそういう経験があってもおかしくない気がする。

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フィンガーズといえばゲームオブスローンズに出てくる地名で、ゴールドフィンガーといえば007だが、このリパードクはどちらともかけ離れた胸糞系小物だった。しかし情報を得るために落ち着いて話を進めるVくん。おかげで無難に情報を仕入れ、今度はアングラなブレインダンスを探すことに。いやあRPGしてるな~、道は長い。

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「ちゃんと言えるじゃねえか(ヤバめの性的嗜好を)」

途中でもめているギャングを眺めていたらいきなり片方がもう片方を撃ち殺してしまったので、生き残った方をVくんが射殺して金とアイテムを総取りした。ナイトシティでの生き方がわかってきた気がする。

どうやらエヴリンは相当に危ないスナッフBDに使われることになってしまったらしい。嫌な予感しかしないが、BD撮影所に向かうVくんとジュディ。ジュディの安全運転ぶりにほれぼれするVくん。ちゃんと赤信号で止まるんだよ!? すごくない?

さてここにきていよいよ戦闘が避けられない雰囲気に。相変わらずもやしのVくんは、正面から乗り込んだところあっさり返り討ちにあって死んでしまった。

作戦変更して一人ずつちまちまとハッキングダメージで倒すことに。時間はかかるけど、エイムスキルが0のわたしにはこれが確実な気がする。あと近接武器も近づいて振り回せば当たるので良い。

長い戦いの末にエヴリンを救出したが、彼女は情報を聞き出せるような状態ではなかった。序盤で会ったときのかっこいいエヴリンの印象が残っていただけにつらい。

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このときの雰囲気が謎めいていてすごく好きだったんだよな

彼女に残っていた記録からジュディがBDソフトを作り、そこから手掛かりを得るふたり。細い手がかりを頼りに、ふたりの冒険は続く……。

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どうやらジュディの信頼を得られたらしいのが嬉しい。

次への手がかりは得られたものの、エヴリンを救出してとりあえずこの話は一段落した感がある。この後どうしようかな。タケムラさんをずっと待たせていて、そっちも気になっている。いろいろ並行して進めても大丈夫だろうか。

 

デラマン暴走車クエス

エヴリン救出まで集中的にメインクエストを進めたので、ここからしばらく寄り道することに。わたしはもやしVくんを鍛えてレベルアップしたいのだ。あとお金を稼いでヴィクへの借金を返したいのだ。

今回は日本語吹替で遊んでいるのだが、ヴィクの声というか話し方が好きなんだよな。ちょっとしゃべっただけで彼のこれまでの人生を引きずってる感じが伝わってくる。

 

とりあえずデラマン暴走者クエストはドンパチがなさそうだと予想して、探しに行ってみることにした。前回は「外を走るのが怖い」という車をかわりに運転して帰ればいいだけだったが、どうやら車ごとに発生するイベントが異なるらしい。

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車たちのせりふがいちいち面白いんだよな

グレンのこの子はなんと自ら命(?)を断とうとしていた。デラマンとの関係を改善すればいいのでは、と説得するVくん。自我を持った車たちに対して、慌てず騒がず普通に説得できるVくん、かなりのコミュニケーションスキルがある。

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デラマンにこんなふうに報告するVくん。一連の事件は「親子関係」の見直しを迫るものなのだろうか。

 

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ウェルスプリングスのデラマン車です

襲ってくるデラマン車は苦労した。ダメージを与えて車を止めろというミッションが発生したものの、どれくらいのダメージを与えればいいのかわからない。ハチの巣にしちゃっていいものなのかこれ。

壁に突っ込むように誘導すればダメージが与えられるのではないかと思っていろいろやってみたのだが、壁際でうまく避けられず普通に轢かれるVくん。誘導中に通りすがりの関係ない車に轢かれるVくん。散々である。

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結局ここの階段に誘導してハメてやったぜ。ナイフでがしがし削っていたらそのうち沈黙した。めっちゃ傷つけてごめんよ。

 

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ノースサイドのデラマン車です

ゴミ捨て場にいた車は、割とすんなり投降したけど大丈夫だろうか。デラマンがなんだか愉快になっているのも気になる。

これで半分回収したことになるのかな。もう半分、あまり揉めずに解決できるといいのだが。

 

デラマン車を探す途中でもごろつきのグループを壊滅させたり、発生したクエストを追いかけたり、寄り道の寄り道を楽しんでいる。スキル「オーバーヒート」を覚えてからハッキング戦法がさらに楽になった。もやしVくんでも結構いけるじゃん?

ほかに目撃者のいない場所なら、ごろつき相手に発砲してもおまわりさんに追いかけられずにすむということもわかってきた。この調子でどんどんレベルを上げていこう。

敵のサーバー室に乗り込んでマルウェアを仕込んでくるミッションでは、監視カメラをハッキングしていい感じに忍び込んだと思ったのに、うっかりバールのようなものを持っていたせいで原始的な肉弾戦に発展した。一応マルウェアを仕込むのには成功して報酬を受け取れたものの、あのサーバーは間違いなく物理的に破壊されていると思う。

敵も敵で、サーバー室で発砲しちゃいけません! と部下によく言い聞かせておいてほしい。

 

最後に、うちのVくんのファッションがいよいよまずい感じになってきた。

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防御力だけで装備を選ぶとこういうことになりがち

とりあえずズボン……何かいいズボンを拾わなきゃ……。

 

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