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隠れ家のみんなが愛おしい「ファイナルファンタジー16」プレイ日記4

ビアンカかフローラかみたいな選択肢に驚いた

わたしは体験版をやった時点で「このゲームで推しをつくってはいけない」と強く念じていたんだ……。絶対死んじゃうと思って……。

でもさー好きになっちゃうんだよ。ガブくんとかバイロンおじさんとかかなりのお気に入りなんだよ。というか隠れ家のみんなが大好きなんだよ。

なのに、どいつもこいつも死亡フラグ立ててるようにしか見えなくてこわい!!

もう誰も失いたくないんです!!!!!!!!!!!

進めるのが怖くて延々とサブクエストやモブハントをやってしまうのだけど、そろそろ先に進まなきゃ……。

以下、進行度60%までのネタバレ感想!

 

 

 

 

 

 

 

戦闘中のスクショヘタクソ選手権

 

 

 

 

哀れな土人形

フーゴ・クプカに対する印象は、一貫して「哀れ……」だった。

ベネディクタにあんなに執着していたのに、彼女の本命はウォールード王の方だったわけでしょ? もう亡くなってしまったから、本当のところがどうだったのかはもうわからないけど。

ベネディクタの望むものが何だったのかももうわからないけど、彼女の言う「理想郷」構想にフーゴは含まれていたかといえば、甚だ疑問である。

なのにフーゴはどこまでもベネディクタに一直線で、彼女の復讐のためだけに戦略上不要な進軍をして、軍を消耗させた上にウォールードにつけこまれ、挙句復讐もなせないまま返り討ちにされてしまう。ジェイミーですら片手を失うだけですんだのに両手を失うし。

彼の求めるものは何も手に入らず、望んだことは何もなしとげられず、愛する人からは愛されず(たぶん)、利用されるだけされて騙されて死んでいった。

本当に哀れ。

 

このシーンのベネディクタの幻影は何だったんだろな。

幻覚を見るくらいフーゴの心身が追い詰められた状態だったということかなと思っているのだけど、ほかの可能性もある?

ハールバルズに幻覚を見せられたとか?(フーゴがここに来た時点でハールバルズの術中なので、そこまでしなくてもいい気がする)

クリスタルコアか高濃度のエーテルの影響で幻覚が見えたとか?

アカシア現象に近いものだったとか?

まあこれは素直にフーゴが追い詰められている描写と受け取って大丈夫かな?

これはだいぶ追い詰められてますわ

フーゴの脳内では実際こういう図式になってたんだろうなあ。

 

 

ロッキンタイターーン!!!

このフレーズでテンション上がる

14のタイタンのテーマが大変お気に入りなので、16のタイタンはどんな曲になるのかと楽しみにしていたのだけど、今作もかっこよかった! 戦闘に必死でゆっくり聴く余裕は全然なかったが。

 

バトルも楽しかったなー!

突然のラーニングに「えっ? えっ?」ってなったし、超巨大化タイタンには「反則やろ!!!!!!」って全力つっこみしたし。

いまだにオートスローをつけていることがバレるスクショ

例によってここぞというところでQTEに失敗して吹き飛ばされてしまったが、どうにか勝ててよかった。わたしはストーリーフォーカスモードでやっているが、わたしにとっては手に汗握るちょうどいい難易度である。

これは上手に撮れた

 

ウォールード勢の謎

この角度に感じるフェティシズム

ここまで序盤以降、メインストーリーにあまり直接的に絡んでこなかったウォールード勢だが、不穏な属性ばかりが増えていく。

このハールバルズくんはリトルフィンガー級のマニピュレイターかな??

ベネディクタの首を箱詰めにしてフーゴのところに送ったな? ソーセージを切り取って送ってくるゲースロに比べると良心的だと言える。

 

発言の視点がもはや人外なんよ。

事情知ってます感がすごいんよ。

ベネディクタとシドさんもウォールードの所属だったんだよね? で、シドさんはウォールードのやり方には賛同できなくて離反したんだったよね? 事情をどこまで知ってたんだろう?? ベネディクタも王からどこまで聞いてたんだろう??

たぶん彼らはクライヴくん=ミュトスをアルテマの器として育てたいんだな。むしろそのためにベネディクタを送り込んだ可能性まであるな。もしかしていずれは王自身のオーディンも食わせる気もあるんだろうか。

わたしはいつクライヴくんがシヴァを食ってしまうのか、戦々恐々としているのだが……。

 

なんかアルテマくんの顔とハールバルズくんの顔も似ているような気がするのだが、わたしの顔認識機能はガバガバなのであまりあてにならない。

ハールバルズくんの顔色をすごく悪くしてがっつりメイクしたらこんな顔にならない?

いやアルテマとハールバルズくんは会話していたっぽいので別人なのだろうけども。

ウォールード勢はジョシュアくんがアルテマ(の一部?)を封じたのを知ってるんだろうか?

 

 

ディオンくん生きて

初登場のときから妙な距離感のふたりだと思っていたら、やはりそういう関係だったのか。

いやディオンくんの孤立感、どうしようこれ。ディオンくんの感覚は割とロザリア勢に近いっぽいので、ザンブレクでは生きづらそうだと思ってたけども、いよいよ味方がいなくなってきた。

アナベラがオリヴィエくんを世継ぎにしようと思うならディオンくんの排除が必要になるわけだが、叛意ありと吹き込んだか。

というかもうすでにオリヴィエくんが神皇に即位してしまったの??? パパは死んだの???

で、すごいタイミングですごいところに現れるジョシュアくん。

あの花にリンクパールが仕込まれていたらどうしようとずっとやきもきしているのだが、大丈夫なんだろうか。

たぶんジョシュアくんはこの世界の理についてウォールード勢と同程度の知識は持っていて、それについてディオンくんと共有したということだろう。えっ「兄に食われてくれませんか」的なことを伝えたの? それは無茶では??

いやジョシュアくん的にはクライヴくんが器として成長してほしいと思ってるのか?

「このままだと兄に食われかねないからなんとか避けてくれ」と伝えた可能性もある?

ジョシュアくん~~~小さい頃に会っただけのディオンくんよりも先にお兄ちゃんに情報共有してくれよ~~~。

 

 

隠れ家のみんなが愛おしい

シドの娘さんはこっちだったかー!!!!

じゃあ九尾ちゃんは結局何者なんだ……。

全然シドさんに似とらんやないか!! と思ったが、血のつながりはなかったのか。

黒い水を浄化して飲み水にするとかいうとんでもない発明品がさらっと出てきたときは「そこさらっと流しちゃうの?」と思ったのだけど、そうか、それもミドの発明だったんだな。

エンタープライズの開発にだいぶ付き合わされたので、完成が楽しみだ。飛空艇を乗り回せるようになるのかな。

 

選んだ方がこの先死ぬとか、ないよね…(疑心暗鬼)

オットーとガブとかいう突然突きつけられた二択。

悩んだ末に、ガブくんの話をもっと聞いてみたくてガブくんを選んだ。

出かけた先でガブくんはストレートに今の気持ちやクライヴくんへの感謝を伝えてくれて、えっ告白イベント??? と動揺してしまった。

 

ジルとタルヤの二択ではタルヤを選んだ。

ジルはここまで長い間一緒だったけど、タルヤはこの機会を逃すと一緒にお出かけイベントは発生しないかもしれない&ジルの具合が悪そうだったのが心配で。タルヤはずっと医務室にいるイメージだし、外出するところも見てみたかった。

そうしたらタルヤとも水辺でいい雰囲気になってしまい、告白イベントか??? と動揺することに。

好感度めっちゃ上がってますやん

 

あとバイロンおじさんがすごくいいキャラで、こんなの好きになるに決まってる。

酒場で料理を平らげてから避難するのもかわいいし、若造相手にムキになるのもかわいいし、富豪キャラでゴリ押し捜査するのもかわいいし、うまくいって喜んでるのもかわいい。

再登場してほしいという願いがあっさりかなって嬉しいが、頼むから死なないでくれ。

「次」の話なんかしないで……

ザンブレクの支配を受け入れたことを後悔する気持ちは本当にわかる。

やっとその後悔や汚名を払拭する機会を得て、なんとかクライヴたちの力になりたいと思うのもわかる。

でも生きててほしいんだよー!!

わからん……意外とあっさり再々登場してめっちゃ昔話を聞かされるかもしれん……そうなったらいいな……。

 

あとね、何この演出???

手を振りながら別れる後ろ姿と、それぞれの道に歩き出す構図。

これって一般的にはこの先もう彼らの道が交わらないときの演出では????

だ、だ、だ、大丈夫????

隠れ家に戻ったらカローンは普通にいたけど、ガブは大丈夫????

もう進めるのが恐ろしすぎて、PS5を落としてここで感想を書いているわたしである。

誰かわたしの手を握っててくれ……。

 

 

配膳クエストを思い出す

さて最後に。

クライヴくんは初期にやたらと配膳を頼まれていた。

当時はすごくおつかいっぽい入門クエストがきたな、くらいに思っていたのだけど、世界観がわかってくるにつれてあのクエストの印象が変わっていった。

あれってたぶん、クライヴくん以外にもいろんな「新入り」がやってるんだろうな。

保護されたばかりのベアラーたちは基本的に心身ともに疲弊しきっていて、重労働なんかさせられない。そしてみんな「ここにいてもいいのか?」「ここの人たちは本当に自分に危害を加えないのか?」という不安を抱えている。

そんな人たちにささやかな「役割」を与え、みんなからお礼を言われることで、「ここがあなたの居場所だ」と思ってもらうためのクエストだったのだと思う。

「温かい食事」も「なごやかな酒場」も「お礼を言われること」も、ほとんどのベアラーには初めてのものなんじゃないか。

「ここはあなたが安心して暮らしていける場所だ」

「ここにはあなたの役割がある」

「あなたが役割を果たしてくれることでここのみんなが助かっている」

そういうことの積み重ねで、保護されたベアラーたちは徐々にこの隠れ家になじんでいけるようになるのだろう。

居場所を得て自己肯定感を得ることで、打ちひしがれたベアラーたちも次第に「自分にはもっと何かができるはずだ」「自分にできることでもっとみんなの役に立ちたい」と考えるようになるのだろう。

そのささやかな一歩が「食事を運ぶ」ことだった。

「新入り」の顔見せにもなるし、新入りにとってもここで暮らす人の顔を覚えるきっかけになるし、すごくよく考えられている。

隠れ家に酒場ができた当初からの伝統だったりするんじゃないかな。

 

 

ssayu.hatenablog.com

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